2021年5月30日日曜日

Hokusai☆☆☆☆

2021年5月28日 Hokusai☆☆☆☆

 この映画,昨年の東京都美術館で行われた「Ukiyoe」展にぶつけて公開される予定だったはず,それがコロナ渦で,公開が延期延期でついに公開.
内容は伝記映画というより映像詩.映像は実にきれいだし,役者の選択も良かった.
あの時公開されていたら感はあります.

2021年5月27日木曜日

地獄の花園☆☆☆☆

 2021年5月26日 地獄の花園☆☆☆☆

いやー,DQNは嫌いだけど,ここまで吹っ飛んでると楽しめます.
田舎のDQN高校の派閥争い抗争を都会のOLがやってるおかしさ.
最終的に「争いに勝った直子」がイケメソ(森崎ウィン)の彼女になった蘭に完敗という面白い展開.

脳味噌使わないから楽しめますよ.

くれなずめ ☆☆☆

 2021年5月25日 くれなずめ☆☆☆

高校時代の同級生と,数年後に再開し,当時の思い出を語る映画は多い.名作も多い,セントエルモズファイアなんかその典型例.
で,この映画も基本的な設定は同じ.だけどね,

同級生の結婚式のために集まった当時の仲良し6人組,一人は5年前に死んでいるのに参加しているという設定はあり得る.でもね,彼らの高校時代の思い出が思い切り「地方の底辺高校の設定」なので入れないの.
あたくしの周りにはそういった底辺がいなかったから.
その他,最後にメルヘンになったり,意味不明.結構良い役者使ってるのにもったいない.

2021年5月24日月曜日

ドン・カルロ☆☆☆☆

2021年5月23日 ドン・カルロ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

フィリポ二世・・・・・・・・妻屋秀和
ドン・カルロ・・・・・・・・ジュゼッペ・ジパリ
ロドリーゴ・・・・・・・・・高田智宏
エリザベッタ・・・・・・・・小林厚子
エボリ公女・・・・・・・・・アンナ・マリア・キウリ
指揮・・・・・・・・・・・・パオロ・カリニャーニ
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

まず装置が素晴らしい.L字型の壁が何枚か上がったり下がったり回ったりしながら場面を展開し(これってアンドレア・シェニエでもやってなかったっけ)ただし,どこかに十字架のイメージを投影している.
今回久しぶりに二階席だったのだけど,オケの吠える音は聞こえるし,歌手の競演もすごいし,一階席よりはるかに楽しめました.
今回二階席にしたのは,非常事態宣言で劇場キャパの50%しか入れないということなのに,たしかに50%だけど,一回のS席は満席で2−4階席はガラガラという不公平な配置だったので,今回はA席にしました.

まず妻屋さん,この人本当にどんな役でもうまく演じるし,声も出るのよね.すごい.
あと,日本人歌手がみなものすごく歌ってた.オケも吠えてた.でもね.このオペラ自体が結局キリスト教マンセーなので,満点は与えられません.

2021年5月16日日曜日

町田啓太神殿

銀座に「町田啓太神殿」ができたと聞いて見に行った.


うとぅくしい

台湾鳳梨

 2月頃,支那が台湾産パイナップルの輸入を防疫上の理由で禁じた.もちろん言い掛かりであり,台湾経済を混乱させるための措置でしょう.
そうしたら,すぐに日本の有志が「支那が買わないなら日本が買いましょう」と動き始めた.西友や東京都の地方スーパー,ベルクスなどが輸入を始めた.
あたくしの地元にはこれらのスーパーがないのでなかなか台湾産パイナップルを見かけることもなかった.

楽天を検索したら「完熟品を送るので,今日明日届くものではないが,お待ちいただけるなら最高品質のものを販売します」という店があったので注文した.
発注して2週間ほどして「発送しました」メールが来て,すぐに届いた.驚いた.美味しいのである.

  • 完熟なので追熟の必要がない.したがって毎日匂いを嗅いで,触って食べ頃を確認する必要がない.
  • パイナップルの皮剥きとは,牛蒡を切るような重労働である.ところが台湾パイナップルの皮は,大根の皮を向くように簡単に剥けるのである.
  • 芯まで食べられるので(寧ろ芯の方が甘い),芯を取る必要がない.
  • ブロメラインが弱いので,食べたときの「イガイガ感」が無い.
もちろんそのまま食べても美味しいのだが,冷凍して,数時間冷蔵した「半解凍」がまた美味しいのである.もちろん冷凍品をスムージーにしても美味しいであろう.
お薦め!

2021年5月15日土曜日

ファーザー☆☆☆☆

 2021年5月14日 ファーザー☆☆☆☆

ロンドンが舞台のイギリス映画なのでfatherの発音は「ファーザー」になりますし,お風呂も「バース」です.主人公は字幕では「アンソニー」ですが発音は「アントニー」です.
80過ぎてボケ始めた父親と娘.その父親の頓珍漢を父親目線で撮影しているので混乱します.つまり,ボケ老人が混乱する気分が味わえる映画です.

時系列が混乱する,ひとつの役を全く顔の違う役者が演じる,自分のフラットに居るつもりが,娘のフラットだったり,病院だったり.
そういった説明が一切ないからはじめはイライラします.つまりだからボケ老人は怒りっぽくなるのです.
で,アカデミー賞受賞のアンソ(ト)ニー・ホプキンス.流石です.

2021年5月8日土曜日

福井への旅

しばらく前ですが,ちょっと福井に行ってきました.
目的は「人道の港 敦賀ムゼウム」と「鯖江めがねミュージアム」.
あたくしはリトアニアにも行ったし,そのときに,カウナスの旧日本領事館(現杉原記念館)にも行ったし,映画も見た.ポーランドにも行ったし,孤児の話はyoutubeでもみた.

シベリアから救出されたポーランド孤児も,杉原千畝の書いた通過ヴィザを持ったユダヤ人たちも,ウラジオストックから敦賀港に入港し次の目的地へ旅立った.

定年時の記念にJTBの旅行券を貰っていたけど,JTBのツアーは旅慣れないジジババ向けのものが多く,必要のないツアーガイドが付いたり,高額だったりで使いみちがない.

ユダヤ人の敦賀移送には当時のJapanTravelBureau(現JTB)も関わっていたので,JTBにツアーのアレンジを頼んだ.
流石はJTB「鯖江にお泊りになっても何もない街ですから,福井に宿を取って,北陸本線で敦賀や鯖江に通ってはいかがですか福井なら街も大きいので時間ならいくらでも潰せます.ということで組んでもらったのは以下の通り

  • 初日 上野→金沢→福井(泊)
  • 2日目 福井→敦賀→福井(泊)
  • 3日目 福井→鯖江→金沢→上野
  • ホテルは現地資本のマンテンホテル福井駅前.本当に駅前で,アクセス最高,傘がなくても大丈夫.
福井は美味しい.
予備知識は殆どなかったのですが,福井は色々と食べ物が美味しいところでした.

翌日の朝食,あたくしはお米が苦手で(母親がメシマズで,特に米がまずく,止むを得ず食べるものとしか意識していなく,必要最小限しか食べませんでした)外食で米とパンが選べるなら100%パンでした.海外旅行中に日本食を食べたことも数度しかありません.
ホテルの朝食は写真のようにごくありふれた日本食を,間違って注文.他に小鉢がいくらでも選べます.今回はヘシコと筍の煮物を選択.そしたら,この朝食が美味しかったんです.特にお米が.

敦賀の居酒屋さんで食べたランチ.海鮮がいっぱい
福井の地元料理のお店で食べた夕食.観光案内所で紹介してもらいました.
観光案内所によると福井の美味しいものは「うどん.そば」「海鮮」「ソースカツ丼」だそうで,それらが全部入ったお膳.やはりお米が美味い.
小鉢は右から「生麩の酢の物」「きらずの煮物」「ひじきと大豆の煮物」特に最後の2つは還暦を過ぎた今まで一度も美味しいとは思わなかったものです.でもここのは美味しかった.そばは大根下ろし入りの蕎麦汁をかけていただきます.もちろんご飯も美味しかった.ソースカツ丼も食べる前は「いや,カツとご飯は別盛りにして」と思ってましたが,カツは衣が欧州風の細かいパン粉で,ソースもLea & Perrinsのウースターソース風で違和感は有りませんでした.
21時以降ホテルで無料で提供される夜鳴きそば.これも美味しかった.

最終日に,やはり観光案内所で「昼呑みできるお店」を紹介してもらいました.駅ビルの中にあります.まずは「福井の珍味三品」(ヘシコ,胡麻豆腐,甘海老の醤油漬)
お酒も珍しく冷酒で.
牛筋の煮物と
出し巻き卵を追加して.
厚揚げの焼いたのもめったに食べないものですが美味しかった.新潟の栃尾揚げに似た分厚いお揚げです.
大豆製品は苦手で,豆腐もお揚げも納豆も大嫌いなのですが(これも親のメシマズが原因),これは美味しかった.

さて,観光
最初は敦賀へ,福井から各駅停車で1時間ぐらいです.敦賀には都内と同じくドコモ・バイクシェアが運営するレンタサイクルがあるので使いたかったのですが,生憎の雨,公共交通で行きました.
敦賀駅前からコミュニティバスで15分ほどです.
本数は多くはありませんが,それなりに使えます.
こちらが敦賀ムゼウムです.昨年,移転改装されたばかりの館内は,最新鋭のビデオ,オーディオシステムを完備しているので,じっくり楽しめます.
続いて鯖江のめがねミュージアムへ.
鯖江の駅は改札が西口しかありません.しかし,めがねミュージアムは東側です.GoogleMapsで経路検索すると,思い切り遠回りの道を紹介されますが,実際はそんなに遠くありません.
駅を出て左に曲がると,駅に隣接した観光案内所があり,そのすぐ隣に線路をくぐる地下道があります.
こんなプロジェクションがある,明るい地下道です.この地下道を渡ったらあとはひたすら真っすぐ歩けば見えてきます.
展示内容は小規模ですが,ショップにはオサレな眼鏡が大量に展示されています.

うまく使おう観光案内所.
あたくしの経験では,観光案内所は「その地域がどのくらい観光に力を入れているかのバロメーター」になります.
今回は福井も敦賀も鯖江も,質問に対して速答してくださいました.そういうところは観光客向けのコミュニティバスがあったりお店情報が詳しかったりします.