2009年3月15日日曜日

ラインの黄金☆☆☆☆☆

2009年3月15日 ラインの黄金☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ヴォータン・・・・・・・・・・・・・・ユッカ・ラジライネン
フリッカ・・・・・・・・・・・・・・・エレナ・ツィトコーワ
ローゲ・・・・・・・・・・・・・・・・トーマス・ズンネガルド
アルベリヒ・・・・・・・・・・・・・・ユルゲン・リン
ドンナー・・・・・・・・・・・・・・・稲垣俊也
フロー・・・・・・・・・・・・・・・・永田峰雄
ミーメ・・・・・・・・・・・・・・・・高橋 淳
エルダ・・・・・・・・・・・・・・・・シモーネ・シュレーダー
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・ダン・エッティンガー
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

まず,東フィル,心配していたとおり,金管が不安定で,開幕のホルンからしてひっくり返りそう.でもまあ,許しましょう.今日のピットはいつも以上に下げられているようで,客席から指揮者も楽器もほとんど見えませんでした.ピット中央にはハープが6台,コントラバスも8台とかなり大きな編成です.
さて,初演時,あたくしはちょうどオペラから離れていたときなので,見ていません.東京リングは後半のジークフリートから見ています.
さて,客電が落ち,オケピも含めて暗転すると音楽の開始です.
舞台の奥で光がチロチロ.ヴォータンが16ミリ映写機で何かを見ているようです.
天井から歪んだ形のスクリーンが下りてきて,川の様子が映写されます.
スタジアムの座席のようなセットが迫り上がって出てきてラインの乙女とアルベリヒのせめぎ合いが始まります.
その後は,上手側に神々の家,下手に地底のニーベルンゲン族の家の装置があって,左右にスライドさせて装置を入れ替えます.
最後はドンナーの鉄槌で爆音と供に神々の家が真っ二つに割れ,その向こう,奥舞台にワルハラが現れ,主舞台までスライドしてきます.
こんな装置作るからチクルス上演ができないんじゃい!
神々の入場の後はパーティーでも始めるのか,仏様やらににぎの命やら麻原影晃キリストやら世界中の神様が招待されてました.
さて,主役クラスはみんな歌も演技も素晴らしいものでした.
特に日本人歌手が歌どころか見栄えも良く,欧米キャストに見劣りしなかったのが素晴らしかったです.個人的にはちょい役ながらエルダと言う役柄が好きなので,エルダに拍手.
そして,もう新国の舞台には欠かせないツィトコーワもようございました.
ん〜〜〜素晴らしい舞台だけど,大がかりすぎてしょっちゅう観られる作品ではないのが残念.

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