2019年3月19日 ふたりの女王 メアリーとエリザベス☆☆☆☆☆
「女王のお気に入り」が「大奥」なら,これは「関ヶ原」かしら?
スチュワート家の正当な後継者,スコットランド女王メアリーと,英国女王エリザベス1世との長い確執とプロテスタント対カトリック,イングランド対スコットランド.
最後まで上から目線のメアリー,「今のあたくしは男」と女性を否定するまで追い込まれるエリザベス.憎み合い殺し合う中で二人は「戦友」だった.
物語の始まりが,メアリーがスコットランドに帰ってくるところなので,マリー・オブ・ギースが出てこないのが残念.
今までのエリザベス作品で詳しく描写されていなかったのでよく分からなかったけど,あの白塗り,真っ赤な頬紅,派手な髪型,エリザベス・コラーは,29歳で天然痘にかかり,痘痕が残り,髪が薄くなったから.
ストーリーも面白かったけど,考証してあるのかしらないけど,豪華な衣装や髪型が楽しめる,本当の意味での「costume play」でした.
ま,女同士のドロドロは美味ですわ.
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