2011年4月22日 浜松町かもめ亭 映画「落語物語」公開記念☆☆☆☆☆
林家しん平・・・・・・・・・鬼の面
仲入り
春風亭百栄・・・・・・・・・弟子の赤飯隅田川馬石・・・・・・・・・柳田格之進
落語物語で「柳田格之進」を口演した馬石,当時は「柳田格之進」を持っていなかった.しん平に勧められて,師匠の雲助師に訊いたところ,師匠も持っていなかった.で,文献を当たったり師匠と二人三脚で作り上げた格之進,先日ネタ下ろししたばかりとか.
馬石の格之進は,娘は売らず,伝家の宝刀を売り払い金を工面する.
映画では「番頭が意地悪すぎないか?」と言われた番頭も,意地が悪いのではなく,忠義のため.最後も碁盤を真っ二つ煮きるところで終わる.
無駄に人情噺してないけど,泣ける話でした.何より馬石の演技力が物凄い.この人役者としても(元々は石坂浩二門下の役者)うまく行ったのではないか?
さて,小春,ことわさび,結構背が高くて体格がよいのにビクーリ.頼りないけど湯屋番はきちんとこなしていました.
しん平の「鬼の面」は「古典落語としか思えない新作」で,いい話だと思いますが,サゲがイマイチ.
同じような新作の「幽霊の辻」や「雨乞い清兵衛」のほうがあたくしは好きです.
百栄はもう「変」以外の何物でもないのがおかしい.外れのない噺家です.
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