2009年1月30日金曜日

シェスタコワ三本勝負その3 ライモンダ☆☆☆☆☆

2009年1月30日 ムソルグスキー記念ミハイロフスキー劇場バレエ ライモンダ☆☆☆☆☆ 於 オーチャードホール

ライモンダ・・・・・・・・・・・・・・・オクサーナ・シェスタコワ
ジャン・ド・ブリエンヌ・・・・・・・・・マラト・シェミウノフ
アブデラフマン・・・・・・・・・・・・・アレクサンドル・オマール
クレメンス・・・・・・・・・・・・・・・タチアナ・ミリツェワ
アンリエット・・・・・・・・・・・・・・イリーナ・コシュレワ
ベランジュ・・・・・・・・・・・・・・・デニス・モロゾフ
ベルナール・・・・・・・・・・・・・・・アンドレイ・マスロボエフ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミハイル・パブージン
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミハイロフスキー劇場管弦楽団

いやーーーーーー凄い物を見ちゃったかも.なにしろ一番好きなバレエ作品なので,かなりバイアス入ってますが,このプロダクション,物凄い名作ではないかと思います
まず,グラズノフの長すぎる音楽をうまい具合に刈り込んでいて,しかも妙な入れ替えをしていないので,違和感もない.ちょうど良い長さになってます.
オケも,弦が若干頼りないぐらいで,ダメダメなときの東フィルよりはずーっといい音出してました.
で,プロダクション自体は,ボリショイみたいな豪華絢爛バージョンですが,ごり押し力業ではなく,そこそこの金持ち感がとても良い雰囲気でした.
やたらヴァリアシオンが多いライモンダですが,シェスタコワは見事にこなしていました.
登場のシーンは花を拾ってました.
ピチカートのヴァリアシオン,ベールのバリアシオン.そして最後のピアノのヴァリアシオンは,ほとんどマリインスキーの形でしたが,最後のターンでは手を叩いていました.
その割に,ジャンがほとんど出てきません.地味です.
最後のアポテオーズでは新国のシンデレラのようにキラキラ
とにかく退屈しないプロダクションです.次回上演する機会があったら絶対に見逃してはいけません.

再来週からは新国のライモンダが始まります.新国のプロダクションは装置を極限まで排除し,書き割りと照明だけで見せる美しいバージョンです.碓氷悠太くんも出演します.
じっくり較べてみようと思います.

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