2011年12月6日 50/50☆☆☆☆
いわゆる難病ものなんですが,全く暗くない,お涙頂戴も無い作品です.コメディです.
27才のアダムが,体調に異変を感じて病院へ行くと,背骨に悪性の腫瘍が.取りあえず抗がん剤療法をするけど,副作用ばかりで効かない.いよいよ危ないから手術をするけど,成功率は低い,5年後の生存率も50%.
初めのうちは協力的だった恋人も,男を作って出て行き,幼なじみの親友カイルは「ガンを武器に女を落とそう」と企む. この男,「女口説いてエッチすることだけが楽しみ」の様な奴.「こいつガンで危ないんだ」をくどき文句に使う気満々.
ところがアダムが,酔いつぶれたカイルを送って家に入ると「Facing cancer together」という本が置いてあり,膨大なアンダーラインと書き込みが.お馬鹿な態度で接していたのは彼なりの優しさだったのね.
抗がん剤の点滴仲間であるジジイ達と仲良くなって葉っぱすったり.そのうちの一人があるひ亡くなってたり.色々ありながらも手術を受けてなんとか生還するまで.
尺は短いけど楽しめる映画です.
抗がん剤で,髪の毛が抜ける前に,カイルのバリカンで髪を剃ろうとして「これ普段何に使ってるの?」「陰毛の処理・・・冗談だよ・・・冗談じゃ無いよ」とか.憎たらしいけど愛らしいカイルがとても愛おしくなります.
アダムも取り乱すシーンは一カ所ぐらいです.上映館数は少ないですが,探して,電車で見に行く価値がある映画です.
1 件のコメント:
僕も楽しめました。
大手術の後、主治医があ~たらこ~たら言い訳してたけどあの言い訳通りならあんなになに事もなく(何の後遺症もなく)回復するのがまあ映画だからというご愛敬でしたけど。
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