あたくしはDQNネーム振興会を作るほどDQNネームが好きなのだけど,(だって会話もしないで,名前だけ見て相手が判断できるって便利じゃない)ハロウィン(英語の綴りはHallowe'enですからね,All Hallows' Eveのこと)も同じね.浮かれているやつはDQN.
ハロウィンにしてもセントパトリックデーにしても,そもそもはアイルランドのケルトの祭り.それが,ジャガイモ飢饉でアメリカに渡ってなんとか生活できるようになったアイルランド系の移民がノスタルジックで始めたことだから,本国よりも派手になっていった.
で,キリスト教はケルトに布教する時,幾つかのケルトの祭りを「キリスト教の祭り」と同化させることによりカルトの懐に飛び込もうと企んだ.イースターやカーニバルがそうね.
でもハロウィンは取り込まなかったし,キリスト教徒搦めても「キリスト教非公認」のお祭り.
特にイギリスは直後に「ボンファイアー・ナイト」があって,そっちのほうが盛んだし.
欧州の各国も最近になって「アメリカでやってるお祭り」ぐらいの認識.
あたくしがハロウィンと言う単語を知ったのは昭和40年代「ピーナッツ」のTVアニメだった.
あたくしが社会人になってしばらくすると,主に都内の外国人比率の高い住宅地で「Trick or treat」が始まった気がする.しかし,「参加したくない」家庭への凸があったりしたので,子どもOKの家は目印のマークを付けるようにした.
その後,ハロウィンの習慣が根付かない田舎の「意識高い系」奥様方が子供たちを仮装してこういった住宅地に押し寄せることになり,あちこちで「あの子どこの子?」事件があり,現在は参加する家庭も子どもも登録制になっているとか.
で,現在の馬鹿騒ぎも「東京ではハロウィンが盛んらしい」という間違った方法からのいわゆる「文化の暴走」ではないでしょうか.
東京に住んでいると周りで騒いでいるのは上京組ばかりのような気がする.
つくばエクスプレスという電車が有る.東京からつくばまで,開業以前は「陸の孤島」と言われた地域を走る電車.各駅にはデベロッパーが付き,どの駅前に高層マンション,ショッピングセンター,シネコン,病院が並ぶ,まるで金太郎飴のような街作
唯一の違いは分譲価格.快速の停まる駅は高く,そうでない駅はそれなり.ということは購買層もそれなり.この沿線はシネコンが多いのであたくしもとんでもない駅のシネコンまで見に行ったりするのだけど,(大体はショッピングセンターの中にある),そのショッピングセンターでよくある「母の日,父の日」の「お父さんお母さんの絵を描いてみました系.
物の見事に東京からの距離とDQNネーム比率が比例し,分譲価格と反比例している.
こう言う層がハロウィンを祝うのね.
都内で騒いでる外国人だって,殆どはアメリカ人か「日本でなら多少ハメ外しても殺されない」と思っている欧州人でしょうね.
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