2012年12月29日土曜日

年忘れ真一文字の会

2012年12月28日 年忘れ真一文字の会☆☆☆☆☆ 於 日本橋社会教育会館

加賀の千代・・・・・・・・・・・春風亭一之輔
星野屋・・・・・・・・・・・・・入船亭小辰
ふぐ鍋・・・・・・・・・・・・・春風亭一之輔
仲入り
ねずみ穴・・・・・・・・・・・・春風亭一之輔

フォロワーさんに誘われて一之輔さんの落語会へ.なんと言っても二つ目の時からダントツでうまかった一之輔さん.小三治会長が「何でこいつが二つ目なんだ」と真打ち昇進が決まったというのも納得です.
さて,加賀の千代と星野屋は初めて聴く噺でしたが,一之輔さん,小辰さんがうまかったので笑えました.小辰さん咬んではいましたがふぐ鍋は,上方の噺家では聴いたことがあるのですが,江戸の噺家では初めて聴きました.
ネタ下ろしのねずみ穴,上手いとは思うけど,あまり好きな噺では無いので・・・
もちろん一之輔さんの噺は枕を含めてとても面白いです.
さて,これで2012年の予定は全て終了です.

2012年12月24日月曜日

ローストターキー

今日はクリスマスパーテーなので,ちょっくら七面鳥を焼いてみました.
こちらで購入したポップアップタイマー付きのベビーターキー(ダンドノー)
こんな感じで

  1. 解凍.ジップロックに詰めて氷冷水(ターキーの温度で氷冷水になるので水道水で可)一晩
  2. お腹に入っている,可食部と首を出す.
    きれいに拭いて(ドリップが結構でます)塩コショウスパイス(クレージーソルトで可)をすり込む
  3. スパイス入りの塩水にして,一晩つけ込むのも可
  4. スタッフィング作り
    • 内臓を刻んで首と炒める.
    • 首の肉をホジホジ外す
    • 冷凍チャーハンを炒めて内臓と混ぜ詰める
  5. 七面鳥を良く拭いてスタッフィングを詰め,竹串で閉じて,足を縛る
  6. T-Falのフライパンに香味野菜を敷きつめ,七面鳥を乗せ,胸肉にポップアップタイマーを刺し,130℃のオーブンで,1kg当たり1時間焼く.
  7. 焼き上がったら,そのままオーブンの中で冷ます.
  8. グレービーやクランベリーソースは適当に.
 首と内臓
焼き上がり
捌きかたはこちら
残った肉は,フォークで削いで,ハインツのマシュルームスープ缶(希釈しない)と混ぜてグラタンにするとよろし.骨は煮出してスープにするとよろし.

2012年12月15日土曜日

maison de la bourgogne

バレエの後は神楽坂へ.デモドリーヌとMaison de la Bourgogneでお食事.

まずはエスカルゴのファルシ.ジャガイモにファルシしたもの.おいしす.
 デモドリーヌはカキを.
 もう一品キノコのキッシュ
 メインはキジ.フサンタージュした(腐りかけ)ジビエです.おいしす.
あたくしはデセールをパスしてマールブルゴーニュを.
美味しゅうございました.

シンデレラ☆☆☆☆☆

2012年12月15日 シンデレラ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

シンデレラ・・・・・・・・・・・・小野絢子
王子・・・・・・・・・・・・・・・福岡雄大
アグリーシスターズ・・・・・・・・山本隆之 高橋一輝
父親・・・・・・・・・・・・・・・石井四郎
仙女・・・・・・・・・・・・・・・湯川麻美
道化・・・・・・・・・・・・・・・八幡顕光
指揮・・・・・・・・・・・・・・・エマニュエル・プラッソン
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

ちょー,アグリーシスターズ,山本隆之だよ.あんた,新国バレエ団のプリンシパルでトップスターだよ.なんつーことだ.
で,物凄い名演でした.シスターズの演技もうまかったし,本当にパチンと張り手食らわすし(ライモンダか?)
絢子ちゃんのダンスも演技も良かった.おかあさんの絵の前で号泣するところでウルウル.箒のPDDでウルウル.そもそもPDDじゃないんだよ.舞踏会へ行けないから,箒相手にダンスの真似をするんだよ.ウルウル.
そして,カボチャの馬車にのったシンデレラが出てきてウルウル.
何度も見ているプロダクションです.コジョカル,レジニナ(途中降板だったけど)でも見ています.でも,今日の絢子ちゃんとシスターズは最高でした.
コールドバレエはもう,間違いなく世界一の水準でしょう.
残念だったのは,今日は最前列だったので,コールドが前に来ると主役がかぶって見えなかった事.ま,ダンサーの表情や呼吸が感じられたのは良かったですが.
やっぱりバレエはかぶりつきで見る物では無いですね.

クリスマスシーズンの演目は恒例,おこちゃま相手に「メイク」「ネイル」などのサービスがあります.ビュッフェもいつもより華やかなメニューが増えます.
ガラスの靴を持ち,サンタの服を着た方たち(演劇研修所の研修生さんたちでした)が「ガラスの靴をお忘れになった方はいませんか?」とホワイエを探し歩いています.もちろんおこちゃま向けのサービスで,興味を持ったおこちゃまたちにガラスの靴を履かせて「あ,少し小さいですね,大きいですね」と言っておこちゃまたちにシンデレラの登場人物の気持ちを味わって貰うと言うものです.
劇場で良く会うマダムNが,発狂したのか「あたしのかもしれない」と声をかけました.あたくしはサンタさんに「この女殴っても良いですよ」と答えるのが精一杯.
今年も何度もマダムN,ムッシュTとは劇場で会いました.あたくしは年内,オペラバレエの予定は無いので,次回はお会いするのは年明けになるでしょう.
今日はあたくしの誕生日だったので,マダムNがおこちゃま用のお菓子を買って下さいました.
マダムNありがとう!今度お店行くから,素敵な眼鏡誂えてね!

2012年12月13日木曜日

ジップロックで白菜漬け

あたくしはお漬け物が大好きです.でも,本当に乳酸発酵している漬物で無いとダメです.ぬか漬けはこちらの糠床を琺瑯引きの容器に入れて漬けてます.
ぬか漬けのポイントは,糠床から如何に水を抜くかです.水が出たらこちらの脱水シートで水を抜くのが一番便利です.糠床が水でだれると,てきめんに漬かりが悪くなります.
野沢菜の漬物はこちらのサイトから古漬けを取り寄せていました.
白菜漬けも食べたかったのですが,美味しいのが無くて困ってました.
市販の漬物は調味液に浸かっているだけで,発酵していませんから,美味しくないのです.
市販のねじ込み式漬物容器で漬けてみたこともありましたが,なかなかうまく行きませんでした.
この間,日本反日協会(NHK)の「きょうの料理」で簡単な白菜漬けの漬け方をやっていて,で,試してみたら案外簡単に行って,自分なりに試行錯誤して,再現性もあったので書き残しておきます.

材料

  • 白菜 1/4〜1/2 夫婦2人なら1/4で充分.四人家族なら1/2で試すのが良い
    慣れたら徐々に量を増やせばよろし.
    白菜の重さは
    • 丸ごと一個 約3kg
    • 1/2     1.5kg
    • 1/4      0.7kg
      と概算すればおk
  • 塩  白菜の3%ぐらい.粗塩のほうが良いかも知れないが,精製塩でも充分
  • 薬味 鷹の爪,昆布,柚子の皮
ポイントは「空気を抜く」「早く水をあげる」.水が上がらなかったら,呼び水の塩水を足すなりして,1-2晩で水が上がるようにする.水が上がらないようなら,上がるまで待たないで「あきらメロン」
漬け方
下漬け
  • 白菜は1/8ぐらいのサイズに裂く
  • ジップロックに白菜を互い違いにいれ,塩を振る.塩は少し残しておき,白菜1/4に対し100mlぐらいの塩水を作り,呼び水とする
  • 洗面器に水を張り,白菜の入ったジップロックを沈め,水圧で空気を抜き,チャックを閉める.
  • 白菜の二倍量の重しを乗せて1-2晩室温に置く.
白菜の葉一枚一枚に塩をすり込む必要はありません.ジップロックの下に塩,白菜の真ん中当たりに塩,最後に塩で大丈夫です.呼び水が全てをやってくれます.

本漬け
  • 水が上がったら,その水を軽く捨て,白菜の0.5%程度の塩を振り,鷹の爪適当,昆布適当,柚子の皮適当を入れて,下漬けと同じように空気を抜き,同じように重しを乗せ,1-2晩室温に置く.
  • 後は冷蔵庫で保存し,自分の好きな漬かり具合の時に食べる.
古漬けの食べ方
  • 白菜漬けでもぬか漬けでも,古漬けを用意する.酸味や塩味が強すぎたら,水にされして塩抜きする.
  • 細かく切る.白菜なら5mm巾,胡瓜なら薄く小口切り
  • 白菜,大根,カブなど.
    • 鍋にごま油とチューブニンニク1cmを入れ熱し,香りが出たら刻んだ漬物を投入.
    • 炒まったら,鍋肌から醤油を垂らし,混ぜ,仕上げに白ごまと七味を振る.
  • 胡瓜
    • 胡瓜を絞る
    • 針生姜,白ゴマ,大葉の千切り,鰹節を振りかけ,醤油を少々かけて食う.
お試しあれ.

2012年12月9日日曜日

セビリアの理髪師

2012年12月9日 セビリアの理髪師☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

アルマヴィーヴァ伯爵・・・・・・・・ルシアノ・ボテリョ
ロジーナ・・・・・・・・・・・・・・ロクサーナ・コンスタンティネスク
バルトロ・・・・・・・・・・・・・・ブルーノ・プラティコ
フィガロ・・・・・・・・・・・・・・ダリボール・イェニス
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・カルロ・モンタナーロ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

演出自体は小芝居の多いドタバタ喜劇ですから大好きです.ただね,ロッシーニの「同工異曲」と延々と繰り返すロッシーニクレッシェンドとか好きでは無いので,得点高くありません.
歌手の声は飛び抜けてはいませんが,声の粒も揃っていたと思います.オケはちょっと温めか.
ごめんなさい,ペンキ屋のお兄ちゃんの半裸に釘付けで,あまり真面目に見てませんでした.

2012年12月5日水曜日

追悼 中村勘三郎丈

中村勘三郎丈のご逝去にお悔やみ申し上げます.
あたくしに歌舞伎の楽しさを教えてくれたのが,平成中村座でありコクーン歌舞伎でした.あの法界坊がもう見られないとは.
あたしも行くよ,追っ付け行くよ.
合掌
勘三郎さん,ほっといてもすぐ行くと思うから,小山三さんを連れていかないでね.

2012年12月2日日曜日

マリインスキーバレエ-オールスター(はいないよ)ガラ☆☆☆☆

2012年12月2日 マリインスキーバレエ-オールスター(はいないよ)ガラ☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール

レニングラード・シンフォニー・・・・・・イーゴリ・コールプ他

アレルキナーダGPDD・・・・・・・・・・ナデジダ・バトーエワ
          ・・・・・・・・・・アレクセイ・ティモーエフ
グラン・パ・クラシック・・・・・・・・・アナスタシア・ニキーチナ
           ・・・・・・・・・ティムール・アスケロフ
チャイコフスキー・PDD・・・・・・・・・マリーヤ・シリンキナ
           ・・・・・・・・・ウラジーミル・シクリャーリョフ
海賊PDD・・・・・・・・・・・・・・・・オクサーナ・スコーリク
    ・・・・・・・・・・・・・・・・アンドレイ・エルマコフ
ビギニング・・・・・・・・・・・・・・・イーゴリ・コールプ
ディアナとアクテオン・・・・・・・・・・エレーナ・エフセーワ
          ・・・・・・・・・・キム・キミン

パキータよりグラン・パ
パキータ・・・・・・・・・・・・・・・・ウリヤーナ・ロパートキナ
リュシアン・・・・・・・・・・・・・・・ダニーラ・コルスンツェフ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

レニングラード・シンフォニーは,今となっては存在価値の無い作品でしょう.何でこんな物を上演するのだろう?シュワルツェネッガーが出てたアリナミンVの「チーチーンプイプイ」を思い出してしまう.
その次の一連のGPDD,グラン・パ・クラシックみたいな無駄にバランスの多い作品はロシア人には無理でしょう.パリオペかロイヤル雑伎団に任せるのがよろしい.ボリショイ=マリインスキーガラで踊ったテリョーシキナとか,マールイのシェスタコワなんかはきれいに踊ってたけど.
「世界一可愛いウドの大木」シクリャリョフ,1人で踊っている分には何とか見られるけど,サポートは相変わらずヘタ.ろくろ廻しすれば女子の軸が斜めになってくるし,見ていて怖い.
海賊のメドーラのヴァリアシオン,スコーリクはイタリアンフェテで踊りきった.このヴァリアシオンでイタリアンフェテで踊ったのは,ザハロワ,ソーモワ,ロパートキナしか知らない.
大好きなエフセーエワと踊った鮮人ダンサー,キムくん.物凄いマネージとジャンプ.凄かった.アジア人離れしたプロポーションも ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ
さて,パキータ.何なのロパートキナのオーラは?出てくるだけで「ハイハイ,そんじょそこらのダンサーとは格が違いますからね」コルスンツェフは華があるダンサーでは無いけどシクリャリョフとは「安心感,安定性」が違います.全く不安を感じさせないサポートです.
かなり端折ったバーションでしたので,30分ほどで終わりました.
最後のカーテンコールは例によってテープと紙吹雪の嵐「2015年11月に会いましょう」
今度はスター連れてきてね.アントンに会いたい(コルサコフくんね)

あんた何人?

この間テレビで,「日本の古民家を再生,ブランド化し,民宿等にして再活用する,在日40年近いアメリカ人」ってのをやってたのですが,この御仁,何十年も日本に滞在して,日本語も流暢,日本文化にも馴染んでいるはずなのに,食生活はアメリカンなので驚いた.
「庶民派」を装って回転寿司に入って食うのは認めよう.だけど,
寿司のシャリ部分が真っ茶色になるまで醤油に浸して食うの.
そこだけ見たら「だから物を知らないアメリカ人は・・・」になると思うの.こういうのが「日本文化を愛してます」とか言うのかね?ま,所詮アメリカ人だからしかたがないけど.
普通の日本人は寿司のネタの部分をちょっと醤油につけて食うか,普通のお店なら,煮きり醤油やツメを塗ってくれるから,自分で付けると言うことはほとんど無いけどね.

2012年12月1日土曜日

ジビエ

今年もジビエの季節になりました.で,先日食ってきました.お気に入りの丸の内Vironへ.
 前菜は,おフランスのキノコが良かったのだけど,サラダかオムレツなので,小食のあたくし達にはきつい,そこで相談したら,ソテーだけにして下さった.美味しゅうございました.
 そして,もう一品,今や風前の灯火となったブダンノワール.生肉食中毒騒ぎで,豚の血の流通も怪しくなりました.
 あたくし,殆どのジビエは食いましたが,今日,初めて食うのは雷鳥,グルーズです.
ソースはもちろんサルミソース.苦みがあってクセのある,とても美味しいお肉でした.
 ぺろり.
デセールはタルト・オ・ポワールで.
しかし,Vironは良い仕事してくれます.今シーズンもう何度か食いたいと思ってます.

スマホ用手袋

ここのところタブレット端末やらスマホやらが急速に普及しだして,周辺機器の類もよりどりみどりになってきました.スマホ用の手袋も各種出ていますし,あたくしも色々持っております.安いのになると数百円からあります.で,一般のスマホ用手袋は三本指が導電性,しかも感度がイマイチというのが多かった.業務用安全靴やヘルメット,安全衛生用品のトップメーカー,ミドリ安全から出ているスマホ用手袋は,五本全部導電性です.
iPadやAppleのトラックパッドは,4本5本指で操作することもあるのでこれは便利なのと,感度の良さです.ホントに良く反応してくれます.
Amazonで買えば,メール便送料無料ですぐに届きます.お勧めです.

2012年11月27日火曜日

マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆☆



2012年11月26日 マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール


ニキヤ・・・・・・・・・・ディアナ・ヴィシニョーワ
ソロル・・・・・・・・・・イーゴリ・コールプ
ガムザッティ・・・・・・・エカテリーナ・コンダウーロワ
ハイ・ブラーミン・・・・・ソスラン・クラーエフ
ゴールデンアイドル・・・・キム・キミン
指揮・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

出ました,満点のパフォーマンスです.ヴィシニョーワとコールプに神が降りてきました.それだけじゃありません.その神様がコールドバレエにまで乗り移って,素晴らしい名演を見せてくれました.
独自の演出もたくさんありました.ドジョウすくいの間,ソロルは右往左往,立ち上がったり座ったり,落ち着きません.ニキヤがヘビに咬まれて,ハイ・ブラーミンが薬を上げようとするとき,ハイ・ブラーミンの指示で一同後ろを向きます.
ゴールデンアイドルは,鮮人でしたが,細いながらも,手足が長く,とてもセクスィーな体型でした.
ヴィシニョーワ,1,2幕のヘッドドレスは独自の物を着けてました.コールプも最後の衣装は他の人とは違う色でした.
まーとにかく見逃した人がかわいそうになる名演でした.
舞台って生ものですね.

2012年11月25日日曜日

マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆

2012年11月25日 マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール


ニキヤ・・・・・・・・・・オクサーナ・スコーリク
ソロル・・・・・・・・・・ウラジーミル・シクリャリョフ
ガムザッティ・・・・・・・エレーナ・エフセーワ
ハイ・ブラーミン・・・・・ウラジーミル・ポノマリョフ
ゴールデンアイドル・・・・アレクセイ・ティモフェーエフ
指揮・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

ミハイロフスキー劇場で活躍し,毎年のように来日していたエフセーエワがマリインスキーに移籍して4年,全く音沙汰が無かったのですが,昨今の産休,故障で急遽ガムザッティを踊ることに.マールイ時代からガムザッティは得意にしていただけに期待が持てます.
で,主役の不安定コンビ,スコーリクとシクリャリョフ,大きな破綻はありませんでした.シクリャリョフはヒゲまではやして,すっかり大人に.でも相変わらずサポートはへたくそ.エフセーワは貫禄十分だし,白粉でも塗っているのかと言うほど白い肌の色はいつも通り.踊りも充分見せてくれました.
スコーリクもやはり21世紀のダンサーだから,180度以上足も開きます.
今日は二階席だったので音楽も良く聞こえてきました.でも満点じゃ無いのは,やはりソロルが生き残る演出は好きじゃ無い.と言うことでしょうか.
さて,明日はヴィシニョーワだ.

2012年11月24日土曜日

ダニール・シムキンのすべて インテンシオ☆☆☆☆

2012年11月24日 ダニール・シムキンの全て インテンシオ☆☆☆☆ 於 ゆうぽうと

Qi・・・・・・・・・・・・ダニール・シムキン
葉は色あせて・・・・・・・ジュリー・ケント
      ・・・・・・・コリー・スターンズ
チャイコフスキーPDD・・イザベラ・ボイルストン
           ・・ホアキン・デ・ルース
白鳥も湖よりアダージョ・・イリーナ・コレスニコワ
           ・・ウラジーミル・シショフ
椿姫より3幕のPDD・・・・ジュリー・ケント
         ・・・・ロベルト・ボッレ
海賊より2幕のPDD・・・・マリア・コチェトコワ
         ・・・・ダニール・シムキン
休憩
雨・・・・・・・・・・・・イザベラ・ボイルストン
 ・・・・・・・・・・・・ダニール・シムキン
ジゼルより2幕のPDD・・・マリア・コチェトコワ
          ・・・ホアキン・デ・ルース
クルーエル・ワールド・・・ジュリーケント
          ・・・コリー・スターンズ
白鳥の湖より黒鳥のPDD・・イリーナ・コレスニコワ
           ・・ウラージミル・シショフ
ロミオとジュリエットより1幕のPDD・吉田都
             ・・・・・ロベルト・ボッレ
レ・ブルジョワ・・・・・・ダニール・シムキン

シムキンなんか興味なかったの.ボッレと都ちゃんが出ることになったから見ることにしたの.そしたら・・・・・シムキン凄いわ.バリシニコフか熊川かって言うほどのかっとびマネージュ.体型がおこちゃまだから,坊や坊やと思ったら,もう25になるのね.
タッチキンバレエのコスレニコワ,白鳥だけの人だけど,特に切れ味は感じなかったけど,黒鳥の32回転,ダブルはないけど,軸足がぶれないのは凄い.でもなんでこの人?
そして,ジュリケン.この女もうダメだと思ってからもう何年たつのだろう.まだ充分踊れてます.改めて尊敬します.
そして,都ちゃん.「安定」という言葉がよく似合う.全く危なげない踊り.ボッレが「彼女と踊るの楽しい」と言わんばかり.
カーテンコールでも,緞前でもとにかくボッレが楽しそう.緞前では都ちゃんをこっそり後ろからリフトして驚かせる.
シムキンはテクニックもあるし,見せるダンサーだけど,体型がネオテニーでセクスィーさが無いのが残念.ボッレのゲイテイストたっぷりな嫌らしい体格があればもっと受けると思うのだけど.ま,あたくしが言っても説得力は無いけど.
なんだかんだ言って楽しめました.シムキンの親父が演出したらしい,映像も効果抜群でした.

2012年11月23日金曜日

桃さんのしあわせ☆☆☆☆☆

2012年11月23日 桃さんのしあわせ☆☆☆☆☆

新国からバスで東急本店前まで.Bunkamuraのル・シネマで「桃さんのしあわせ」を見ました.
香港の裕福な家庭のメイド桃さん.親子四代,60年に渉って仕えていた.家族の殆どはアメリカに移住し,今香港にいるのは映画プロデューサーのロジャー1人.ロジャーにとって桃さんは空気のような物,生まれたときから世話になっているから,居るのが当たり前.その桃さんが脳卒中で倒れた.
麻痺が残った桃さんは,家族として面倒を見るというロジャーを振り切って老人ホームに入るという.
あまり環境がよろしくない老人ホームながらも,それなりに人間関係を築いて慣れていく桃さん.暇さえあれば見舞いに訪れるロジャー.
ロジャーの家族もロジャーの父親が残した不動産を桃さんに残して好きに使えという.しかし,桃さんはあくまで一メイドとして振る舞う.そして桃さんの死.
ロジャーもロジャーの母親も,自分が入院したときには桃さんに散々世話になった.そして,今,年老いた桃さんのために尽くす.
桃さんあなたの幸せってなんだったの?でも,最後は幸せだったよね.滂沱.

トスカ☆☆☆☆

2012年11月23日 トスカ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

トスカ・・・・・・・・・・・ノルマ・ファンティーニ
カヴァラドッシ・・・・・・・サイモン・オニール
スカルピア・・・・・・・・・センヒョン・コー
指揮・・・・・・・・・・・・沼尻竜典
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

いえ,レパートリー公演としてはかなり上等なパフォーマンスでした.主役3人は見事なイタリア声でしたし,演技も立派.東フィルもがんばってました.満点でも良いのですが,あたくしにとってトスカという作品が,それほど重要では無いと言うことでしょうか.
この演出は「ラ・ボエーム」と同じように,かなり完成度の高い,そして,レパートリー公演としてはとてもうまく出来たプロダクションだと思います.
書き割りだけど,遠近感を強調して豪華に見せた聖堂.スライディングステージで見せる豪華なテ・デウムの場面.スカルピアを殺害し,ロウソクを消した部屋に移るトスカの巨大な影,地面から飛び出すサンタンジェロ城.
初めて見るオペラとしてはこのプロダクションは最適だと思います.
ノルマ・ファンティーニは新国の開場公演「アイーダ」以来,頻繁に新国で歌ってますので,慣れたものでしょう.物凄い拍手でしたし,本当に嬉しそうでした.
スカルピアが鮮人だったのでホワイエにはたくさんの鮮人観客がいましたが,例のプラカードを出す無粋な奴はいませんでした.

2012年11月22日木曜日

イザイホーの欺瞞と疑問

1978年,沖縄久高島で,おそらく史上最後となる「イザイホー」が行われた.
イザイホーとは久高島で12年に一度行われる「島生まれの女が神職に就くための資格を得るためのイニシエーション」のような祭.
1990年に予定されていたイザイホー以降「資格を持った女性(島生まれの女性)がいないので休止」恐らく今後も行われないだろう.
ところが,この祭の消滅を危惧する一部ボランティアにより,その後も小規模な「イザイホーモドキ」は12年ごとに行われているらしい.
1978年のイザイホーは,「恐らく最後」と言うことで,様々な学者により記録されている.ネットでも動画がいくらでも見つかる.
「島生まれの女性」でなければ参加できない神秘の儀式「イザイホー」なのに,1978年の時,沐浴する女性たちは「Tシャツにスカートでプラスティックの洗面器を持って沐浴」イザイホーの儀式に使う水桶は「ポリバケツ」
ね,島生まれとか,神職とかどうでも良くね?ポリバケツがOKなら島生まれじゃ無くても,女じゃなくても良くね?
あたくしはこの儀式の荘厳さが好きだから,「舞踏劇」として上演するのも有りだと思う.
久高島出身の方,意見ありますか?

2012年11月19日月曜日

悪の教典☆☆☆

2012年11月19日 悪の教典☆☆☆

男子高校生の「男ってバカね」なところや徹頭徹尾にこやかに殺す「蓮実ん」の表情や,殺人シーンなどは楽しいのだけど,設定された高校生の知能が恐ろしく低いのよ.「なかよし学級?」と思ってしまう.
特に発情した高校生は,後先考えずに行動するのでイライラします.「手分けして助けを呼びに行こう」と言えば「あたしも行く」と足手まとい希望者が出てくるし,雌の名前を大声で呼んで居場所がばれてしまったり.せっかく逃げて警察を呼んだ坊やも,殺される気満々で戻って殺されるし,蓮実んがロープを登ってくる「最大の反撃のチャンス」はフリーズして動けないし.結局2人生き残るのだけど,怒りにまかせて証拠隠滅を計るし,もう,頭が悪いにもほどがある.
意味なく伊藤英明が脱ぐのは良いけど,決して誉められた体では無いし.
続編造る気満々みたいだけど,もう少しまともな高校生出せよ.な気分です.
長すぎます.あと30ふん切りましょう.

2012年11月17日土曜日

チキンとプラム あるバイオリン弾き,最後の夢☆☆☆☆☆

2012年11月17日 チキンとプラム あるバイオリン弾き,最後の夢☆☆☆☆☆

なんでそういうストーリーだと教えてくれなかった.公式サイトや批評家の感想では解らなかった.とにかく最後の10分で涙腺崩壊.でも凄くすっきり終わります.
冴えないバイオリニストのナセル・アリは妻ファランギースのヒステリーで愛用のバイオリンを壊される.替わりのバイオリンを手に入れようと奮闘しているとき,かつての知り合いと通りすがる.「イラーヌ?」「はい,どなたかしら?(棒読み)」「覚えていませんか?」「どなたかしら?(棒読み)」
その後彼は死を決意する.そして,自分の人生を回顧する.
修業時代,「名バイオリニスト」として名声を得た時代.愛のない結婚,うまく行かない仕事.
最後の十数分で明らかになるのは,実は修業時代,イラーヌと知り合い,結婚を決意するも,イラーヌの父親の反対で諦める.名声を得た時代の演奏はイラーヌへの愛の歌だった.イラーヌは親の勧める結婚をして子供が生まれ,成長し,孫まで生まれた.
一方,いい歳になってから,ナセル・アリは母親が勧めるが,ナセル自身は気の進まないファランギースと結婚し二児をもうける.実はファランギースは子供の頃からナセルに恋をしていた.
一方,ナセル・アリと擦れ違ったイラーヌは,通りを曲がると泣き崩れる「Naser ali,
Mon amour」イラーヌもこの恋を封印して生きてきたのであった.
ナセル・アリは亡くなり,こっそりと葬儀を見送るイラーヌ.暗転
チェコの名匠,イジー・メンツェルを思わせる作品です.
「アメリ」などで良い味出しているジャメル・ドゥブーズが,この作品でも良い味出してます.
監督自身の描いた漫画が原作と言うことで,映像も漫画チックで物凄くきれいです.今年一番の作品です.映画館へ急げ!!

2012年11月16日金曜日

マリインスキー劇場 ラ・バヤデール☆☆☆☆

2012年11月15日 マリインスキー劇場 ラ・バヤデール 於 文京シビックホール

ニキヤ・・・・・・・・・・ウリヤーナ・ロパートキナ
ソロル・・・・・・・・・・ダニーラ・コルスンツェフ
ガムザッティ・・・・・・・エカテリーナ・コンダウーロワ
ハイ・ブラーミン・・・・・ウラジーミル・ポノマリョフ
ゴールデンアイドル・・・・アレクセイ・ティモフェーエフ
指揮・・・・・・・・・・・アレクセイ・レプニコフ
演奏・・・・・・・・・・・マリインスキー劇場管弦楽団

さて,いよいよ開幕のマリインスキー劇場バレエ,主役6人のうち三人が産休,そしてオスモールキナが故障で,ヴィシニョーワもガラは出ない.まーー何と馬鹿にした話でしょ.ま,あたくしが買った日はキャスト変更にならないし,久しぶりにエフセーエワが来るから,良いとしよう.このキャストで高価なプログラムは売れまい,ということで,例外的にたったの1500円.
スペック通りだと,マリインスキー劇場や新国とサイズに違いは無いはずなのに,どのダンサーも舞台から飛び出しそうになる.あるいは等間隔が作れない.坂下りで後ろの人を蹴っ飛ばしたり.
オケは出トチリする.まだ本調子とはいかないようです.
とは言えロパートキナですから.まさに至宝ですね.
ヘビに咬まれるとき「ヒェ」っと声が出てしまったのは許しましょう.ロパートキナってこんなに足上がったっけ?
コンダウーロワはでかい.でも,華があるし,ガムザッティにはぴったり.ただし,ニキヤが出来るかな?ま,来週確認しましょう.
そういえば,寺院崩壊しないヴァーションを見るのは初めてか?今はロシアでも寺院は崩壊するのが当たり前だし.影は32人いたけど・・・・・どいつもゴツイ.
以降の公演に期待しましょう.
つーか,アントン呼べよ,ノーヴィコワ呼べよ.

2012年11月11日日曜日

希望の国☆☆

2012年11月10日 希望の国☆☆

園子温の最近の作品は結構見ているけど,

愛のむきだし・・・・・・・お父さん大好き,神様ごめんなさい
ちゃんと伝える・・・・・・お父さん大好き
冷たい熱帯魚・・・・・・・お父さん大好き,神様ごめんなさい
恋の罪・・・・・・・・・・お父さん大好き
ヒミズ・・・・・・・・・・お父さん大好き
な作品でしょ?で,これも
希望の国・・・・・・・・・お父さん大好き
な作品なのよ.後は神楽坂恵の「泣きべそ演技」
感想は「またかよ」
さらにこの映画の教訓は「無知は恐怖を生む」「DQNは脳みそより筋肉の反応が早い」「だからDQNは繁殖率が高い」
昨年の震災の後の「互助会」風のサイトに「援助求む」と書き込んだ被災地の女性が,ことごとく「シンママ,LLLサイズ,震災後すぐに父なし子妊娠」だったのがよく分かります.
で,このお父さんは,地震で原発が爆発すると,息子と嫁を逃がす.この息子がパパ大好き.嫁は放射脳発病.お父さんは土着民なので避難拒否.奥さんはアルツハイマー.
キャラクターのDQN程度がふらついているのが痛い.お父さんはアルツハイマーのことは理解しているのに,原発については理解できない.
放射脳の嫁は放射脳のくせに「完全防備」で義父さんに会いに行く.┐(´д`)┌ヤレヤレ
挿入されている音楽がマーラーっぽかったけど,やっぱりマーラーだった.
この監督さん,次から次へと「お父さん大好き映画」作っているけど,評判にはなってもあまり当たっていないような気がする.どこからそんな金が湧いてくるのか?
後,カメオ的に色々な役者さんが出てるけど,そんなに出たいかな?

アウトレイジビヨンド☆☆☆☆☆

2012年11月10日 アウトレイジビヨンド☆☆☆☆☆

どうせヒットするからと後回しにしていたら,結構上映回数が減っていて,近所の映画館では深夜ぐらいしかやってない.しかたがない,行きたくは無いが,近場の都内最貧地区のシネコンなら5回ぐらい回っているので,やむなく貧民街へ.
全作の記憶はあまりないのだけど,本作は,面白い面白い.本当に面白いぐらい人が殺されてゆく.高橋克典が,セリフが一つも無い殺し屋の役で格好良い!
まーどいつもこいつも悪い奴だから,死んでも別に構わないのだけど,「あーこういう殺し方があったのか」と感心することしきり.
でまあ,所詮極道なんてチンケなものと思わせるところが北野武の凄いところか.
面白いぐらい人が死ぬけど,警察側に殆ど被害者が出ないのが日本なのね.セルピコなんか警察内部の腐敗が一番ひどかったように描かれていたけど.
すっきりしたい人にお勧めです

2012年11月9日金曜日

科学博物館 チョコレート展

2012年11月9日 国立科学博物館 チョコレート展☆☆☆☆☆

入場券が板チョコ,図録もチョコレートなチョコレート展.
ドイツはケルンのライン川沿いにチョコレート博物館があります.ここは公共の博物館では無く,元々はStollwerck社というドイツのチョコレートメーカーが設立したプライベートの博物館です.今回の科博のチョコレート展より規模の大きい展示と,立派なショップがあります.しかし,展示が殆どドイツ語だったが残念なのですが.今は英語も整っているかも知れませんし,リンツの系列になっています.
ヨーロッパで飲まれるようになった背景,ヴァン・ホーテンがココアバターを絞ることにより固形化し,ネスレがミルクを加える手法を開発,リンツがコンチングを完成させ,今日のようなチョコレートを完成させてきたというチョコレートの歴史.森永,ロッテ、グリコ,明治,各メーカーの歴史など.
カカオ豆の「発酵」って「curing」だと思ってたのだけど,「fermentation」だったのですね.
金曜日の夜,科博は20時まで開いてます.今日は勤務時間の都合で休日だったので,夕方,16時頃行きましたが,ガキどもが帰った後で,子供がいないし,始まったばかりで評判も聞かないので,空いてました.じっくり見られました.この時間帯お勧めです.
こんなチョコレートも作れます.
このチョコレート「芥川製菓」謹製.ここのチョコレートってめったに市販されていないから珍しい.
ここの御曹司,学習院の馬術部でした.
ショップではクーベルチュールも売ってます.
日本館で開催されている「鳥類の多様性」展もとても面白い展示でした.

シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語☆☆☆☆☆

2012年11月9日 シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語☆☆☆☆☆

ま,ストーリーも無く,どちらかというとシルク・ドゥ・ソレイユのプロモーションビデオのような物ですが,Zedを8回みたあたくしです.
あたくしのようにシルク・ドゥ・ソレイユ好きにはたまらない作品です.
OとかKaなどの演目がちりばめられてます.
個人的にはシルク・ドゥ・ソレイユは夢の世界であって欲しいので,エルヴィスやビートルズの音楽が流れるのは好みません.
IMAXで見ましたが,久しぶりに3Dで見て良かった,と思いました.
それにしても,シルク・ドゥ・ソレイユの演目はどれもこれも美しい.

2012年11月3日土曜日

シルヴィア☆☆☆☆☆

2012年11月3日 シルヴィア☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス


エロス・・・・・・・・・・・八幡顕光
ダイアナ・・・・・・・・・・堀口 純
オライオン・・・・・・・・・マイレン・トレウバエフ
シルヴィア・・・・・・・・・米沢 唯
アミンタ・・・・・・・・・・菅野英男
ジルベルトとジョルジュ・・・
指揮・・・・・・・・・・・・ポール・マーフィー
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

キャスト表貰うの忘れたので,今日のヲカマたちがだれなのか解らないけど,ちょっと臭かったかしら?先週の二人組のほうが自然でらしかった.
さて,先週の公演を見て感激してすぐにチケット手配したら,二階席一列のど真ん中がとれました.売れてない!
結局二階席はガラガラでした.
一方でさすが二階席,音が良い.
で,今日は八幡くん,マイレンと演技達者が主演だから面白い.主役二人に花が乏しいのは少し残念だけど,八幡マイレンの二人が盛り上げる.
最後は本当にウルウル.今日も楽しめて感激できた公演でした.
このプロダクションは良く出来た作品です.ぜひレパートリーとして再演して欲しい物です.

2012年11月1日木曜日

屋根裏部屋のマリアたち☆☆☆☆

2012年11月1日 屋根裏部屋のマリアたち☆☆☆☆

Bunkamuraのル・シネマで上映中に見に行こうと思ったら,あっという間に終映.先日フォロワーさんに「ギンレイホールで上映中」と聞いて見に行きました.
さすが東京の中心部は違う.朝から「本日お立ち見」東京には「映画を見る文化」が残っているので,いつ行っても結構混んでいることが多いのですが,シネコンが多くなってきたので,立ち見と言うことはありませんでした.今日は映画の日と言うこともあって,一番映画を見ていた世代が多くいました.
で,内容ですが.アメリカ映画のHelpを彷彿とさせます.パリの証券会社を経営する資産家ジャンールイ,奥さんは慈善パーティーだのブリッジだのオートクチュールの仮縫いだので「忙しい」で,スペイン人のメイドを雇う.
自分が所有するアパルトマンの6階にはそのメイドたちが住む.
ジャンールイはメイドたちに優しく接して,時に協力もする.そこまでは良いの.
ところが後半になると,メイドのマリアにうつつを抜かすジャンールイと以前にも勤務先の親父と出来て「未婚の母」になったマリアの安っぽいお話になってしまうのがちょっと残念.
楽しい映画だから見て損はしないけど,「え?こんな話しだったの?」と言う感じかしら?

2012年10月31日水曜日

ハロウィンって?

Hallowe'enって,発祥はケルトだけど,現在の形はアメリカ式なのよね.聖パトリックデーと同じ.
そもそもカボチャが「アメリカ大陸原産」でしょ?英国ではスウィードと言うカブを使ってたのよ.
逆輸入されて英国やドイツなどでも最近は盛んになってきているみたい.デンマークに嫁いだあたくしのフォロワーさんも「デンマークでもここ数年やるようになった」と言ってたわね.
さて,しばらく前,都内の毛唐比率が高い地域,麻布とか渋谷とかでは当たり前のようにハロウィンを祝ってた.子供たちが仮装して家々を訪ね「trick or treat?」と言ってお菓子を貰う.
ところが「田舎住まいだけど妙な情報に汚染されている」おバカな人達が大量に,ハロウィンに,都内へ子連れで仮装して押しかけ「とりっくおあとりーと」を始めた.
都内のコミュニティでは「昨夜知らない子供たちがやたら来たわよね?」で話題になり,結局「物騒なのでハロウィンに参加する子供たちと受け入れるご家庭は登録制にします」となり,子供が訪問しても良い家は玄関にそれなりのシールを貼り,子供たちもそれなりのシールを衣装に貼るようになった.シールの無い子はお菓子も貰えないし,不法侵入.
いえね,今日,南東北から都内に帰る電車の中で,仮装に顔面ペインティングした親子を何組か見たから.
東京メトロのマナー広告じゃないけど「アメリカでやろうよ」「地元でやろうよ」

2012年10月27日土曜日

シルヴィア☆☆☆☆☆

2012年10月27日 シルヴィア☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス 

エロス・・・・・・・・・・・吉本泰久
ダイアナ・・・・・・・・・・湯川麻美子
オライオン・・・・・・・・・古川和則
シルヴィア・・・・・・・・・小野絢子
アミンタ・・・・・・・・・・福岡雄大
ジルベルトとジョルジュ・・・福田圭吾 八幡顕光
指揮・・・・・・・・・・・・ポール・マーフィー
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

新国バレエ団の作品で,美しいと思ったのはたくさんあります.感激して涙が出そうになった作品はそんなにありません.あたくしの場合「ペンギン・カフェ」がそれでしたが,シルヴィアもそうでした.
ドリーブの美しい音楽,ビントレーの美しい振り付け,判りやすいけど,バカバカしくは無いストーリー.とにかく綺麗です。装置,衣装,照明,音楽.
音楽的には,なんでこの作品がこんなにマイナーなんだと言うほど美しい曲です.ドリーブと言えばラクメの「鐘の歌」「花の二重唱」とコッペリアの「マズルカ」「ワルツ」そしてシルヴィアのいくつかの曲(一番有名なのはピチカートか?)ぐらいしか知られていませんがミンクスは良いとして,全く印象に残らないプーニの曲なんかより遙かに内容が濃いです.
幕が開くと,とある伯爵邸,結婚記念日のパーティーが開かれているけど,伯爵夫妻は倦怠期.伯爵は召使いと家庭教師の恋愛にも顔を突っ込もうとする,そして庭師がちょこっと仕込む.
スキンヘッドにピッチピチのタートルネックシャツにサングラスと言った「いかにも」なヲカマが二人出てきて,衣装を配り,仮装がはじまると・・・・・時代は神話の世界に.
結局なんだかんだあって収まるところに収まります.
さて,この曲,この時代の作品には珍しくサクソフォンが使われています.アドルフ・サックスが「サクソフォン」の特許を取ったのが1846年,シルヴィアは1876年ですから,かなり早い時期だと言えましょう.
と言うわけで,来週もう一度見に行くことにしました.
今日はNHKのカメラが5台ぐらい入ってました.カメラの廻り二十席ぐらい空けてしまうので勿体ないけど,この台数なら,全曲録画かな?

J亭落語会

2012年10月26日 J亭落語会 ☆☆☆☆ 於 JTアートホールアフィニス

桃月庵白酒・・・・・・・・・・・四段目
     ・・・・・・・・・・・安兵衛狐
仲入り
三遊亭時松・・・・・・・・・・・ねぎまの殿様
桃月庵白酒・・・・・・・・・・・五人廻し
白酒師は枕と落語も途中までは爆笑なのだけど,如何せん落ちがあまり面白くない噺なのが辛い.
そして,このホール,音楽用も考えているので,残響が長すぎ,何を言ってるのか分からないところも.滑舌の良さではとびきりの白酒師,その白酒師の噺が聞こえないとは.
しかし,さすがに五人廻しになると,面白い面白い.

2012年10月21日日曜日

本当に鳥がいない

グアムは海洋島で,一度として大陸と繋がったことが無い島です.従って固有種も多数いて,定法通り飛べないクイナもいたりしました.
しかし,戦後のどさくさでブラウンツリースネークという蛇が入り込み,大繁殖したため,物の見事に鳥がいなくなりました.
食い尽くされたのもいましたし,飛べる鳥はサイパンやロタに逃げました.
例えそうだとしても,スズメ,鳩,カラスはどこにもいるのが普通.しかし,鳩もカラスも滅多にお目にかかれません.本当に鳥の姿がありません.
ハワイでは,グアムの轍を踏まないよう,麻薬犬ならぬ「ヘビ犬」が空港を徘徊しています.
しかもこのヘビ,発電所に入ってショートさせ,島全体を停電にしたりします.

2012年10月20日土曜日

何でグアムへ行かなかったか?

今回のグアムは20年振りぐらい,三回目です.何故こんなに長いブランクが?
グアムはワイキキと同じようにホテルが並ぶ「通称ホテルロード」があり,殆どのホテルがホテルロードにあります.「繁華街」と言われるのもこのホテルロードの中にあります.
しかし,以前のグアムは移動手段が無く,治安も悪かったので,隣のホテルに行くにも「危険だからタクシーを使って下さい」と言われました.
ワイキキは暑いと行っても湿度が低いので,日陰は涼しく,カラカウアアベニューやクヒオアベニューはホテルやお店がたくさんあるので歩いても退屈しません.お散歩も楽しいです.
一方,グアムはホテルの間隔が長く,その間は何にも無いし,蒸し暑いので,歩く気がしませんでした.
今回グアム旅行を調べたら,グアムにもワイキキと同じようにトロリーが走るようになり,移動手段が確保できることが判ったのもグアム旅行を決めた理由の一つ.
で,このトロリーもいくつかあるようで

  • 赤いトロリー
    基本的にホテルロードの往復.本数も結構あり便利
  • 白いトロリー
    HIS専用
  • その他
    JTBやらなにやら走ってます.
ご自分の代理店がどのトロリーを紹介してくれるか確認したほうが良いです.
前回グアムへ行ったときは「暑い,熱い」という印象だけでしたが,今回感じたのは「東京よりは涼しい」です.もちろん熱いし,信じられないほど汗をかきますが,風が吹けば何とかなります.風が熱風である東京よりは「命の危険を感じません」
しかし汗かきますので,水分補給はこまめに.
くれぐれも「トロリーの使えるツアー」を選んで下さい.自由度が違います.

帰ります

帰りの飛行機は早朝便.ツアーの書類には,すでにウェイクアップコールは頼んであるとのこと.一応レセプションに確認してみると「3:40分になってる」「ありがとう」ヲイヲイ早朝じゃ無く深夜だろ.
で,起きてチェックアウトして,待っているとピックアップが,途中の寄り道も一カ所,計三名のみ.
ところが,空港に着いたら,すでに大型バスが数台.ま,行列は長かったけど,比較的するする進みましたが.
取りあえず,United clubへ.
オンタイムの飛行機で帰国.
朝食はアメリカ式のソーセージとスクランブルエッグ.
そうそう,帰りはUAのアプリでチェックインして,passbookで乗りましたが,係の方も慣れてないようで,iPhoneの画面をスキャンして「Esclarmonde様ですね?」と確認してから乗り込みました.

食い物

グアムとは言え所詮アメリカです.食い物に期待してはいけません.分量だけ多くて味は二の次です.
 島一周の時のビュッフェランチ.シーフードを中心に
 DFS前のレストランで.マグロのグリルとありましたが,殆ど炙りです.これは美味しかった.手前のふりかけご飯がじゃまでした.
メインはシーフードの盛り合わせ.
その時,窓の外にはヤモリが.
 最後の夜,ホテルのビュッフェレストランで(多いのよビュッフェの店が)
 野菜もタップリ摂らないと.
宿泊客もそんなに多くなく,場所柄,他のホテルからわざわざ来るとも思えないのに,朝昼夜と営業しているのは?どうも,従業員用のケータリングを兼ねているようでした.また,夜はローカルが結構来てました.お安いのよ.
ポリネシア,ミクロネシアはアメリカ式のデブが多く,通風患者も多いのですが,隣のデブカップルは,あたくしの量の皿を,各自六皿ほど平らげてました.
スパムむすび.
ハワイから入ってきたのでしょう.

潜水艦

おハワイでもお馴染みの潜水艦アトランティス,ここにもあります.おハワイは便数も少なく,100$超と高いのですが,ここは便数が多く,値段も手頃なので行ってみることに.このツアーも人は少なく10人でした.前の便と,次の便は満席状態でしたから.
まずはバスで船着き場へ.そしてこのカタマランで沖合へ.
前の便の潜水艦が浮上してきました.



この狭い穴から後ろ向きに降ります.

 中はこんな感じ
 GT
魚を呼ぶために最低限の餌付けはしているそうです.
浮上時には,まず,廻りに注意を呼びかける意味で,空気をブローします.そして,浮上しますが,浮上速度のほうが空気より早いため,窓の外の泡が下に沈むように見えます.
帰りのカタマランから見えるガントリークレーン.

下流のリゾート

本当にその言葉がぴったり.ホテルロードを歩いている日本人は,異様に金髪茶髪率が高く,喫煙率も高く,刺青率も高く,教育レベルは低そうで,繁殖力は物凄く強い,いわゆる下流が殆どです.
ま,そこそこの料金で楽しめて,日本語でも何とかなるし.ま,お近づきにはなりたくないけど.多分財布の美豚率も高いのでしょうね.ドン・キホーテの客層と重なります.
さて,翌日は島一周の旅




 横井ケーブ.と言ってもレプリカで,実際はもっと人里離れたところにあったそうです.
 タロフォフォの瀧


 カルチャーパークのウトゥクスィーお兄さん. ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ

結構高いぞWIFI

さて,ホテルにチェックインして,部屋に入ると,一応有線LANもあって,無線ルーターも持ってたのですが,繋ぐと契約を勧められる有料の物.無線も同じようにいくつか拾えますが,繋ごうとすると契約しろと言われるもの.結局Guam Wifiというのにしました.72時間20$.ヨーロッパだと殆ど無料で使えるので,これは結構高いかも.でも,ホテルの他,いわゆるホテルロードのあちこちやショッピングモールでも繋がるので便利です.スピードは結構出てました.
こんな「広さだけは充分」な部屋ですが,安いツアーですので海も山も見えません.
DFSの中にある現地エージェントへ行ってオプショナルツアーの相談.
まずはアンダーウォーターワールドへ.

大きくはありませんが,結構まともな作りの水族館です.
この日が水曜日だったので「チャモロビレッジのフィエスタがある.食事無しのコースで行って,屋台でチャモロ料理を食べるのが面白い」と言うので行ってみました.
 こんな屋台がたくさん.
 ご飯はハワイのプレートランチのような物.赤いご飯が憑きものですが,ケチャップライスでは無く,アチョーテ(アナトー)で色づけした物です.
他にも一皿盛にしないで串焼き風にした物など色々ありますし,たくさんのお店が出ています.上のプレートが8$でした.買ったら,そこら辺に腰掛けて食べるのが正式.当然ながらこういう場での飲酒は厳禁です.
スムージーと呼ばれていますが「緩いかき氷」です.マンゴ味のは美味しかったけど.
突然スコールが来て避難したり,結構楽しめました.暑かったけど.

携帯ウォシュレットとグアムへ

20年振りぐらいでグアムへ行って来ました.
本当はハワイにしようかと思ったのですが,思った以上にツアー料金が高かったので,近場で済ませました.携帯ウォシュレットを持って.
昨年,コンチネンタル航空とユナイテッド航空が合併したので,ユナイテッドもミクロネシア路線が充実しました.最初はサイパンを考えたのですが,UAは成田からサイパンの直行便が無く,グアム経由だとその報が高くなるので,グアムに.
ツアーの催行は,コンチネンタル時代,コンチネンタル航空専門のツアーを扱っていたR&Cツアーズ.UA専門のツアー「ユナイテッドホリデイ」で選びました.「赤いトロリー乗り放題」
結局,大手のHISやJTBじゃなくて良かった,と思うこと多数.
さて,成田のレッドカーペットクラブは「ユナイテッドクラブ」と改称してました.
夜の飛行機で,グアム行きが最後のUA便だから,ラウンジは空いていたのですが,どう紛れ込んだのか,飲み放題食い放題のファミレスと勘違いしてお餓鬼様を放牧するDQN夫婦や,居酒屋と間違えて宴会始める田舎者グループがいて,なんなのこれ?状態.

早めにゲート向かってビックリ.キャバクラの慰安旅行ですか?

グアムってどうやら貧民のリゾート地になっているみたいで,平均年齢は若いけど,茶髪,金髪率が高く,男はヤンキー,女は商売女みたいな格好をしたのが数百人.子連れも多い.しかも,子どもが膝上なら只であるうちに行こうという,貧乏くさいオーラがにじみ出てます.
その時英語で「エグジットシートをご希望の方,無償で交換します」とのアナウンス.
ゲートのカウンターに行くと「今日は日本人観光客で満席なので,エグジットシートに座れる人がいないので,ご協力助かります」いえいえ,助かるのはこちらです.
エコノミープラスの最前席,ジャンプシートの向かいです.
ここは万が一の時アテンダントへの協力が義務づけられているため,英語力が必要になります.だから英語でしかアナウンスしません.
乗ったらアテンダントが来て「ここはスペシャルレッグスペースがありますが,スペシャルミッションもあります.ご理解いただけますね?」ハイハイ.
ジャンプシートに座ったアテンダントも「協力よろしく,ていっても今まで一度として頼んだことは無いから大丈夫」ハイハイ.
夜遅い便なので,軽食です.
バドワイザーってデザイン変わったの?
しかし,あたくしをUSシチズンと思ったのか,英語の書類を持ってくるので「日本人です」と言って日本語の書類を貰いました.

荷物のピックアップ後,恒例のツアーエージェントによる振り分けです.通常なら大型バスに乗せられて,あっちのホテルで5人,こっちのホテルに3人とドロップオフがはじまるのですが,小さい代理店のツアーなのであたくし一人.バンに乗せられてホテルへ.