新日本フィルハーモニー交響楽団トリフォニーシリーズ 七つの封印を有する書☆☆☆☆☆ 於 すみだトリフォニーホール
ヨハネ・・・・・・・・・・・・・・ヘルベルト・リッペルト
ソプラノ・・・・・・・・・・・・・増田のり子
アルト・・・・・・・・・・・・・・加納悦子
テノール・・・・・・・・・・・・・吉田浩之
バス・・・・・・・・・・・・・・・クルト・リドル
オルガン・・・・・・・・・・・・・室住素子
合唱・・・・・・・・・・・・・・・栗友会合唱団
指揮・・・・・・・・・・・・・・・クリスティアン・アルミンク
演奏・・・・・・・・・・・・・・・新日本フィルハーモニー交響楽団
大好きな曲なので,甘いかもしれないですが,素晴らしい演奏でした.決して演奏回数の多い曲ではないので,この曲が生で聴けるとは思ってませんでした.生粋のウィーン子アルミンクが,ウィーン人作曲家の作品を取り上げたという事です.
七つの封印というと,ベルイマンの「第七の封印」を思い出してしまいますが,その通りテキストは黙示録です.
残念ながら,ヨハネがちょっと弱い,というか,声が上へ抜けてしまうので,一階席には届いてこないんです.しかし,4管編成の巨大な新日本フィルは完璧な音を出してましたし,なによりオルガン(イェームリッヒ,66Stops,3MP)のレジストレーションがあたくしの好みでした.
毎日のようにこの曲は聴いてますが,リブレットを真面目に読んだ事はなかったので,字幕を見ながら聴くと,「なるほど」な部分がたくさんありました.
そして幕切れ近くの見事なハレルヤコーラス.ヨハネが最後に「アーメン」と叫び,合唱とトゥッティのオケとオルガンで「アーメン!」
この曲のラストはフライングブラヴォーを呼びやすいエンディングなのに,アルミンクは微動だにしないで,背中で拍手を牽制し,約10秒の沈黙.うーーー拍手できない.そしてアルミンクがふっと息をつくと拍手が始まりました.
来シーズンの新日本フィルはマーラー千人,「青ひげ公の城」(井上ミッチー!)ハチャトゥリアンの3番と興味深い作品が目白押しです.楽しみだ〜〜〜〜
この曲,来年CDが出るそうです.これまた楽しみだ〜〜〜〜
相変わらずアルミンクはうっとりするほど美し上に,コンマスがイケメソでした.
このオケ,プログラムに出演者一覧が挟み込んであるのだけど,この曲TamTam三台も使ってるのね.
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