「食と農」の博物館

このバスに乗るのは何年ぶりだろう．高校の頃は毎月のように乗っていたのに．
渋谷から約30分で到着したのは「農大前」のバス停．

目的地はここ．東京農大が運営する「食と農」の博物館へ．入場無料です．なぜ鶏の像なのか？

ここには膨大な鶏の剥製コレクションがあるのです．さらに，

関連団体である，進化生物学研究所が半世紀にわたって系統維持している，「ウィングレス」の骨格標本，剥製，胎児の透明標本があります．
ウィングレスは，世界で何例か報告があるそうですが，致死遺伝子が絡んでいるため系統化する事が難しく，日本のこの系統が，世界で唯一のウィングレス系統です．
さらに，ウィングレスは爪がない事も知られていて，後に分子生物学が発展し，遺伝子を調べる事が簡単になったとき，「翼」と「爪」は同一の遺伝子により制御される事が解っています．
他にも酒器や農機具，蔵元紹介など，以下にも農業大学な展示がとても面白い施設でした．くどいようですが，無料です．

併設のバイオリウム．バイオリウムとは，動物園，植物園，水族館を合わせたような施設です．珍しい植物や爬虫類そして，

数種類のレムール．なかなか良い施設です．
その後隣の馬事公苑へ．

あたくしが現役の頃，六段や単一高度はほとんど行われなかったのですが．六段は派手で，見ているだけで楽しい競技です．

この向こうがオリンピックの時グランプリに使われた芝馬場です．残念ながら，芝馬場で乗る機会はありませんでした．

こちらの馬場にはお世話になりました．何度か表彰台に上がった事もあります．
現在は「メインアリーナ」とカタカナで表記するようです．「芝馬場」「覆馬場」は「グラスアリーナ」「インドアアリーナ」だそうです．