- 兵庫県のパン屋の三代目が,パリに遊学し美味しいパンを食べる
- この三代目がパリで食って美味しいと思ったパンはみんな同じ粉を使っていた
- この同じ粉を使い「日本一高いパン」を売るお店を日本に作りたい
- そして店の名は粉のメーカーと同じVironにする
- で,会社設立,渋谷東急本店前と丸の内にブーランジェリーとブラッスリーを開店
あたくし初めてVironに行ったのは,デモドリーヌに誘われて「渋谷にあるブラッスリー」としてだったの.
お料理を注文して,当然ながらパンが出てくるから,適当についばんでいたのよ.ところが,あまり自覚はなかったのだけど,何となくパンを口に運ぶ手が止まらなくて,お料理が出てくる頃にはパンが無くなってお代わりをしたの.勿論バターは付いてこないわよ.
あたくし,「フレンチのお店でパンをむしゃむしゃ食うのは田舎者」と言うイメージがあったので,いつもパンは残すぐらいだったの.勿論美味しければたくさん頂くけど.ところが気がついたらパンがない,お代わりしても止まらない.「ねえ,このお店のパン美味しくない?」ってデモドリーヌに聞いたら「ここはパン屋よ」は?それにしては料理美味すぎない?
そういえば,いつだったかパリのトゥイルリー公園の目の前の安ホテルに泊まったとき,朝食のパンが美味しくて,毎朝たくさん食べてたのを思い出したわ.
勿論安ホテルだから,自分のところで焼いているわけではなく,近所のブーランジェリーで仕入れているのでしょうけど.このパンとバターとジャムとカフェオレで本当に幸せになれる朝ご飯が頂けたのよ.
朝食って結構お国のカラーが出るのよね.美食の国,おフランスやイタリアなんか「何であんな貧相な朝食で我慢できるんだ?」だし,基本的に食事がまずいドイツ語圏も朝食は「ハム・ソーセージ・チーズが選び放題」な豪華版だし(むしろコーヒーはドイツ語圏のほうが美味しい)
アメリカの「卵二つに,カリカリベーコンにハッシュブラウン」も好きだし,英国の「卵二つに炙ったぐらいのベーコンとマシュルームに焼きトマト」も嫌いじゃないし.(でもベイクドビーンズは除く.
明日の朝はコンテチーズのサンドイッチとハムトーストにしよう.
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