2019年3月12日火曜日

新国立劇場バレエ ラ・バヤデール☆☆☆☆☆

2019年3月10日 ラ・バヤデール☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ニキヤ・・・・・・・米沢 舞
ガムザッティ・・・・木村優里
ソロル・・・・・・・井澤 駿
ブロンズアイドル・・奥村康祐
指揮・・・・・・・・アレクセイ・バクラン
演奏・・・・・・・・東京交響楽団

あたくし,バヤは大好きで何十回となく見ている.その中でも最高の出来と行って良いパフォーマンスでした.
ニキヤは神々しくもたおやか.ガムザッティは強く,たくましく.ソロルは「根性なし,ダメ男」
ブロンズアイドルの康祐くん.かっとび系ではないけど,スタイルが良いのでうっとり.
婚約式のガムザッティ,最後のイタリアンフェテ,顔が毎回きれいに真正面に来て停まる.良かった.
そしてニキヤが出てくると小芝居開始,これが良かった.

  • 勝ち誇ったようにソロルの方を見る
  • ソロルガムザッティと目を合わさない
  • ガムザッティ,ニキヤを見てさらにソロルを見る
  • ソロル目線を外す
この小芝居が実に巧いの.そして花籠の踊りの最後,あれ?泥鰌すくいがない?確かにロイヤルや東京バレエ団の「マカロワ版」は泥鰌すくいがないけど,この牧版には泥鰌すくいがあったはず.そういえば衣装もザハロワはボリショイ風の臙脂だったけど新国ダンサーのは水色だし.
ま,バレエじゃよくあるのよね.ダンサーに合わせて変更すること.マリインスキーでもヴィシニョーワがニキヤをやったときは他のダンサーとはヘッドドレスが違ったし,コールプがソロルをやったときも,ニキヤの死の場面で一斉に後ろ向いたり.編曲も同じランチベリーだし.
新国でもザハロワ,パブレンコ,新国ダンサーの三人がライモンダやったとき,ザハロワはボリショイの振り付け,パブレンコはマリインスキーの振り付け,衣装も持ち込み,新国ダンサーは牧版と三者三様だったけど.
とにかく最後にベールを持ったニキヤに見捨てられるソロルがざまーみろと思える名演だったの.

0 件のコメント: