2013年6月2日 ホフマン物語☆☆☆☆☆ 於 バイエルン国立歌劇場
オランピア・・・・・・・・キャサリン・キム
アントニア・・・・・・・・アナ・マリア・マルティネス
ジュリエッタ・・・・・・・ディナーラ・アリエワ
ホフマン・・・・・・・・・ジュゼッペ・フィリアノーティ
コシュニーユ ピティキナッチョ フランツ
・・・・・・・・・・・・・ケヴィン・コナーズ
リンドルフ コッペリウス ダッペルトゥット ミラクル
・・・・・・・・・・・・・ジョン・レリエア
ニクラウス・・・・・・・・タラ・エロート
指揮・・・・・・・・・・・エマニュエル・ヴィヨーム
演奏・・・・・・・・・・・バイエルン州立歌劇場管弦楽団
なんか,最近のホフマン物語って,どんどんニクラウスの役目が大きくなって,オペレッタよりオペラの要素が大きくなって,思い切りシリアスになっているように思うのだけど.
よく調べないで見てきたら,結構新進気鋭の歌手が揃っていたのね.
幕が開くと,八百屋舞台の部屋.上手奥にはベッド,下手には通路.これは終幕まで同じ構造.
一番凄かったのはオランピア.この役は声を転がしていれば何とかなる役なのだけど,この演出では思い切り演技を要求されていたし,ヴァリアンテが加わると,演技もさらに複雑になるのに,鮮人系アメリカソプラノ,キムさん,見事に歌って演技していました.拍手も一番大きかったです.
アントニア,ベルイマン映画のハリエット・アンデションみたいでした.
ま,ホフマンがアル中,アントニアがキチガイという設定はちょっと安易かな?
幕が終わる度にプロンプターボックスからお酒とグラスが出るのも「しつこい!」
歌手がみんな美丈夫で声も良く出ていたので,もしこのプロダクションがDVDになるのならお勧めです.
指揮は少し温めでした.
最後は賛歌みたいので大団円も,今の流行ですね.なんか「ホフマン物語ってそんなたいそうなオペラか?」みたいな感じはありますが.
でも楽しめましたよ.
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