2014年9月16日火曜日

舞妓はレディ☆☆☆☆☆

2014年9月16日 舞妓はレディ☆☆☆☆☆

いやー,タモリが嫌う「突然歌い出す」コテコテのミュージカル.群舞はまるで宝塚.富司純子も歌い踊る,草刈タミーも歌い踊る.豪華ゲストスター沢山.何とも楽しい映画です.
で,コテコテの津軽弁と鹿児島弁を話す主人公の春子が突然「舞妓にしてくれ」と入門を希望.「半年で京言葉を教える」という,大学の言語学の「センセ」の安請け合いで「仕込み修行」へ.姐さん舞妓は,後進がいないので三十路間際でまだ舞妓をやっている.
ところがどうも,早世した春子の母親はどうもこの御茶屋で舞妓をしていたらしいことが.何をやっても飲み込みの悪い春子はついに失声してしまう.しかし,何とか乗り切ってお店だしへ.実は御茶屋のお姐さん達は春子のお母さんを良く覚えていて「年季が明ける少し前に鹿児島弁の料理人と駆け落ち」したらしいが,「大好きなお姐さん」だった.一目で娘と分かった,と.
The rain in Spainのもじりや,緋牡丹博徒のくすぐりや御茶屋のお母さんの初恋の相手妻夫木聡やら,てんこ盛り.
タモリが「今夜は最高」でマイ・フェア・レディのパロディをやった時「スペインの雨」では意味をなさないので.秋田訛りの桜田淳子に「坊主が屏風に」とやってたのを思いだした.
徹頭徹尾明るいのに,なぜかポロポロ涙が出てきちゃう可愛い映画です.音楽が可愛いです.振り付けが馬鹿馬鹿しいほど派手です.真面目に見る映画ではありません.
濱田岳,置屋の息子でいわゆる妾腹,そんな生まれなので京都が大嫌いで標準語しか話さない屈折した青年の役,良い味出してます.

2014年9月15日月曜日

青山七福神

ネットをウロウロしていたら,たまたま見つけた「青山七福神」なるもの.
今までいろいろと「七福神」は廻ったけど,これは知らなかった.もうチョイ調べたら,「かつては七福神だったけど,今は七福神として機能していない」らしい.コースも出ていたけど(後で見たらかなりいい加減だった,恐らく実際には歩いていないで作っている)



青山当たりは,住宅地が多いのに,日用品の買い物ができるところが少ないので有名でした.外苑前にピーコックがあるぐらいでしたが,最近オリンピックや成城石井ができて,いくらかマシになったのでは?
TEPIAなんてのがあったんですね.科学未来館系の中々面白い展示でした.無料です.
高級住宅地の南青山ですが,場所によっては結構,庶民的な住宅もあります.
向こうに見える六本木ヒルズが無ければ,明石町当たりにも思える風情でした.
最後の長谷寺は,高樹町の交差点近くです.フジフィルムの旧本社ビルです.


文楽公演 双蝶々曲輪日記☆☆☆

2014年9月14日 双蝶々曲輪日記☆☆☆

文楽としては正統派なんだろうけど,ドロドロも血まみれも無いので今ひとつ.プログラムの巻頭に乙武さんが「道徳的じゃ無いから好きなんです」
そういう意味で物足りないような.

2014年9月13日土曜日

TOKYO TRIBE☆☆☆

2014年9月12日TOKYO TRIBE☆☆☆

あたくし,園子温の才能が分からない.ほぼ全ての作品が「お父さん大好き,神様ごめんなさい」の病的なまでのファザコン.後は神楽坂恵の泣きべそ演技.
この作品はほとんど「お父さん大好き」も泣きべそ演技も無いので,それなりに楽しめました.でも感動はありません.つーか「地獄でなぜ悪い」の二番煎じ?
出てくる男の子たちが美系揃いなので眼福眼福.個人的には亀吉の丞威に(;´Д`)ハァハァでした.その他の感想?・・・・・・・無し

2014年9月7日日曜日

イヴ・サンローラン☆☆☆☆

2014年9月7日 イヴ・サンローラン☆☆☆☆

イヴ・サンローラン財団公認の映画だそうです.サンローランと,その生涯の伴侶ピエール・ベルジュとの話です.
まーーーー前からいろいろあって,コレクションのたびに「サンローラン死亡説」が出たメンヘルジャンキーのサンローランと暮らそうというのですからピエールさんは相当のメンヘラ好きなんでしょう.
ところがこの映画は1970年代後半で終わってしまいます.サンローランはその後もしぶとく生き残り,結局2008年に亡くなる.
最後のほうに出てきた1976頃のコレクションは良く覚えているし,その後数年にわたりサンローランは「フォルクローレ」のシリーズを発表していたっけ.
マリエがなぜか白塗りでおちょぼ口の口紅だったのも,そのマリエを来ていたモデルがおかっぱだったのも再現しています.
楽屋オチの話題だけど「ボアンのデザインは面白くない」というのはサンローランの後釜になって,その後長い間,退屈な作品を発表し続けたマルク・ボアンだし.「ローランは忙しくて」と言ってた「ジジ」は勿論ジジ・ジャンメールとローラン・プティ.「エスティー・ローダーとヘレナ・ルビンスタインの席は離して」も本人たち.
要所要所にカール・ラガーフェルドが出てきます.
サンローラン役のピエール・ニネ始めコメディ・フランセーズの役者さんが多く出ています.映像はきれいです.BGMのオペラ,全てカラスなのは仕方がないか.
ルル役の女優さん,どこかで見たような顔だと思ったら,ナタリー・バイの娘なのね.
途中で,日本の商社マンがコレクションを見に来るシーンがあるけど,典型的な「社畜サラリーマン」.センスのかけらも無いような糞ジジイたち.金は持ってるけどセンスの無いアジアのイエロー・モンキー.こういう連中にも売らなくちゃならないのよね.

グレート・デイズ 夢に挑んだ父と子☆☆☆☆☆

2014年9月4日 グレート・デイズ 夢に挑んだ父と子☆☆☆☆☆

まあ,とってもオサレなお話.おフランス映画って「最強の二人」とか「100歳の少年と12通の手紙」みたいな,シリアスで悲惨な内容をさらりと描いた映画が多いけど,これもそんな系統の映画です.24時間テレビでやっているような「お涙頂戴」映画ではないのが良い.と言っても十分泣けるのだけど.
で,車椅子生活のジュリアンは,17才ながら中二病発症して「パパとトライアスロン出たい」ま,パパは元トライアスロン選手なんだけど.で,パパはジュリアンが生まれてから,何となく距離を置いてた.その分マモンが過干渉気味にジュリアンの相手をしてたけど.
トライアスロン出場を渋るパパに,ジュリアンのクラスメイト達が迫る「走る,泳ぐ,自転車に乗るは,ジュリアンだけじゃなく,僕たち全員の夢」
出場を決め,特訓を開始するパパとジュリアン.
そして,トライアスロンへ.失格ギリギリでなんとか親子でゴールしたパパとジュリアン.
ジュリアン達が住むのはサヴォア地方の山の中ですが,景色がきれいです.