2016年2月14日 第五回県民オペラ イリス☆☆☆☆☆ 於 アクトシティ浜松大ホール
イリス・・・・・・・・吉田珠代
イリスの父・・・・・・大塚博章
オーサカ・・・・・・・水船桂太郎
キョート・・・・・・・町 英和
芸者・・・・・・・・・大石真喜子
指揮・・・・・・・・・杉原直基
演奏・・・・・・・・・浜松フィルハーモニー管弦楽団
何しろあたくしが大好きなオペラですから,採点甘いと思います.
演出は,あれ?新国研修所で「カルディヤック」を演出した人では?
コントラバスのソロが始まって,ドラが鳴る時に一条の光.素rが繰り返されると奥舞台に星空の照明,富士山の姿が.
曲が盛り上がるに連れて富士山の奥舞台は主舞台のほうへ迫り出し,富士山の姿もはっきりします.宝永山が右肩にあるので,静岡側から見た富士山か,当たり前か.
で,富士山の向こうから人がわらわら出てきて太陽賛歌へ.
イリス,スピンとも聞いてて非常に好ましい歌唱でした.同じように芸者も良い歌唱でした.オーサカ(イタリア語だとオーザカなのだけど)全く破綻が無い良い歌唱だったのですが,なんかひっくり返りそうなヒヤヒヤ感があって.
キョートとオーサカ(が仕込んだ)旅芸人一座が出てくると富士山(盆に乗ってました)が周り,反対側は吉原.ここは二幕まで出さないほうが良かったかも.
人形劇は,人形振りの人間の後ろで棒を持った操手がと言うパターンも良いかも.
さて,二幕になると富士山は吉原になり,オーサカに口説かれる.
華美を求めて吉原へ言ったと思い込んだイリスの父が「土を食え,石を食え」と罵倒されると・・・・二階から飛び降りて死ぬ.んーーーー川に飛び込んで死んでもらうのが筋なのだけど.
最後の太陽賛歌でイリスの着物の裾が広がってアイリスの華が咲くはずだったのに,絡んでアウトでした.たった一度の本番なのだからもう少し練習したら良かったのでは?
なぜか屑拾いがやたらと絡むのと,場面転換の時の妙な痙攣踊りが?だったけど,白井晃の「ルル」もそうだったなと思い返すあたくし.
ま,とにかく素晴らしい舞台でしたが,これで終わるのはもったいないので,新国で上演したら言いのに.
盆と照明が綺麗だったのはカルディヤックもそうでした.
ま,妙な字幕だった井上ミッチーのセミステージよりははるかに良い演出でした.
最後に苦言.丁髷月代の時代の話なのだから,たとえガヤでも「メガネを掛けての出演はやめなさい」
急遽駆けつけたCypressの奥様と幕間に会って,終演後は新幹線の駅で缶ビールで乾杯しました.
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