2014年2月28日 新国立劇場オペラ研修所公演 ナクソス島のアリアドネ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場中劇場
アリアドネ・・・・・・・・・・・林 よう子
ツェルビネッタ・・・・・・・・・天羽明恵
精霊・・・・・・・・・・・・・・種谷典子
藤井麻美
原 瑠菜子
コメディアン・・・・・・・・・・村松恒矢
岸浪愛学
村松哲平
小堀勇介
バッカス・・・・・・・・・・・・伊藤達人
指揮・・・・・・・・・・・・・・高橋直史
演奏・・・・・・・・・・・・・・ボロニア・チェンバーオーケストラ
なかなか面白い作品を見せてくれるオペラ研修所の公演.里美ちゃんと知り合ったのも,この公演で「ドンナ・エルヴィーラ」を歌った里美ちゃんをブログで誉めたところだったし,「カルメル会」は同時期に公演された藤原歌劇団より遙かに良かった,カルディヤックなんか本来オペラパレスに乗せるべき傑作だったし.もちろん残念な公演も多い.
あたくしはシュトラウスのオケの作品は大好きなのですが,オペラとの相性が悪く,「サロメ」と「エレクトラ」以外に感動したためしがない.この作品もオペラパレスで観たときは「ふ〜ん」程度だった.今回も見る予定はありませんでした.が,新国からのメールで「新規字幕システムのモニターやりませんか?」と言うのがあったので応募したら当たりました.オペラはご招待と言うことなので.
通常より早めに劇場に向かい,プロジェクターの使い方の説明を受けてから客席へ.
新規字幕システムはEPSONのMOVERIOと言う眼鏡型プロジェクターに字幕を投影する物で「どこを見ていても字幕が見える」というものです.
さて,この公演素晴らしし公演でした.演出は大がかりでは無い物の,盆を使い,しかも前後に動かす,オペラパレスの「ルサルカ」似たものでした.
まず歌手が凄い,男声,女声のアンサンブル,声が解け合って美しい美しい.誰一人飛び出さずかといって良く聞こえ,なんて美しいのかと驚きました.
男声の演技はどちらかと言うと若い人向きで,太ったおじさんには難しいかも知れないけど,今時の声楽家は見た目も ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ感が強くてよろしい.個人的にはテノールの小堀勇介くんをペットに囲いたいなと思いました.
オケは胡散臭い名前ながらも,都内のプロオケからの寄せ集めと言うことで,かつてのナショナルフィルみたいな物か,演奏のレベルはもの凄く高かったです.
女声も本当に美しかった.最後の場面で盆が後ろに下がり,吊られたシャンデリアとLED照明が点灯されるとうっとり.見て良かった!な公演でした.
で,EPSONのプロジェクター
- 重い.ノーズパッドが痛くなる
- 字幕の廻りにうっすら枠が見えて気になる
- 白文字で出るので,例えば東京リングのホワイトルームとか,ゼフィレッリアイーダの紗幕の時にどう見えるか不安
- 客電が付いているときは映り込みが多くて鬱陶しい
- MOVERIO用のWIFIネットワークが鍵かかってないので,ヲイヲイ大丈夫かよ?
等,まだまだ改良の余地はありそうだけど,使用後のアンケートにも「これの改良品があったら使いたいと思いますか?」だったから良しとしよう.
その後オニチョのいつものバーへ.楽しゅうございました.
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