東武動物公園

二十数年ぶりに東武動物公園へ．
開園してすぐの頃にいった事があります．
その時の感想は「あと二十年したら立派になるね」でした．植えたばかりと見られる植栽も貧弱で，動物も子供ばかり．
さて，その二十数年後，どうなっているやら．
さて，あっちこっちの駅から「東武動物公園キップ」というクーポンが出ています．東武動物公園までの往復キップ，東武動物公園駅から，公園までの往復バスキップ，そして動物公園の入園券．
あたくしは北千住から東武線に乗るので，駅のキップ売り場で訊くと，券売機横の「職員呼び出しボタン」を押してくれとの事．で，そこの窓口で買うと，締めて二千百円也で，結構お得感有り．
北千住からは急行で30分ぐらい．半蔵門線から乗り入れる急行が10分間隔で出ているので，待たされる事もありません．約30分の旅．
東武動物公園駅では，西口に下りると目の前が公園行きのバス停です．歩いても十分ぐらいの距離ですけど，
着いたのは東ゲートです．

ちょうど八重桜の季節です．動物園は奥の方なので，歩くのが面倒臭い人はシャトルバスや，ミニ列車がありますので（有料）

ジャガーです．

フラミンゴ各種盛り合わせ．

フラミンゴの赤い色はエサの藻類に由来するカロテノイドなので，カロテンの含まれないエサで育てると，ほぼ真っ白になります．

アフリカ象が好き！！パオーー

カバの背中．実はアフリカで人間が野生動物に殺されるのは，圧倒的にカバによる被害が多いのだそうです．

一番美しい鹿といわれるアクシスジカです．まだ袋角です．昔の中国では，不老不死のイメージである鹿の角は「鹿茸」として漢方に使用したり，袋角を切って出る血を結核の特効薬として使ったりしました．

その昔，日本の動物園で初めてペンギンを飼い始めた頃，無菌状態の南極から，高温多湿の日本へ運ばれる事により，呼吸器に真菌症を起こして死ぬ事が多かったそうです，で，治療のために，水虫薬を吸入させる方法が考え出されたそうです．

ミラバケッソ

毛を刈ったばかりの羊，メリノでしょうか？メリノはスペインで誕生し，スペイン王室が独占して，スペインに莫大な富をもたらしました．その後姻戚関係と供にヨーロッパに広まっていきました．
この羊と供にヨーロッパにはスクレイピーが広まったのですが，徹底的に摘発淘汰を行ったために，大陸からはスクレイピーは消えました．ケチって摘発淘汰をしなかった英国はその後20世紀に至るまでスクレイピーそして，狂牛病に悩まされる事になりました．
実は羊は尻尾が長い動物です．羊毛を取るのに邪魔になり，不衛生になるので，生まれてすぐに切除されます．さらに動物愛護精神に富んで，鯨の捕獲に反対するオーストラリアでは「ミュールシング」と言い，臀部の皮を「無麻酔で」切除することが一般的に行われています．

我が家の近所では見かけないのですが，春を感じさせる花，オオイヌノフグリ．実は海外からの移入種なんですね．

鵞鳥さんです．七面鳥が欧州に導入される前，クリスマスのデナーは鵞鳥だったそうです．
なかなか楽しいところでしたが，どうやら，あたくしが蛇蝎のごとく忌み嫌うコスプレの聖地になっているようで，あっちこっちにコスプレイヤーが溢れてました．それにしても，コスプレイヤーってどいつもこいつも面相が残念なのは何故でしょう？しかも九割以上が雌．

さて，公園と駅を結ぶシャトルの運行会社は「茨城急行」でしたが，なぜに埼玉で茨城？と思ったのですが，千葉埼玉茨城に路線網を持つ，東武バスの子会社のようです．