2017年6月26日月曜日

日本手話

ずーっと前,東横線沿線でお仕事してた時,近くにろう学校があったのか,聴覚が不自由な高校生が団体で乗ってくるのによく出くわした.聴覚が不自由な子達は,表情を思い切り使いながら会話するので「可愛いなあ」と微笑ましく思っていた.
その時に彼らが使う手話と,テレビなんかで出て来る手話通訳の手話と違うんじゃない?と思っていた.
そうしたらTBSの「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」のポッドキャストでそのあたりのことをやってたの.聴覚障害者が使うのは「日本手話」,通訳が使うのは「日本語対応手話」
日本手話と言うのは聴覚障害者にとってクレオール言語であるのに対し,日本語対応手話は聴者にとっても聴覚障害者にとってもピジンらしいの.
番組の中で,日本語対応手話で「赤ん坊の首が座った」といったら日本手話話者は「椅子の上に赤ん坊の首がおいてあった」と思ってしまった例を挙げていたわ.
日本手話の話者は,日本手話の文法で考えるし話す.一方日本語対応手話は日本語の文法で話す.
さらに日本手話は「顔を隠したら半分も伝わらない」と言われるほど,表情やポーズにも依存する.
かつて,日本の教育では「手話厳禁」が普通だった.方言札と同じような意味もあったけど,緊急時に手話しか使えないと命にかかわることもあったと思う.
ま,今はタブレットがあったりするから,筆談も楽になったと思うけど.
言語学的な検知から,手話を勉強してみたいわ.

あたくしが「あぁ手話が使えたら」と思ったのは,同じように電車の中で手話で騒ぐ高校生達.複数の子供が目まぐるしく手を動かすから「うるさい!」と言いたくなった.

アメリカにはAmslanという手話があるのだけど,これに微妙な方言があるらしいの.で,それを「patois」と呼ぶらしいのだけど,この単語,フランス人に行ったら決闘沙汰になりかねないような差別語なのよね.
手話の「話者」はspeakerじゃなくてsignerね.

2017年6月24日土曜日

ジゼル☆☆☆☆☆

2017年6月24日 ジゼル☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ジゼル・・・・・・・・・・・米沢 唯
アルベルト・・・・・・・・・井澤 駿
ハンス・・・・・・・・・・・中家正博
ミルタ・・・・・・・・・・・本島美和
指揮・・・・・・・・・・・・アレクセイ・バクラン
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

ま~~〜〜驚いた.ジゼルごときで感動しちゃいましたよ.まず指揮者が最高.音楽が,東フィルが,バレエの伴奏なのに見事でした.バチッと合ってました.音も見事に鳴ってました.
で,米沢唯ちゃん見事なジゼルでした.可憐な踊り,そして狂乱の場の,狂うまでの演技.
二幕の浮いているかのような踊り.そして,その唯ちゃんをサポートした駿くん.

駿くんはとにかく華がある.入団直後から「すぐにプリンシパルだな」と思ったら来シーズンはもうプリンシパルです.
で,あの細い体で見事に唯ちゃんをサポートしてました.
かつてルグリが「二幕のジゼルは幽霊だから浮いていなければいけない.持ち上げてはいけない」と強調してましたが,まさにその通り.
「世界一可愛いウドの大木」マリインスキーのシクリャロフが,最初から最後まで「どっこいしょ」「よっこらしょ」だったのに.駿くんのアルベルトは浮いて飛んで行きそうなジゼルを下から捕まえているような,本当に浮いているような踊りでした.
そしてコール・ド・バレエの美しさ.アラベスクで片足ぴょんぴょんで交差する所,珍しく拍手喝采でした.(マールイの時は結構拍手あるけど)
終演後も喝采喝采.いつもならさっさと帰るあたくしも,今日は客電点くまで残りました.
この公演見なかった人,損したわよ.
長年のバレエ仲間,マダムとムッシュにも久しぶりにお会いしました.お二人は最近はプレミエでご鑑賞だとか.ホリデーのあたくしとは日程が合わないことが多かったのですが.お二人が「ボリショイもパリオペも最近は見る価値がない.世界最高のバレエ団は新国よ」同意.

2017年6月17日土曜日

ギャラリー桜林

休日だと言うのに,朝早く起きて,ローカル線の旅
関東鉄道常総線で下館へ
途中駅,水海道.三遊亭円朝の怪談,真景累ヶ淵の舞台です.円朝はこのあたりから千葉県の東葛地域をを広く旅しています.
筑波嶺
いい感じ.
小麦畑.借り入れの時期のようです.
下館で水戸線に乗り換え
筑波山の2つの峰(男体山,女体山)がはっきり見えます.
降りたのは福原駅.バスもタクシーもありません.辛うじて無人駅ではない.
10分程歩くと
常陸国出雲大社.由緒正しい神社ではありません.創建は平成ですし,本家出雲大社からは破門されているらしいです.でもねえ,こんな立派な神社,お金の出所はどこなのでしょう?
物凄い急坂を歩いて登ります.

拝殿は出雲大社を模しています.二礼四拍手一礼です.
御本殿は平安時代以前の古の出雲大社を思わせる建物です.
御朱印も頂戴しました.
拝殿横にテラスがあって,絶景が見られます.
でも,目的地はここではないのです.
境内の坂の下にあるギャラリー桜林

展示品はミヅマギャラリー所属のアーティスト.あたくしが大好きな作家,山口晃,会田誠,池田学,みんなミヅマギャラリー所属なのよ.
で,今回の作品は「ギャラリー桜林と表記してくれれば撮影も投稿もOK」よいうことなので.
ーー以下の作品群はギャラリー桜林で撮影しました.ーー



 即売もしています.「個人蔵」というのはあたくしの夢なのですが





山口晃の傑作漫画「続・無残ノ介」を思わせるこの連作,たったの1500万円ですのよ,奥様.ぜひご家庭にお一つ.
ギャラリーの隣にレストランもあります.天ざる.なかなか立派ですし,美味しゅうございました.
さて,駅へ戻る途中.趣の良い木ですね.鴬も鳴いているし.

駅の跨線橋からの景色も綺麗です.

下館から再度常総線に乗って.真っ直ぐですね.

2017年6月16日金曜日

パリの炎☆☆☆☆

2017年6月15日 ボリショイ・バレエ団 パリの炎☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール


ジャンヌ・・・・・・・・・・クリスティーナ・クレトワ
フィリップ・・・・・・・・・イワン・ワシーリエフ
ジェローム・・・・・・・・・アレクサンドル・スモリャニノフ
アデリーヌ・・・・・・・・・アナ・トゥラザシヴィリ
候爵・・・・・・・・・・・・イーゴリ・ツヴィルコ
俳優・・・・・・・・・・・・ダヴィド・モッタ・ソアレス
指揮・・・・・・・・・・・・パーヴェル・ソローキン
演奏・・・・・・・・・・・・ボリショイ劇場管弦楽団

最後のPDD以外は殆ど知られてない作品.今上演するのもボリショイとマールイぐらい?
そのマールイからワッシーがゲストですから,平日のソワレで知られてない作品なのにほぼ満席.で,そこまでして上演するような作品でもないとは思うけど,ワッシーはすごかったです.
PDDあまりにも張り切ったので,32回転はシャンシャン手拍子出るし,レヴェランスの時,ワッシーは肩で息しているわ.そこはやはりすごかった.
でも一番の眼福はダヴィド・モッタ・ソアレスくん.ブラジル出身の20才.少年のような体付きとウトゥクシイお顔.今のうちに唾つけておこう.
それにしてもロシアのオケはチューニングが短くて良いわ.

2017年6月6日火曜日

メッセージ☆☆☆

2017年6月6日 メッセージ ☆☆☆

この作品は映画化しないほうが良かったのではないかな?
世界各地に宇宙船がやってきて,乗っていた宇宙人との対話を言語学者に依頼. その宇宙人の言語は「絵」であった.
というような内容ならとても興味深いのだけど,結局言語学者は,その宇宙人と関わることで未来を見ることができるようになり,一緒にこの仕事についた同僚と結婚し,娘を儲け,離婚し,その娘が若くして亡くなることをわかりながらもその同僚と結婚する.
結局よくあるアメリカ映画の安っぽい「私達がまぐわうまで」な映画になってしまっていること.
「アルジャーノンに花束を」も名訳があるからこそ読んで感動するけど,映像にすると今一つなのと同じ値.
ま,映像は素晴らしいし,尺の長さに対してアキないけど,「何だ結局そういうエンディングなのね」感が強いです.

2017年6月5日月曜日

ジークフリート☆☆☆☆☆

2017年6月4日 ジークフリート☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ジークフリート・・・・・・・ステファン・グールド
ミーメ・・・・・・・・・・・アンドレアス・コンラッド
さすらい人・・・・・・・・・グリア・グリムスレイ
エルダ・・・・・・・・・・・クリスタ・マイヤー
ブリュンヒルデ・・・・・・・リカルド・メルベート
指揮・・・・・・・・・・・・飯守泰次郎
演奏・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

ほぼ全曲男声ばかり,それも重唱というより「対話」ばかり.なのに,演出と歌手が良かったから十分楽しめました.
とにかくどの歌手も聞かせます.
前回の東京リングが「装置がすごすぎて」チクルス上演は無理だったけど,今回のなら大丈夫かな?
ゲッツ・フリードリッヒ晩年の演出は,けなす人も多いけど,毎回言うように「ワーグナーの演出は分かり難くなくてはいけない」みたいな風潮が大嫌いなあたくしには向いている演出ですし,ミーメとジークフリートの鍛冶屋のシーンなんか,東京リングも同じようなもんじゃない.
エルダはまさに地の底から,ブリュンヒルデは奥舞台から出てきますが,装置そのものはそこそこなので, 迫力はありますが,収納や移動は楽でしょう.
だけど,歌手が凄いと退屈しないものですね.
休憩込みで6時間の上演時間ですが,十分楽しめました.
 オペラシティで,なんか見たことのある奥様のポスターが.
ワーグナーのような長篇オペラの時は,ホワイエのビュッフェコーナーもいつも以上に拡張されるのですが,「ジークフリートボックス」というのがあったので買ってみました.
ま,ちょっと豪勢なサンドイッチです.ワーグナーのように「脳味噌使うオペラ」ってお腹が空くのよ.

2017年6月1日木曜日

三角折り禁止

こんなん見つけました.

これ結構有名な話なんだけど,三角折りをすることがマナーと勘違いしているオ,マ〜ンが結構いるらしい.
私の年代にとって三角折りは

  • お掃除を担当している方が,「このトイレは清掃が住んでいます」の印
  • お水系や飲食店で,「定期的に御手洗の清掃をしています」の印
であった,素人がすることではないと教わったの.
だから,愛人にしているキャバ嬢が,本宅に行ったときに,こっそり三角折りして「あなたのご主人には愛人がいます」と本妻にアピールすることに使われたものなの.
さり気なく「三角折り」したら「あ〜〜,そういうお仕事なさってたのね」と思います.
で,なぜ三角折りが病院で嫌がられるかつーっと
  1. 排泄する
  2. 拭く
  3. 汚染された手で三角折り
  4. トイレットペーパーが汚染
  5. 次にコンプロマイズドホストが入ってきたら,トイレットペーパー経由で院内感染
怖いでしょ?
もし どうしても三角折りしたいなら
  1. 排泄する
  2. 拭く
  3. トイレから出て手を洗う,ついでにアルコールジェル
  4. トイレに戻って三角折り
にしてもらいたいわ.
もちろん最近の病院は無駄に厳しくはないから,ICUに入るときにスリッパ履き替えろとかマスクしろとか,白衣に着替えろとかは言わないと思うけど.
もし言われたらその病院は「昭和の世界」に生きているから,即転院をおすすめするわ.

2017年5月30日火曜日

美しい星☆☆☆

2017年5月30日 美しい星☆☆☆

いつもならGAGAのタイトルバックの音楽が「クソやかましくて」イラッとするところから始まるのに,今日は普通の音でした.
橋本愛がすっかり大人になってよかった.皆芸達者でよかった.でもね,最後が「団地」とおなじような終り方なのよ.団地って去年公開の作品よ.
だから,感動は無し.三島由紀夫の原作らしいけど,完全に現代劇になっています.
「温暖化も地球と宇宙のレベルで見れば自然現象,人間ごときになんとかできると思うな」というのは共感できました.

2017年5月29日月曜日

コンタクトレンズ

あたくしは-7.0程度の近視で, オマケに角膜乱視が強いので,ソフトレンズは向かないと言われてきた.試しにソフトレンズを作ったこともあったけど,思ったような視力は出なかった.

最近遠近両用のハードコンタクトにするようになったが,眼科のセンセが「このレンズ以上に見えるレンズはないですよ」と言われるぐらい目にも合っていた.
で,一応予備のために使い捨てのソフトレンズを 買ってみようと検眼していただいたら,最近はどうも数日分の「お試しレンズ」をくれるらしい.「目に合うようでしたらそのレンズで処方しましょう」

試してみたらアーラよく見える.もちろん単純な近視用なので近くは見えません.

で,わかったのは「同じ度数の遠近両用ハードレンズより視力が出る」こと.
検眼の担当者さんも「おかしいな?この数値だと絶対角膜乱視なんですけどね?」
つーわけでバックアップ用に遠近両用のワンデーソフトも買いました.もちろんこのレンズはお高いので, 毎日使うわけには行かないけど,短期間の出張や旅行にメンテナンス用品を抱えていくのは面倒くさい.そういう時はワンデーで行けます.有効期限も3年ぐらいあるみたいだし.
ソフトついでにカラコンまで買っちゃった.オッドアイにしてみようかしら.

2017年5月27日土曜日

ラインの黄金☆☆☆☆☆

2017年5月26日 日本フィルハーモニー交響楽団定期公演 ラインの黄金☆☆☆☆☆

ヴォータン・・・・・・・ユッカ・ラジライネン
フリッカ・・・・・・・・リリ・パーシキヴィ
ローゲ・・・・・・・・・西村 悟
アルベリヒ・・・・・・・ワーウィック・ファイフェ
フライア・・・・・・・・安藤赴美子
ドンナー・・・・・・・・畠山 茂
フロー・・・・・・・・・片寄純也
エルダ・・・・・・・・・池田香織
ミーメ・・・・・・・・・与儀 巧
指揮・・・・・・・・・・ピエタリ・インキネン
演奏・・・・・・・・・・日本フィルハーモニー交響楽団
つーわけで代役二人.つーかあたくしもいけなくなった知人に変わってのアンダーだってーの.
生で聴くと美しいのにCDやDVDでは退屈してしまうワーグナー.演奏会形式ながら多少の演技もあるし,照明がものすごく雄弁でした.
金曜の夜,二時間半の休憩なし.結構きついかも.
まずインキネンの顔が,指揮が良かった.歌手が良かった.演出が良かった.
10年ぐらい前にアルミンクに嵌まったのと同じかも.
エルダというのは実に美味しい役で,東京リングではハンナ・シュバルツ持っていったのよね(その後昨年のイェヌーファとサロメでも持っていったけど)池田香織さん,本当に素晴らしい声だわ.
本当に文句ない演奏でした.新国の装置,衣裳で上演してもらいたいわ.