2019年3月21日木曜日

ウェルテル☆☆☆

2019年3月21日 ウェルテル☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ウェルテル・・・・・・・・・・サイミール・ピルグ
シャルロット・・・・・・・・・藤村実穂子
ソフィー・・・・・・・・・・・幸田浩子
アルベール・・・・・・・・・・黒田博
指揮・・・・・・・・・・・・・ポール・ダニエル
演奏・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

あのね,マスネーだからうっとりするような音楽の連続なの.でもね,「若きウェルテルの悩み」という小説が今の時代,クソ面白くもない内容なの.しかもフランス語オペラなのに,原作はゲーテのドイツ語小説.
2010年の映画「告白」にも「良輝,つまりウェルテル」って馬鹿が出てきたけど.
演出はまさに「王道」新国の「トスカ」や「ラ・ボエーム」みたいな「文句のつけようがない」王道の演出.そのまま「エフゲニー・オネーギン」にも転用ができるんじゃないの?な.
歌手も素晴らしいの一言.でもねバイロイトでも活躍する藤村さん,ロッテは難しいんじゃない?スーパー一座のカルメンでみたミカエラみたいに「お孫さんいますよね?」
面白くないのは「歌手」や「演出」や「指揮」ではなく.原作が時代に迎合しないからなの.どうせマスネーやるならAmadisとかEaslarmondeのほうが「話題にはなる」と思ってしまいました.でもこんなクソオペラでも「マスネー大好き」は実感できました.

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