2011年7月20日水曜日

東京の交通100年博

2011年7月20日 東京の交通100年博 於 江戸東京博物館.

東京都交通局の100年を中心とした展示です.鉄ではないけれど,電車大好きなので見に行ってきました.
馬車鉄道から始まって,路面電車,バス,地下鉄,モノレール,そして新交通システムへと.
あたくしは辛うじて都電とトロリーバスを知っている世代なのだけど,そろそろ廃止と言うとき,母親に連れられて,上野広小路から日本橋の高島屋まで都電で行ったのを覚えています.
青山にある,国連大学の敷地も昔は都電の車庫でした.
改めて当時の路線図を見てみると,明らかに「都内ターミナルと三業地を結ぶ」路線が多い事に気がつきます.玉ノ井,千住,洲崎,新宿二丁目,大塚.こういった赤線,青線地区は,大きな駅から離れている事が多いですから.
上野公園のモノレールは,きちんと路線免許を取って,東京都交通局が運行していますが,これは近未来型交通システムの実験路線だったそうです.
ちなみに成田空港第二ターミナルの本館とサテライトを結ぶ無人運転のシステムは「水平エレベータ」扱いです.製作したのもエレベータ,エスカレータの大手,OTIS社です.
あたくしが記憶している一番の古い記念キップは,「地下鉄東西線東陽町まで開通」なので,Wikiによると昭和42年夏です.潮干狩りに(多分)浦安に行ったときでした.
都内の電車のゲージは新幹線や京成,京急などが使う標準軌と,JR在来線と大部分の私鉄が使う狭軌がほとんどなのですが,京王線と都営新宿線は馬車軌間と呼ばれるゲージを使っています.これは文字通り馬車鉄道から都電に引き継がれたゲージで,京王線は都電と相互乗り入れをする事を前提に作られたのでこのゲージが使われていて,京王線に乗り入れる都営新宿線へ引き継がれているのだそうです.
場外には,個人宅で保管されていて,その後三ノ輪車庫で保守されている都電車両と,ゲージが同じなので送られ,函館でササラ電車として活躍している車両の展示がありました.
また,マイつり革デザインコンテストの入賞作品モックアップやNゲージのジオラマ(ここは鉄色濃かったです)展示もありました.
楽しめる展覧会でした.

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