2009年6月27日土曜日

おと な り☆☆

2009年6月27日 おと な り☆☆

んーーーーー,登場人物にDQNが多すぎます.
あたくしも隣の生活感が滲んでくるような安アパートで生活した事はありますが,ここまでプライバシーの無いアパートは考えられない.
生活感が滲んでくると言うより,電話の一言,屁の一発まで聞こえてくる,隣との境は障子一枚程度のアパート.
こんなアパートで暮らせるのはプライバシーにこだわらない田舎者だけでしょと思ったら,同じアパートの隣同士に暮らす主人公二人は,同じ中学の同級生だったと言う落ち.
衆人環視みたいで不気味なのに,それぞれの反対の部屋の音は聞こえてこないみたいな都合の良さ.
なんで?と思ったら,どうも田舎のシナリオ大賞を取った作品らしい.だから,その話を東京に持ってくると不自然になるんだけどなぁぁぁぁぁ.
ま,DQNのDQNたる由縁は「物事の優先順位が付けられない」ことだというのがよく分かります.
見知らぬ異性のDQNが自宅に押しかけてきたら「例え警察を呼んでも追い返す」のが大人の対応であって「とりあえず自宅に上げて話を聞く」のは後でどんな誤解が待ち受けてるかわからない,と考える人はこの映画を見ないほうが良いです.
で,構成上の失敗は,お互いが隣の部屋を「突然」意識するのが,映画が終了する30分前という唐突さ.
岡田准一くんはとても良い演技してるし,良い役者だとは思うけど・・・・作品選びなさい!

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