2010年10月31日日曜日

2010年10月31日 トリプルビル☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

衣装も2010年10月31日 トリプルビル☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

火の鳥
火の鳥・・・・・・・・・・・・エリーシャ・ウィリス
イワン王子・・・・・・・・・・イアン・マッケイ  
王女ツァレヴナ・・・・・・・・寺田亜沙子
魔王カスチェイ・・・・・・・・冨川祐樹

シンフォニー・イン・C
第1楽章・・・・・・・・・・・米沢 唯 菅野英男
第2楽章・・・・・・・・・・・川村真樹 貝川鐵夫
第3楽章・・・・・・・・・・・厚木三杏 輪島拓也
第4楽章・・・・・・・・・・・丸尾孝子 古川和則

ペンギン・カフェ
ペンギン・・・・・・・・・・・井倉真未
ユタのオオツノヒツジ・・・・・遠藤睦子
テキサスのカンガルーネズミ・・福田圭吾
豚鼻スカンクに付くノミ・・・・西山裕子
ケープヤマシマウマ・・・・・・古川和則
熱帯雨林の家族・・・・・・・・山本隆之
ブラジルのウーリーモンキー・・吉本泰久

指揮・・・・・・・・・・・・・ポール・マーフィー
メゾソプラノ・・・・・・・・・渡辺敦子
演奏・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

シーズンオープニングは,フォーキン,バランシン,ビントレーのトリプルビルで.
まずは火の鳥.バレエとしては滅多に上演されない作品です.音楽は散々聴いているけど.あたくしはマリインスキーのビシニョーワが踊ったのをテレビで見たことしかありません.今年は初演から100周年だそうです.衣装はABTのデザインと言うことで「なんちゃってロシア」かも知れないけど,いやー驚きました.装置も衣装もきれいで,ダンサーもたくさん,なかなか面白い作品に仕上がってました.フォーキンの振り付けも全然違和感ないし.
シンフォニー・イン・C,バランシンの「同工異曲」的な作品ですが,所謂「白いバレエ」西上がってます.この手の作品を踊らせたら新国バレエ団はピカイチです.もちろん,あちこちで危ないシーンもありましたが,大きな乱れはありませんでした.最近は新国のダンサーでも足が二重関節できれいに180度開いていたのに驚きました.
さて,最後のペンギン・カフェ,このペンギンは今のペンギンではなく,絶滅したオオウミガラスのことです.
20数年前の作品ですが,今に通じる生物多様性がテーマの作品.いろいろな動物がでてきて,熱帯雨林の原住民も出てきて,追い詰められていく,しかし最後にノアの箱船が現れて救われる.ペンギンだけはその箱船を見送る.音楽も良かったし,可愛くて悲しい作品でした.カンガルーネズミの福田圭吾くんが可愛かった.
この作品はレパートリーに持っていても良い作品だし,こぢんまりとした作品なので,ツアーなんかにも良いのでは?とても良かったです.

2010年10月30日土曜日

シングルマン☆☆☆☆

2010年10月30日 シングルマン☆☆☆☆

新宿に移動してシングルマン鑑賞.
恋人のジムに交通事故で先立たれた大学のセンセ,ジョージ.近所には腐れ縁の女友達チャーリーが住んでいる.
で,恋人の死から立ち直れないでいると,見目麗しい学生が,妙になついてくる.
普通ならこんな据え膳,食わないほうがおかしいでしょう.もう目が,「センセぼくを食って」って訴えてるわよ.あたくしならとっとと食うわ!!
他にもスペイン人のいい男がよろめいてくるけど食わないし.お前は草食男子か!
残念ながらあたくしは,死なれたら困る人も悲しむような人もいないから,ここまで落ち込むと「毛唐って本当に神経細いな」と思ってしまうわ.
60年代の雰囲気が良く出ています.当時はちょうど男女平等が言われていた時代だから,女は積極的にタバコを吸っていたし,教室でも吸えたって言うのは時代だわね.
映像はきれいだけど,それだけの作品かも.

マザーウォーター☆☆☆☆☆

2010年10月30日 マザーウォーター☆☆☆☆☆
かもめ食堂,めがね,プールの流れですから,ストーリーがあるわけでも,感動できる話でもありません.一服の映像詩のような作品です.
全編京都でロケなのに京都言葉はほとんど出てこないし.
あたくしはこの一連の作品が好きなので,ぬるま湯に浸かるようにヌクヌク楽しみましたが,ダメな人もいるでしょう.(デジャブな感想)
赤ちゃんが重要な「小道具」になっていますが,女優さんたち,子育ての経験がないから,抱き方がぎこちない.
今日は田舎のシネコンへ見に行きましたが,400認知格はいる箱に30人ほどとガラガラでした.田舎のシネコンの良いところは「空いているところ」です.

2010年10月29日金曜日

美術館梯子

今日は会社お休みして,美術館のはしごをしてきました.
まずは江戸東京博物館で「隅田川」展.
面白かったけど,江戸時代の物が多く,絵が中心だったので・・・・・かな?
続いて目黒へ移動.東京都庭園美術館で「香水瓶の世界」.デモドリーヌの厳命「フラコンには手を出すな」コレクターズアイテムで香水瓶(フラコン)ほど怖い物はありません.なんと言っても値段が違うから.
あたくしは見るだけにしておきます.香水瓶のコレクションを見るのは,1980年代にジボダンコレクションが青山スパイラルで展示されたときと,90年代に東京駅大丸で展示されたとき以来だから,20年振り位かしら?
その後,文化服装学院の服飾博物館へ.
新宿からではなく,代々木から行きました.有名な小田急の「開かずの踏切」で時間潰すつもりが,あっさりと開いてしまって・・・・・トホホ.
開かずの踏切近くのビルでビールとランチ.真っ昼間からビール飲む幸せが休日の醍醐味.
副食博物館は,展示品も,展示のしかたも面白かったのですが,なにしろ休日に開館していないのがトホホです.
現在は「日本の型染」を展示しています.物凄く面白い内容でした.平日抜け出せる方にはお勧めです.
さて,今回初めて「新宿区のコミュニティバスWE」に乗ってみました.天井がガラスです.
楽しかった.

沖縄に関する良くない話

あたくしは行ったことがないので解らないのですが,最近沖縄に関する良くない話をたくさん聞きます.
  • 沖縄の人はあくせく働かないと言うけど,日本政府から毎年莫大な援助を受けているから,あくせくしなくても生きていける.
  • その莫大な援助は,官・民・財・ヤクザががっちりタッグを組んで分け合う.そのお金は庶民には回らないけど,インフラ整備に使われる.だから沖縄のインフラは日本一整っている.
  • 首里の人間は地方の人間を田舎者扱いする,首里以外の那覇の人も地方の人間を田舎者扱いする.本島の人間は離島の人間を田舎者扱いする.ところが奄美大島の人間は沖縄の人間をバカにしている.
  • 米兵による強姦事件,被害者は99%アメ女.
  • 新刊について沖縄の新聞からインタビューを受けた某作家が「沖縄の記者は下調べということをしない」と呆れていた.
  • 非生産的で補助に支えられた生活から逃れる唯一のチャンスが高校を出てから沖縄を離れること.その機会を逃した人は一生沖縄で生活するしかない.
  • 基地移転反対運動に,基地の町の人がたくさん参加している(基地が移転されては困る人たち)「こっち来るな」と良いながら実は「あっち行かないで」
  • 基地反対運動の大部分の参加者が沖縄の人間ではない.住民票だけ,あるいは一坪地主.
  • 基地に土地を貸している人は金持ち.
よくは知らないけど.便所の落書きですから.

2010年10月27日水曜日

もしもしはDQN

一応支那からの閲覧を拒否するために仕込んでおきます.
民主主義.天安門事件.一党支配.
これで支那からはブロックされるでしょ.

2ちゃんねるだと,板によっては末尾から,書き込みが携帯からなのかPCからなのか,それ以外からなのかが分かる.
携帯からの書き込みは情弱丸出しだし,頭の悪いトンチンカンが多いので「またもしもしだよ」とかバカにされる.
この間鴨川シーワールドへ行ったとき,Wimaxが入らなかったので,久しぶりに携帯で検索しちゃったけど,ビクーリ.本当に使えないのね.
何か一つ検索しようと思うと,延々と待たされて,忘れた頃に結果が出てきて,しかも上位5つぐらいは有料サイトへのリンク.
目的の情報にたどり着くまで延々とクリックを繰り返さなければならない.おまけに携帯のパケットは恐ろしく高い.
あのーー携帯からご覧の皆さん,そんなことして楽しいですか?
限りなく時間があるので無ければ,PCやiPodから書き込んだほうがコストパフォーマンスよくね?
ま,「もしもし」な人たちはキーボード使えないのだろうけど.
Zap
テレビのニュースインタビューで「avocadoが大好き」と答えたOL.ならなぜ「アボガドと発音する?」年寄りが「デパート」を「デバート」と発音するのと同じなのかい?
お前の周りの人間はみんなそういう風に発音するのかい?じゃkiwi fruitもキューイと胡瓜みたいに発音するんだろうね.こういう女が携帯首っ引きで電車乗ってくるんだよね.
Zap
そう言えばこの間地下鉄で見かけた「もしもし」のおねいさん,駅で電話受けて話し始めた.
普通なら「今地下鉄だから,後でかける」で切るのだろうけど,ずーっと話してて,地下鉄が発車してしばらくして「あ,切れた,なんで?」な顔してたけど,東京の人ではなかったのか,日本人ではなかったのか??「東京のガラケーは地下鉄の駅間では使えません」
パリやウィーンではどうなのかしら?今度調べてみよう.
Zap

2010年10月24日日曜日

ボリショイバレエ&マリインスキーバレエ合同ガラ ロシアバレエのスターたち

2010年10月24日 ボリショイバレエ&マリインスキーバレエ合同ガラ ロシアバレエのスターたちBプログラム☆☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール
≪第1部≫
《フローラの目覚め》よりパ・ド・カトル

(振付:プティパ / レガート / ブルラーカ、音楽:ドリゴ)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ディアナ) /
アリーナ・ソーモワ(オーロラ) /
ナターリヤ・オーシポワ(ヘーベ) /
スヴェトラーナ・ルンキナ(フローラ)

《ライモンダ》よりパ・ド・ドゥ 
(振付:プティパ / グリゴローヴィチ、音楽:グラズノーフ)
アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン

《タンゴ》 (振付:ミロシニチェンコ、音楽:ピアソラ)
ヴィクトリア・テリョーシキナ / アレクサンドル・セルゲーエフ

《Fragments of a Biography》より
(振付:V・ワシーリエフ、音楽:アルゼンチンの作曲家による)
ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ

《ロミオとジュリエット》よりパ・ド・ドゥ
(振付:ラヴロフスキー、音楽:プロコフィエフ)
アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ


≪第2部≫
《ゼンツァーノの花祭り》よりパ・ド・ドゥ 
(振付:ブルノンヴィル、音楽:ヘルステッド)

エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / レオニード・サラファーノフ

《パ・ド・ドゥ》( 振付:ヤコブソン、音楽:ロッシーニ)
ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ

《パピヨン》よりパ・ド・ドゥ
(振付:M・タリオーニ / ラコット、音楽:オッフェンバック)

アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ

《グラン・パ・クラシック》(振付:グゾフスキー、音楽:オーベール)
スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ

《ロシアの踊り》
(振付:ゴールスキー / ゴレイゾフスキー、音楽:チャイコフスキー)

ウリヤーナ・ロパートキナ

《海賊》よりパ・ド・ドゥ 
(振付:チェクルィギン / チャブキアーニ、音楽:ドリゴ)

アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン


≪第3部≫
《パリの炎》よりパ・ド・ドゥ
(振付:ワイノーネン / ラトマンスキー、音楽:アサーフィエフ)

ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ

《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ (振付:プティパ、音楽:アダン)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ

《プルースト〜失われた時を求めて》より 囚われの女
(振付:プティ、音楽:サン=サーンス)

スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ

《ファニー・パ・ド・ドゥ(ザ・グラン・パ・ド・ドゥ)》
(振付:シュプック、音楽:ロッシーニ)

ウリヤーナ・ロパートキナ / イーゴリ・コールプ

《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ
(振付:プティパ / ゴールスキー、音楽:ミンクス)

ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ

《白鳥の湖》より黒鳥のパ・ド・ドゥ 
(振付:プティパ、音楽:チャイコフスキー)

ヴィクトリア・テリョーシキナ / レオニード・サラファーノフ

まずはフローラの目覚め,たしか,海賊のPDD,最初のアダージョもフローラの目覚めから取られていたのではないか?やっぱり今日のソーモワも良いぞ.
さて,テリョーシキナのタンゴが凄まじかった.目鼻立ちがはっきりしすぎるテリョーシキナ.オーロラとか言われても「 ( ゚д゚)ハァ?」な部分があるけど,官能的なタンゴだとそれが思い切り良く見える.ポアントではなく,高いヒールのサンダルでコンチネンタルタンゴを踊る踊る.
パ・ド・ドゥはロッシーニの曲と言うけど,ランチベリー編の「リーズの結婚」の曲.木靴の音楽も入っていたから,正確に言うとランチベリーの音楽か?冷戦時代の作品だから,著作権もへったくれもないのかも.アクロバティックな作品です.
グラン・パ・クラシックではルンキナがきれいに堪えたバランスを見せてくれました.
そして,今日の最初の見せ場,ロパートキナのルースカヤ.そもそも,ロパートキナが白鳥以外を踊ることは考えられないし,現行の白鳥ではカットされているルースカヤ.コンサートピースとしてはまれに踊られることがあるけど.その曲をロパートキナが踊りました.感動しました.新国の牧版白鳥で見たことがあるし,マールイでも見たことはあるし,曲も好きなので本当に楽しく見られました.
海賊は「昨日オーシポワ,ワシーリエフで見たばかりだから物足りないに違いない」とおもったら,見せてくれました.ロブーヒンが物凄い踊りでした.
そしたら次のパリの炎.ワシーリエフが跳ぶたびに観客席からは「ホー」「ハー」の声が.それぐらい凄いジャンプと回転.彼は超人で鳥人だ!!オーシポワも今日もトリプル込みで.
今回は「ファニー・パ・ド・ドゥ」と名付けられた The Grand pas de deux,昨年もロパートキナ=コールプコンビで見たけど,今年は小芝居が増えて相変わらず「何よ!大きなお世話」な勘違いバカ女と「この女絶対グーパンチ」な男が良い味出してます.今回ロパートキナは最後のリフトでバッグから何も出しませんでしたが,カーテンコールでオケに向かって紙吹雪を蒔いてました.
このあたりでお腹いっぱいなのに,さらにドン・キと黒鳥ですよ.
ドン・キは物凄く本寸法で余計な外連が無く教科書の味.同じくテリョーシキナの黒鳥も,テクニックで見せるダンサーではないけど,32回転はダブルも入って,何より軸足が全然ぶれないのが凄い.
あーーー楽しかった.本当にお腹いっぱいになりました.

ボリショイバレエ&マリインスキーバレエ合同ガラ ロシアバレエのスターたち☆...

2010年10月23日 ボリショイバレエ&マリインスキーバレエ合同ガラ ロシアバレエのスターたち Aプログラム☆☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール

≪第1部≫
《パ・ド・カトル》( 振付:ドーリン、音楽:プーニ)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ルシール・グラーン) /
アンナ・ニクーリナ(カルロッタ・グリジ) /
ガリーナ・ステパネンコ(ファニー・チェリート) /
ウリヤーナ・ロパートキナ(マリー・タリオーニ)

《眠れる森の美女》 第3幕のパ・ド・ドゥ 
(振付:プティパ、音楽:チャイコフスキー)
アリーナ・ソーモワ / レオニード・サラファーノフ

《海賊》よりパ・ド・ドゥ 
(振付:チェクルィギン / チャブキアーニ、音楽:ドリゴ)
ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ

《愛の伝説》よりモノローグとアダージョ 
(振付:グリゴローヴィチ、音楽:メーリコフ)
ヴィクトリア・テリョーシキナ / イーゴリ・コールプ

《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ
(振付:ペロー / プティパ、音楽:アダン)
スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ

≪第2部≫

《ナルシスへのレクイエム》 
(振付:スメカーロフ、音楽:マンセル)
ウラジーミル・シクリャローフ

《ライモンダ》よりパ・ド・ドゥ
(振付:プティパ / グリゴローヴィチ、音楽:グラズノーフ)
ガリーナ・ステパネンコ / アレクサンドル・ヴォルチコフ

《別れ》( 振付:スメカーロフ、音楽:パウエル)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ

《タリスマン》よりパ・ド・ドゥ
(振付:プティパ / グーセフ、音楽:ドリゴ)
アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン

《タランテラ》 (振付:バランシン、音楽:ガチョーク / ケイ)
ヴィクトリア・テリョーシキナ / レオニード・サラファーノフ


≪第3部≫
《黄昏のヴェニス》
(振付:ヴィスクベンコ、音楽:ニンファ、フレーム、ヘーフェルフィンガー)
スヴェトラーナ・ルンキナ / アンドレイ・メルクーリエフ

《チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ》 
(振付:バランシン、音楽:チャイコフスキー)
アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ

《スパルタクス》よりデュエット 
(振付:グリゴローヴィチ、音楽:ハチャトゥリャン)
アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン

《シンデレラ》よりデュエット 
(振付:ラトマンスキー、音楽:プロコフィエフ)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ

《カルメン組曲》より
(振付:アロンソ、音楽:ビゼー / シチェドリン)
ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ

《ジュエルズ》より〈ダイヤモンド〉のパ・ド・ドゥ
(振付:バランシン、音楽:チャイコフスキー)
ウリヤーナ・ロパートキナ / イーゴリ・コールプ

《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ 
(振付:プティパ / ゴールスキー、音楽:ミンクス)
ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ

65分,40分,70分の長丁場です.出演者曲目が多いので,ジャパンアーツのサイトからコピペさせて貰いました.
幕開けのパ・ド・カトルからして,凄まじいメンバーです.
そして思ったのが「ロパートキナって結構でかい?」名花,至宝という言葉がぴったりなロシアの宝です.

さて,眠りのソーモワが結構良かったんです.くねくね足を振り回すだけという印象が強かったのですが,必要以上に足を上げないように押さえていたし,踊りもきれいでした.
ワシーリエフとオーシポア,私生活でもコンビの二人による海賊は,ワシーリエフが飛ぶたびに響めきと拍手.「飛び上がったら降りてこない」という表現がぴったりです.
第二部のタランテラ,これは本当に楽しい作品です.派手なお顔のテリョーシキナですが,サラファーノフとのから身がとても可愛かったです.
さて,チャイコフスキーPDDでもソーモワは良かった.前回ファジェーエフと踊ったときには「ヲイヲイ」だったのに,同じ作品とは思えないぐらいうまい踊りでした.
(昨年サラファーノフと踊ったときの感想も好意的ではなかったなあ.)
スパルタカスはマールイでもガラでしか見たことがないし,曲が素敵なので,ぜひ全曲通しで観たい作品です.
ジュエルズ,キラキラ衣装のロパートキナとコールプ.今一番輝いているダンサー同士です.美しいに決まっている.
しかし最後に待っていた.アクロバットコンビのドン・キ.初っぱなから片手リフトに180度開脚で,しかも数歩歩いて.
相変わらずワシーリエフが跳べば,廻れば拍手喝采.
ところが,最後のグランフェテでオーシポワ,トリプルまで混ぜて「あたくしも伊達にこの男と付き合ってる訳じゃありません」な技を見せてくれました.
あーーーー楽しかった.
終演後はバレエ友達と丸の内でデナーでした.
そういえばサラファーノフがマールイに移籍するという噂があるようですが・・・・・

2010年10月13日水曜日

立川談笑月例独演会スペシャル 其の107回 その弐

2010年10月13日 立川談笑月例独演会スペシャル 其の107回 その弐☆☆☆☆ 於 博品館劇場

時そば
鮫講釈
真景累ヶ淵 聖天山

時そばが40分,鮫講釈が15分,その後の聖天山が40分とコンパクト.
豊志賀の後,なぜ聖天山なのかは解らないけど、お久やお累が死ぬところをさらっと流して聖天山に行く必然性が解らない.
まさか全編通しでやるわけには行かないけど,豊志賀-お久-お累-お賤-お隅-お熊と女を並べた方が演じやすいのではないでしょうか.
面白かったけど,いまいちすっきりとはしない内容でした.

立川談笑月例独演会スペシャル 其の107回

 2010年10月12日 立川談笑月例独演会スペシャル 其の107回 ☆☆☆☆ 於 博品館劇場

堀之内
天災
真景累ヶ淵 豊志賀の死

談笑の落語は何度も聞いたことがあるけど,いつも思うのが「時間にルーズ」.
噺家さんって時計を見ながら,ほぼ完璧に想定された時間で終わることが多い.前の演者が押し気味なら少し早めに,次の演者が遅れていれば繋いで.
談笑は普通の落語会で10分20分押すことが多い.その分次の演者さんの持ち時間を食っていることになる.
で,今日は,前座も出ない独演会,しかし,堀之内と天災で1時間10分はいくらなんでも長すぎる.
どちらも10分あれば終わる前座話みたいなもの.
この時点で結構萎え気味.続いての累ヶ淵,殴っても殴ってもすがりつく天災の紅羅坊奈丸のほうが遙かに不気味でした.
結構聴いていると思った「真景累ヶ淵」,記録を調べたら,あたくし生で聴いたことがあるのは桂正雀の「豊志賀-お久の死」だけでした.もっと聴いていたと思ったのに.

2010年10月12日火曜日

アラベッラ

2010年10月11日 新国立劇場アラベッラ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ヴァルトナー伯爵・・・・・・・・・・・・・妻屋秀和
アデライデ・・・・・・・・・・・・・・・・竹本節子
アラベッラ・・・・・・・・・・・・・・・・ミヒャエラ・カウネ
ズデンカ・・・・・・・・・・・・・・・・・アグネーテ・ムンク・ラスムッセン
マンドリカ・・・・・・・・・・・・・・・・トーマス・ヨハネス・マイヤー
マッテオ・・・・・・・・・・・・・・・・・オリヴァー・リンゲルハーン
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウルフ・シルマー
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

どなたかが「アラベッラというオペラの登場人物は全員2ちゃんねるの家庭板住人」といったけど,まさにその通りのオペラ.登場人物には何の思い入れもありません.
と言う訳で,尾高監督の第一作,アラベッラで新国2010-2011シーズンの幕開けです.
以前のプロダクションが思い切り安っぽく「いくら貧乏貴族とは言え,娘を高く売ろうと思うならもう少しまともな舞踏会開けや(#゚Д゚) ゴルァ!!」だったのに比べると金持ち感があって良かったです.衣装は森英恵で,モアレやタフタを中心とした素材と,アラベッラのドレスの刺繍や,占い師のドレスなどはさすがでしたが,特に「蝶々おばさん」でなくても?な印象.
さて,家庭板のヴァルトナー家,父親はギャンブル依存症,母親は占い依存症.貧乏で娘二人は養えないから,下の娘は男の子として育てるという倒錯一家.「ギャンブルと占いやめれば娘の一人や二人」という意見に聞く耳は持ちません.
長女のアラベッラはそんな「異常な状態」に何の疑問も持たないし,次女ズデンカは「あたしさえ我慢すれば」の「でもでもだってのエネme」
アラベッラのカウネ,「乳でか〜」.ローブデコルテだと強調されますから.
さて,19世紀末,まさに世紀末のウィーン,タバコや葉巻のシーンが多数あるのですが,今回の舞台ではいわゆる「電子タバコ」を使っていました.良い傾向だとは思いますが,「いくら吸ってもタバコが短くならない」等の違和感もあります.
それと,最近の若い子は,喫煙経験がないので「タバコを吸う演技」がものすごく下手です.
でオペラの印象?東フィルがシュトラウスの音楽を実に美しく奏でてくれたのと歌手がみんなそれなりにうまかったので,良かったのですが,何しろ感激できるストーリーではありません.聴かせどころも二幕の二重唱ぐらい?とはいえ,終幕の幕切れは結構ウルウル来る演出でした.

Viron

晴れの特異日10月10日はすっきりしない天気でしたが,11日は雲一つ無いような晴天でした.気温もどんどん上がり,暑いぐらいでした.
いつもなら都営地下鉄新宿線,新宿駅で降りて,甲州街道を初台まで歩くのですが,日差しが強かったので,水道道路を歩きました.
新国のウェルカムフラワーは,シーズン開幕吉例の,勅使河原茜さん.
終演後は丸の内のVironへ.
あたくしはポルチーニのサラダでスタートして.
デモドリーヌはモンサンミッシェルのムール貝をロックフォール風味.これ結構行けます.今度自分でもやってみようかな.
メインはロニヨン・ド・ボー,子牛の腎臓,ボルドー風です.
イトヨリのポワレ.
フロマージュもパスしないで.
これでもかとラムシロップをかけた,ババ.
美味しゅうございました.

2010年10月9日土曜日

ニフティ寄席☆☆☆☆☆

2010年10月9日 ニフティ寄せ☆☆☆☆☆ 於 ニフティ本社

鈴々舎やえ馬・・・・・・・・・・時うどん
古今亭志ん八・・・・・・・・・・熊の皮
ロケット団・・・・・・・・・・・漫才(ヒーローインタビュー)
仲入り
立川らく次・・・・・・・・・・・三方一両損
柳家喬之進・・・・・・・・・・・目黒のさんま

だめ,もう,ロケット団が面白すぎて,噺家さんが霞んじゃって,全然笑えない.
そもそも二つ目の勉強会に近いニフティ寄席に,死ぬ値みたいなロケット団が出たんじゃ,実力の差が出すぎです.星もロケット団だけ.
おまけとして開口一番の前座の開口一番.やえ馬の時うどんが面白かった.前座の話なんかまるで笑えないのが普通なのに,大阪出身のやえ馬は,きれいな大阪弁で実にうまく笑わせてました.将来が楽しみです,

2010年10月7日木曜日

スープ・オペラ

2010年10月7日 スープ・オペラ ☆☆☆☆☆

気持ちの良い映画です.ほんわかしてます.
大学の図書館に勤める三十路半ばの行かず後家ルイは,洋裁をしながら育ててくれた親代わりの叔母,トバちゃんと古い一軒家で暮らす.
ある日トバちゃんが「お嫁に行くの,この家出て行く」と言って若い男を連れてくる.
一人になったルイのところに猫を追いかけて迷い込んだ親爺トニーが来る.何となく仲良くなる.出版社に勤める友人の接待デナーにいろどりで付き合ったら,笑顔がかわいい康介が「送ります」と着いてくる.
で色々あってトニーと康介はルイの家で同居することに.同居の条件は毎晩スープを作ること.
康介はリストラされるも,近所の肉屋でバイトに励み,その笑顔で顧客をがっちり捕まえる.
トニーはルイの父親かも知れないことがわかり,康介はルイに好意を持ち,ギクシャクする三人.
最後はフェリーニの81/2のような夢のシーンに.

康介役の西島隆弘,去年の初主演作「愛のむき出し」でもボーナストラック「ニッシーの笑顔」があったくらい,イノセントで可愛い笑顔を乱発.リストラされて泣きながらも見せる笑顔は,抱きしめたくなる.
この笑顔を守るためなら何でもしたくなる.
トニー役の藤 竜也,情けない役だけど格好良い!!!加賀まりこは可愛いし,物凄く良い気分になれる映画です.お勧めします.
他にもあくの強い役者たちが良い演技を見せてます.音楽の使い方もうまいです.
もう二三回見たくなる映画です.

2010年10月5日火曜日

ヤギと男と男と壁と☆☆☆☆

2010年10月5日 ヤギと男と男と壁と☆☆☆☆

無駄に豪華な俳優陣,無駄に豪華な演出,無駄に豪華なストーリー,これはあたくしの好物の脱力系です.しかしね,超能力関係の「トンデモ系キ印」が入っているので満点とは言えません.
アートシネマ系の上映館で短期間上映された後,ドサ廻りで近場に来たので見に行きました.
なにやら「アメリカには超能力部隊がある」と言うデマに誘われてできた「ソ連の超能力部隊に対抗して」できた「超能力部隊」どうもヒッピー文化と親和性が強いみたいで.
で,女房に逃げられた腰抜けジャーナリストが「女房の鼻を明かすため」だけに中東の戦地に来て,このキチガイ部隊とお花畑なストーリー展開.
ま,ぬるま湯に浸かっている感じでみると非常に気持ちよく見られる映画です.
映画に芸術もストーリー性も求めない人にはお薦めの作品です.

2010年10月4日月曜日

葛西臨海公園


先週の土曜日は,天気が良かったので,葛西臨海公園へ行ってきました.
公園内には葛西臨海水族園や大観覧車で有名です.
まずは水族園へ.先日言った鴨川シーワールドは良くも悪くも昭和の日本を代表する水族館です.余計な効果音と無限に繰り返されるやかましい説明.一方,葛西臨海水族園は,さすがは平成の開園だけに,余計なアナウンスは一切ありません.


さらに,水族園の周りは,様々な植生が植わっていて,人口ながらもせせらぎがあったりして,自然を醸し出しています.
ちょっとパノラマ写真してみました.
曼珠沙華
その後,観覧車に乗って.
続いて東西線葛西駅へ向かい,地下鉄博物館へ.

入場券は切符サイズ,ゲートは自動改札方式です.

まずは旧銀座線と丸ノ内線の車両が.

この電灯を知っている人はジジイ,ババアでしょう.昔の銀座線と丸ノ内線は,各駅の手前にデッドセクションがあり,車内の蛍光灯が一瞬消えました.そのときに付く非常電灯のようなものです.
つり革も跳ね上げ式でした.
懐かしの改札鋏.専門用語で鋏こんと言うらしいです.

疲れて帰ってきたらデモドリーヌから呼び出しで,丸の内まで.新丸ビルのイタリアンバルへ.デモドリーヌがふらりと入ったところ,結構美味しかったというので.
なぜかスペインワイン特集をしていたので,サングリアを飲みながら.
キノコのサラダ
牛もつの煮込み.厨房にいるのはみな,見るからに中近東という感じの人たち.
ツブ貝のガーリックバター
ペンネのジェノベーゼソース.ペンネの茹で具合が最高でした.
カルバドスとコーヒー.あたくしの好きな温くて少ないエスプレッソです.美味しゅうございました.