2009年5月5日火曜日

鈴本演芸場 権太楼噺爆笑十夜☆☆☆☆☆

2009年5月5日 鈴本演芸場権太楼噺爆笑十夜☆☆☆☆☆

林家正楽・・・・・・・・・・・・・・紙切り
柳亭燕路・・・・・・・・・・・・・・初天神
柳家甚五楼・・・・・・・・・・・・・金の大黒
古今亭菊之丞・・・・・・・・・・・・棒鱈
昭和のいる・こいる・・・・・・・・・漫才
三遊亭歌武蔵・・・・・・・・・・・・だるま
柳家小三治・・・・・・・・・・・・・二人旅
鏡味仙三郎社中・・・・・・・・・・・太神楽
春風亭正朝・・・・・・・・・・・・・家見舞い
柳家紫文・・・・・・・・・・・・・・粋曲
柳家権太楼・・・・・・・・・・・・・幽霊の辻

ゴールデンウィーク特別興業の全席指定ネタ出し興業.
正楽師匠は勧進帳,鯉のぼり,ときたら次は富士山.四角い紙の上を三角に切り取っただけで富士山.で笑いをとったあと,富士の下に若武者.本当に素晴らしい芸です.最後に正楽さんのお題は紙を切る正楽さんの前にちゃんとマイクがあるところが細かい.本当にこの人は天才だ.燕路の初天神で客席も暖まり.菊之丞の棒鱈は初めてかも.あまり棒鱈に似つかわしくないかと思ったけど,声が通るから迫力満点の「赤べろべろ」でした.
歌武蔵の「だるま」どうも,このあと続きがあってそこにだるまが出てくるらしいのだけど,大爆笑の噺でした.
欲が深く考えが浅い男,記録的な早さで落選が決まった「金満政治(かねみつまさはる)」候補と秘書の会話で噺は続きます.対抗候補は「貧しい家庭から東大を出て官僚を経て政治を目指した長身イケメンの非の打ち所のない男」「盗聴していて涙が止まらなかった」美談揃い.
この噺はぜひとも通しで聴きたくなりました.
小三治の二人旅はごく普通に.
膝の紫文は多分初めて聴くと思うけど,会場が暖まっていたせいか,とにかく受けました.元もと常磐津の出身だとか.
さあ,今日の目当ては「幽霊の辻」.
いやあーーー何度聞いても面白い!しかも今日はトリで時間があるから,たーっぷり30分きかせてくれました.
枝雀亡き後この噺が聞けるのは多分権太楼だけだと思うけど,それこそ三三や菊之丞にやって欲しい噺だわ.

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