E.M・・・・・・・・・・・・・・・・・蔵野蘭子
アルベルト・グレゴル・・・・・・・・・大間知覚
クリスタ・・・・・・・・・・・・・・・長谷川忍
コレナティー博士・・・・・・・・・・・勝部 太
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・クリスチャン・アルミンク
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・新日本フィルハーモニー交響楽団
まーーーなんて正攻法な演出なんでしょ.まさに楷書のオペラ.アルミンクは美しいし,指揮も正攻法.ケレンも驚きも何にもないけど,あたくしには非常に嬉しい演出でした.
演出が凡庸なだけに,音楽に集中できるし,ヤナーチェクのこの作品が本当に面白い事がよく分かる舞台でした.ただ,作品の性質上「感動」にはほど遠いのが残念.
あたくしの友人,言語学のセンセVindalooさんによるとVěc MakropulosのVěcとは英語のthingにあたるような意味らしく,どうにでも訳せそうな単語です.一般的には英語のMakropulos Caseを経由した「マクロプロス事件」と言う名前が用いられる事が多いけど,Vindalooさんのお説によると,今日のタイトルのほうが正確かも.
あたくしなら「マクロプロスの・・・・あれ」とするかも.
歌手はみんな良く歌ってたし(と言ってもヤナーチェクのオペラに歌唱はあまり必要ないと思うのだけど)演技もうまかった.装置のオーソドックスさが舞台を引き立ててました.装置を作った人,新国のアラベッラの装置を作ったのね.どうりで楷書なわけだ.
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