2012年3月16日 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙☆☆☆☆☆
マーガレット・サッチャーの人生ではありません.彼女と夫のデニスの愛の物語です.
日本以上に保守的で,女性の社会参加に厳しかった英国で,政治家として生きた女生と,その女性を支えた男の一生.
「あなたのために料理を作る女にはなれない」「そんな君が好き」と言う夫婦の愛の物語です.
老いさらばえて,すでに死んだ夫の幻影と語り合いながら過ごすサッチャーさん.泣けます.
それにしてもメリル・ストリープ,サッチャーさんの容姿や発音を上手に真似てます.
サッチャーさんは北部イングランドの中産階級出身だったので,あまりきれいな英語ではなかったため,政治家になるにあたって,英語の発音矯正をしています.政治家になってからも「甲高い金切り声」を矯正するために,スピーチのレッスンを受けています.英国人に言わせると,それでも「発音矯正した田舎者のアクセント」だったらしいですけど.その次のメイジャー首相が思い切り訛ってましたから,時代は変わるものです.
ということで,「愛の物語」として素晴らしい作品だと思います.
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