2019年3月1日金曜日

グリーン・ブック☆☆☆☆☆

2019年3月1日 グリーンブック☆☆☆☆☆

いやーーーここまで感動できる作品とは思いませんでした.しみじみ涙が出てきます.
総裁なあらすじはこちらを参照してもらうとして,早くからレニングラードで英才教育を受け,カーネギーホールの上階で王侯貴族のような暮らしをする黒人ピアニストのシャーリーは,イタリア系の粗野な男トニーをドライバーにして」南部(The Deep South)にツアーに出掛けます.
洗練した身のこなしのシャーリーに対して,下品を絵に描いたようなトニー,かいっ和はは噛み合いません.ですが,一度シャーリーのピアノを聞くとその才能に驚きます.
一方奥さんに「手紙を書くこと」を命じられたトニーは「誤字脱字だらけ」の手紙をシャーリーに校閲され,恐ろしくロマンティックな手紙を書き続けます.
トニーが警官を殴り収監されたとき,「弁護士に」と言ってかけた電話は,ロバート・ケネディーに.ケネディー経由で州知事から「即刻釈放」を命令される警察官.
その後,白人でもなく黒人文化も知らずある意味アイデンティティー・クライシスっぽくなったシャーリーが自分の孤独をぶちまけるシーン.泣けます.
最後にNYに戻るとき,天候不良の上,長時間ドライブでバテバテのトニーに変わり車を運転し,トニーをクリスマスイブに間に合うように家に帰し,カーネギーホールに戻るシャーリー.そして一人.
トニーも家族に囲まれながらなんとなくシャーリーが気になる.
そこに現れるシャーリー,「ご主人をお返しします」すると奥さんは「手紙をありがとう」バレてました.黒ん坊大嫌いだったトニーの一族もシャーリーを歓迎します.ここでも涙.
その後も二人の友情は続き,2013年,数ヶ月の差で亡くなっているそうです.

0 件のコメント: