2009年1月8日 ムソルグスキー記念ミハイロフスキー劇場バレエ ジゼル☆☆☆☆☆ 於 オーチャードホール
ジゼル・・・・・・・・・・オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト・・・・・・・・イーゴリ・コルプ
ミルタ・・・・・・・・・・イリーナ・コシュレワ
ハンス・・・・・・・・・・アレクサンドル・オマール
ペザント・・・・・・・・・タチアナ・ミリツェワ
・・・・・・・・・アントン・プローム
指揮・・・・・・・・・・・カレン・ドゥルガリヤン
演奏・・・・・・・・・・・ミハイロフスキー劇場管弦楽団
さて,レニングラード国立バレエも最近はミハイロフスキー劇場と表記するようになりました.
で,あたくしはシェスタコワの追っかけをすることに.オーチャードは死角が多いので,決してオペラやバレエに向いた劇場ではありませんが,幸い2階Lの最高の席が取れました.
見るのは「ジゼル」「海賊」「ライモンダ」です.
特に「ライモンダ」は2006年にマールイで初演されたときから見たかった演目です.
今日の「ジゼル」,演出は2007年ドルグーシンのもの.(ただし装置はその前の演出のもの)
何が違うのか?
ペザントの音楽が耳慣れないような気がしました.それと,コールドのお兄さんたちがやたらとタンバリンを鳴らす?
ミリツェワはちょっと不安定かな?
今回のシェスタコワは狂乱の場で髪を下ろしてました.素晴らしい演技でした.
その後,ジゼルが死んだ後,アルベルトは取り乱す事もなく,ハンスと責任の押し付け合いをして,アルベルトが「殺してやる」ハンスが「上等だ,さあ殺せ」を繰り返し,従者に急かされるように退場します.ま,今日みたいなのなら「へたれ」ではありませんね.
そして,二幕,ミルタのコシュレワがとても良かった.まだ若いのに貫禄がありました.
コール・ド・バレエは相変わらず美しいのですが,最近は新国がデフォなので感激と言うまでには.
そしてシェスタコワ,PDDではザハロワ並みに足が上がるし,かといってザハロワみたいにフワフワしすぎないし,良い表現でした.コルプのリフトがなんか・・・
スカラの幕切れが物凄く泣かせるのに,マールイの演出はジゼルが下手に消えるだけなのでちょっと勿体ない.
とにかく美しい舞台でした.
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