2010年4月24日 17歳の肖像☆☆☆☆
この映画,批評家の評判はあまり良くなかったように思います.英国のジャーナリストが,若いときに「ほんのちょっと」羽目を外した物語です.舞台は1960年代の英国.
オックスフォード目指してクソ真面目に勉強するジェニーは,ひょんなことからデイヴィッドという,年上の「危ない仕事をしている」男と知り合い「大人の世界」を教えられます(これが原題のEducation).
で,妙な勘違いをしてドロップアウトしてデイヴィッドと結婚しようとしたら実は妻子持ちで不倫の常習犯とわかる.
高校時代の先生に泣きついて,再度勉強に励み,見事オックスフォードに入学する.
何が良いって,1960年代をよく表現していること.ファッション,風俗.例えば,当時は酒や煙草には今よりはるかに寛大であったけど,貞操に関しては厳しかったとか.
パリで遊ぶシーンはまさにあたくしが憧れていた,あのパリ.
で,残念なのは「あたしも昔は悪かったのよ」な映画なのに「その程度?」なこと.
尺も短く,あたくしにはスクリーン見ているだけで楽しい映画だったので評価高いです.
デイヴィッドの役者,アメリカ人なのに「育ちがあまりよろしくないロンドン子」のアクセントがうまかった.
そういえば,羽目は外さなかったけれど,私の廻りにも「大人の世界を教えてくれる」大人がいたわね.ワイングラスの持ち方を教えてくれたり.ナイフとフォークの使い方をチェックしてくれたり.
今ではこっちが教える立場よ.ヲホホホホ.
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