2009年12月11日 マリインスキーバレエオールスターガラ☆☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール
指揮・・・・・・・・・・・・・・パーヴェル・ブベエリニコフ演奏・・・・・・・・・・・・・・東京ニューシティ管弦楽団
シェエラザード
ゾベイダ・・・・・・・・・・・・ディアナ・ヴィショニーワ
黄金の奴隷・・・・・・・・・・・イーゴリ・コールプ
やっぱりこの作品はヴィシニョーワのほうが良いです.色気が違います.エロスが違います.ロパートキナが悪いと言うのではなく,ヴィシニョーワのほうが向いているんです.
マダムHの話では「ゾベイダはマハリナとかヴィシニョーワとか,不倫の経験がないと踊れないのよ.だからロパートキナのは物足りないのよ」
シンデレラ二幕PDD
シンデレラ・・・・・・・・・・・エフゲーニャ・オブラスツォーワ
王子・・・・・・・・・・・・・・ミハイル・ロブーニン
オブラスツォーワが可愛らしいし,今日のこの踊りは不安感もありませんでした.
ロミオとジュリエット バルコニーの場面
ロミオ・・・・・・・・・・・・・エフゲニー・イワンチェンコ
ジュリエット・・・・・・・・・・ヴィクトリア・テリョーシキナ
今日のテリョーシキナすごくない?決して美人とは言えないご面相ですが,綺麗に輝いているし,なにより表現力,身体能力がすごい.見直したぜテリョーシキナ.
チャイコフスキーPDD
・・・・・・・・・・・・・・・・アリーナ・ソーモワ
・・・・・・・・・・・・・・・・レオニード・サラファーノフ
やっぱりソーモワの動きはイマイチ.かつてスケートの伊藤みどりが,どんなに練習しても踊りが「お遊戯」にしか見えなかったのと同じ.こいつは伸びない.そして,海賊でさらに確信が・・(続きはCMの後で)
瀕死の白鳥
・・・・・・・・・・・・・・・・ディアナ・ヴィショニーワ
ヴィシニョーワの白鳥も彼女ならではの白鳥になってます.ただ,妙な痙攣が「お前変なクスリ使ってないか?」に見えました.ロパートキナとの違いは「優劣」ではなく「好み」の問題です.
ザ・グラン・パ・ド.ドゥ
・・・・・・・・・・・・・・・・ウリヤーナ・ロパートキナ
・・・・・・・・・・・・・・・・イーゴリ・コールプ
凄ーーーーーーーーーー.この演目は以前ジュリケンとマラーホフで見て大笑いしたことがある.いつだったかダンマガでロパートキナが踊ったと言う記事を読んで「見てーーーー」と思ったのですが,ついに見られました.(最近酒井はなちゃんも踊りましたね)
あのロパートキナがコメディを踊るんですよ.トロックスみたいな.禁断の足首90度とか.
踊ってる最中の小芝居(ロパートキナは何かと言うと「触らないで」コールプは「いつか殴ってやりたいこの女」)もうまいし,カーテンコールまで「息の合わない」様子が伺えました.ロパートキナ素晴らしい!!!!
海賊組曲
メドーラ・・・・・・・・・・・・ヴィクトリア・テリョーシキナ
ギュリナーラ・・・・・・・・・・エフゲーニャ・オブラスツォーワ
コンラッド・・・・・・・・・・・ダニーラ・コルスンツェフ
アリ・・・・・・・・・・・・・・ウラジーミル・シクリャローフ
やっぱり同じヴァリアシオンでもソーモワとは綺麗さが違う,表現力が違う.メドーラのヴァリアシオンのパッセの時の手の動きなんかが全く違う.テリョーシキナだと動きに必然性すら感じられる.あのおバカバレエの「海賊」ですよ.なーーにも考えないでみる演目.お姉ちゃんたちが,意味もなく,着替えては踊り着替えては踊るだけの白痴バレエですよ(大好きだけど)
そして,今日もオケがひどすぎる.ホルンは相変わらずひっくり返りっぱなし..
ジャパン・アーツ金返せ!!!!
最終日と言うことで最後のカーテンコールは全員が出場し,大量のテープと紙吹雪.その時もロパートキナとコールプは「あくまでもソリの合わないコンビ」でした.ロパートキナ最高!!
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