2009年6月24日 ボリショイ歌劇場公演 エフゲニー・オネーギン☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール
タチアーナ・・・・・・・・・・タチアーナ・モノガローワ
オネーギン・・・・・・・・・・ヴラディスラフ・スリムスキー
レンスキー・・・・・・・・・・アンドレイ・ドゥナーエフ
グレーミン・・・・・・・・・・ミハイル・カザコフ
指揮・・・・・・・・・・・・・アレクサンドル・ヴェデルニコフ
演奏・・・・・・・・・・・・・ボリショイ歌劇場管弦楽団
さすがに慣れた演目なのか,「スペードの女王」ではうるさかったプロンプターボックスも無く,舞台はプロセニアムを映画のヴィスタサイズのように小さく囲って,その中はラーリナのお家の一室です.
大きな楕円の円卓が唯一の装置です.以降2幕までこの部屋の中だけで展開します.
衣装は19世紀末風で,まるでベルイマンの「叫びとささやき」のような世界です.
「スペードの女王」の時と同じく桶はとてもきれいな音楽を奏でますし,歌手も文句なし.
ただし,舞台の端を使う動きが多く,4階のL席で見たので,かなりの部分が見切れてました.残念.
全部室内なので,決闘のシーンも,実際の決闘ではなく,レンスキーともみ合い,銃が暴発するという演出になっていました.
終幕はグレーミンの館か?緋毛氈に赤い壁,ますます「叫びとささやき」の世界.
幕切れ,タチアーナに振られたオネーギンは,自害を計るが,銃が不発で大恥,と言う演出でした.
この演出なら日本でもすぐ出来るだろうし,衣装もデザインは凝っているけど,安っぽい生地みたいだったからそんなにお金も掛かっていないようだし.
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