2009年7月24日 鈴本演芸場☆☆☆☆
五街道雲助師匠の「江戸暦女男九種」4日目,お熊伝三郎の「鰍沢」
鏡味仙三郎社中・・・・・・・・・・・太神楽
隅田川馬石・・・・・・・・・・・・・浮世床・夢
古今亭志ん輔・・・・・・・・・・・・たがや
ぺぺ桜井・・・・・・・・・・・・・・漫才
三遊亭歌奴・・・・・・・・・・・・・壷算
入船亭扇遊・・・・・・・・・・・・・ちりとてちん
仲入り
ホンキートンク・・・・・・・・・・・漫才林家正楽・・・・・・・・・・・・・・林家正楽
五街道雲助・・・・・・・・・・・・・鰍沢
仲入り前までは本当に楽しい普通に楽しめる落語でした.たがやも鰍沢も生で聴くのは初めてだし.
ホンキートンク,聴くのは初めてだけど,ロケット団やナイツと同じ「寄席で活躍する芸人」だけあって面白かった.でも個人的にはロケット団に軍配を上げるけど.ま,いわゆる「お笑い芸人」とは違った才能を持つ,将来有望なコンビです.
正楽師匠,本当にこの人は天才です.今日の客は,何か意地悪というか空気読めないというか,拍手のタイミングなんかも「ちょっと違うよな」な感じだったのだけど,お題が「朝顔の観察・もずく・鰍沢・マチュピチュ」だったんです.で,もずくとかマチュピチュって「お前に出来不出来がわかるのか?」だったのに,正楽師匠はめげずに切りました.
もずくは「説明しなくてはわからないけど」と前置きして,夫婦の食卓「食べているのはもずく」お見事.
マチュピチュは「山脈と天空の都市」風の,どちらかというと「ラ・バヤデール」だけど師匠が「マチュピチュ」を完璧に理解しているのに驚きました.
林家正楽,人間国宝に値する天才です.
で,雲助師匠の鰍沢,面白いけど,この話や「真景累ヶ淵」なんかは「落語」と言うより「講釈」に近い物があるので,好き嫌い分かれるかも.
最後は付け打ちや柝も入って,鳴り物入りの素晴らしい口演でした.
なんか最近寄席はご無沙汰だったのだけど,やっぱり面白いわ.
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