しばらく前ですが,ちょっと福井に行ってきました.
目的は「人道の港 敦賀ムゼウム」と「鯖江めがねミュージアム」.
あたくしはリトアニアにも行ったし,そのときに,カウナスの旧日本領事館(現杉原記念館)にも行ったし,映画も見た.ポーランドにも行ったし,孤児の話はyoutubeでもみた.
シベリアから救出されたポーランド孤児も,杉原千畝の書いた通過ヴィザを持ったユダヤ人たちも,ウラジオストックから敦賀港に入港し次の目的地へ旅立った.
定年時の記念にJTBの旅行券を貰っていたけど,JTBのツアーは旅慣れないジジババ向けのものが多く,必要のないツアーガイドが付いたり,高額だったりで使いみちがない.
ユダヤ人の敦賀移送には当時のJapanTravelBureau(現JTB)も関わっていたので,JTBにツアーのアレンジを頼んだ.
流石はJTB「鯖江にお泊りになっても何もない街ですから,福井に宿を取って,北陸本線で敦賀や鯖江に通ってはいかがですか福井なら街も大きいので時間ならいくらでも潰せます.ということで組んでもらったのは以下の通り
- 初日 上野→金沢→福井(泊)
- 2日目 福井→敦賀→福井(泊)
- 3日目 福井→鯖江→金沢→上野
- ホテルは現地資本のマンテンホテル福井駅前.本当に駅前で,アクセス最高,傘がなくても大丈夫.
福井は美味しい.
予備知識は殆どなかったのですが,福井は色々と食べ物が美味しいところでした.
翌日の朝食,あたくしはお米が苦手で(母親がメシマズで,特に米がまずく,止むを得ず食べるものとしか意識していなく,必要最小限しか食べませんでした)外食で米とパンが選べるなら100%パンでした.海外旅行中に日本食を食べたことも数度しかありません.
ホテルの朝食は写真のようにごくありふれた日本食を,間違って注文.他に小鉢がいくらでも選べます.今回はヘシコと筍の煮物を選択.そしたら,この朝食が美味しかったんです.特にお米が.
敦賀の居酒屋さんで食べたランチ.海鮮がいっぱい
福井の地元料理のお店で食べた夕食.観光案内所で紹介してもらいました.
観光案内所によると福井の美味しいものは「うどん.そば」「海鮮」「ソースカツ丼」だそうで,それらが全部入ったお膳.やはりお米が美味い.
小鉢は右から「生麩の酢の物」「きらずの煮物」「ひじきと大豆の煮物」特に最後の2つは還暦を過ぎた今まで一度も美味しいとは思わなかったものです.でもここのは美味しかった.そばは大根下ろし入りの蕎麦汁をかけていただきます.もちろんご飯も美味しかった.ソースカツ丼も食べる前は「いや,カツとご飯は別盛りにして」と思ってましたが,カツは衣が欧州風の細かいパン粉で,ソースもLea & Perrinsのウースターソース風で違和感は有りませんでした.
21時以降ホテルで無料で提供される夜鳴きそば.これも美味しかった.
最終日に,やはり観光案内所で「昼呑みできるお店」を紹介してもらいました.駅ビルの中にあります.まずは「福井の珍味三品」(ヘシコ,胡麻豆腐,甘海老の醤油漬)
お酒も珍しく冷酒で.
牛筋の煮物と
出し巻き卵を追加して.
厚揚げの焼いたのもめったに食べないものですが美味しかった.新潟の栃尾揚げに似た分厚いお揚げです.
大豆製品は苦手で,豆腐もお揚げも納豆も大嫌いなのですが(これも親のメシマズが原因),これは美味しかった.
さて,観光
最初は敦賀へ,福井から各駅停車で1時間ぐらいです.敦賀には都内と同じくドコモ・バイクシェアが運営するレンタサイクルがあるので使いたかったのですが,生憎の雨,公共交通で行きました.
敦賀駅前からコミュニティバスで15分ほどです.
本数は多くはありませんが,それなりに使えます.
こちらが
敦賀ムゼウムです.昨年,移転改装されたばかりの館内は,最新鋭のビデオ,オーディオシステムを完備しているので,じっくり楽しめます.
続いて鯖江のめがねミュージアムへ.
鯖江の駅は改札が西口しかありません.しかし,めがねミュージアムは東側です.GoogleMapsで経路検索すると,思い切り遠回りの道を紹介されますが,実際はそんなに遠くありません.
駅を出て左に曲がると,駅に隣接した観光案内所があり,そのすぐ隣に線路をくぐる地下道があります.
こんなプロジェクションがある,明るい地下道です.この地下道を渡ったらあとはひたすら真っすぐ歩けば見えてきます.
展示内容は小規模ですが,ショップにはオサレな眼鏡が大量に展示されています.
うまく使おう観光案内所.
あたくしの経験では,観光案内所は「その地域がどのくらい観光に力を入れているかのバロメーター」になります.
今回は福井も敦賀も鯖江も,質問に対して速答してくださいました.そういうところは観光客向けのコミュニティバスがあったりお店情報が詳しかったりします.