2013年3月31日日曜日

オルガン復活!お披露目記念コンサート

2013年3月31日 東京芸術劇場パイプオルガンコンサート
オルガン復活!お披露目記念コンサート☆☆☆☆☆

ルネッサンスタイプオルガン
シャイデマン・・・・・・ハレルヤ,われらの神を賛美せよ
作者不詳・・・・・・・・悲しみのために
F・アンドリユ・・・・・ティエント

バロックタイプオルガン
J.S・バッハ・・・・・・・オルガン小曲集より復活祭のコラール
J.L・クレープス・・・・・ファンタジー「大いに喜べ,おお,わが魂よ」
J.S・バッハ・・・・・・・幻想曲とフーガト短調BWV542

モダンタイプオルガン
J.F・ダントリュー・・・・復活祭のための奉献唱「おお子らよ」
ヴィドール・・・・・・・オルガン交響曲第5番より

オーバーホールが終わった芸劇のオープニングに間に合わなかったガルニエのオルガン,やっとのことで,今日,イースターの日に復活です.3つのオルガンを全部ご披露.
最後にはビルダーのマチュー・ガルニエも登場でした.
ヴィドールなんて,同工異曲で,何を聴いても同じと思ってたけど,生で聴くと迫力にビクーリでした.
帰ってきてさっそく,ヴィドールのオルガン交響曲集をダウンロードで買いました.
ただし,ストップをいじる度にもの凄い音がするのがなんだかな?
レジストレーションが変わる度に音色が変わるところなどはCDでは味わえません.もちろんオルガンの音はCDで再生も無理ですが.

 さて,休憩時間にはオルガンの反転がありましたが,写真撮影OKということなので.





さて,最後にガルニエ氏が流暢な日本語で説明することには,実は震災の時バロック側の装飾レリープがほぼ全壊したそうです.それを全部集めて,ジグソウパズルのように集めて接着し,金箔を貼って再生したそうです.

2013年3月25日月曜日

英語ですか?


英語ですか?普通に話せますが,何か?
いえ,本気で勉強しだしたのは30才過ぎてからですが.
いえね,初めて海外へ行ったとき,普通に通じたから,少し勉強してみれば,多少は上達するかなと思って.
え?子供に習わせるの?何のために?で,日本語は完璧なの?
最悪ハーフリンガルになるよ?

英語ができるってそんなに良いことなの?アメリカやイギリスでは池沼も英語話すよ.
もし英語が話せたとして,その英語で何話すの?
いつも言うけど「どぅーゆーらいくすし?お,通じたよ」みたいな会話がしたいの?
子供をバイリンガルにしたかったら,親がバイリンガルで話しかければ良いのよ.そもそも親ができないことを,その子供が何でできると思うのよ?
これもいつも言うことだけど,それなりの人と会話するには,日本人としてのアイデンティティが重要になるのよ.日本ではどうなの?って必ず訊かれるのよ.

それもあたくしがお話しするような人は,大企業の営業とか,大学のセンセとかそれなりに教養がある人なのよ.
選挙のシステムだとか,神話の世界とか,建築様式だとか金剛組の話とか,伊勢神宮の遷宮の話とか,元号漏洩の話とか.

どぅーゆーらいくすし?なんて言ったことも無いわ.カナダのパパに冗談で言われたことはあるけど「寿司は好きか?バンクーバーには寿司屋がたくさんある.日本にも寿司屋はあるのか?」って.
スポーツ選手や学者さんたちが,たとえ留学経験が無くても流暢に話すのは,彼らにとって「英語」は単なるツールで,「目的」では無いから.

あたくしが真面目に英語を勉強したのは底辺の英語を話したくないから.DQNなお兄ちゃんたちはまともな敬語が話せないけど,そんな奴らに日本語ならいたいと思う?
だから発音も矯正したし,Uな単語を使うようにも心がけている.

なんか幼稚園児にまで英語の勉強させようって言う案があるらしいけど,そういう話を持ってくる人って言うのは,恐ろしく英語コンプレックスがあるのね.
あたくしの知人たちは,みんな子供たちに学校の勉強以外英語のレッスンは受けさせていません.「必要になれば覚える」って言うスタンスだから.
ま,相手の話す日本語聞けば,そいつの英語力なんて解るけど.

2013年3月24日日曜日

Black or White?

あたくしが知る限り,日本人以外に,コーヒー紅茶をブラックで飲む人を知らない.なぜ日本人はコーヒーに砂糖を入れないのか?
砂糖を入れなくても飲めるのは,アメリカ式の「しょんべんコーヒー」ぐらいでしょうか.エスプレッソに砂糖を入れないなんて信じられません,
コーヒーの本を読んでいたら,とあるコーヒー店のオーナーが「自分の店で出すエスプレッソに砂糖を入れてくれないのが不満」と書いてました.そのため「砂糖を入れない人向けのエスプレッソ用ブレンド」を作ったり,苦労しているようです.
で,とある本の中に

  • 日本人がコーヒーや紅茶に砂糖を入れたがらないのは,緑茶の延長であるから
  • 余所の国では見られない,生産地毎の分類も然り
  • 西洋人やアジア人が緑茶に砂糖を入れるのも,奴らにとってはコーヒー紅茶の延長であるから.
とあるのを見て納得.
エスプレッソなんか飲み干した後,カップに沈んだ砂糖にグラッパを振りかけて飲む飲み方もあるぐらい.

皆さん,コーヒーも紅茶も緑茶ではありません.砂糖はしっかり入れましょう.

2013年3月23日土曜日

お花見

しばらくぶりに,小松川の千本桜を見に.
 東大島の駅前には案内板が
 ソメイヨシノは満開に近いですが,その他の桜は今ひとつ
 この辺りは,今でこそ高層住宅と河川,かつては貧民窟に近かったはず.
高層住宅と言ってもナマポの溜まり場,都営住宅で,怪しい薬の取引が盛んに行われている地域らしいです.詳しくは「東京Deep案内」で調べたほうが・・・

2013年3月19日火曜日

横道世之介☆☆☆☆☆

2013年3月19日 横道世之介☆☆☆☆☆

吉田修一の作品は,ストーリーもだけど,むしろ文体で読ませる作品.だから映像化されると悲惨な例が多い.
この作品は,モロに吉田修一の文体を映像化している.
大学入学のために長崎から上京した横道世之介.ちょっと空気読めなくて,距離の取り方も微妙で,無駄にポジティブ.大学時代に世之介と交流のあった数人との大学生活,そして,なぜか皆,その後世之介とは疎遠になり,15年後,カメラマンになった世之介は,代々木駅でホームから墜ちた女性を救おうとして轢死する.
15年後の友人たちの姿をカットインしながら,脳天気な世之介の生活を淡々と描写する.全く力も入らず,無駄に泣かせることも無く,怒鳴ることも激高することも無い世之介の人生.
世之介の話をすると今でも笑ってしまう友人たち.そして,最後に読まれる世之介の母親の手紙.しんみりしますが,世之介のためにも泣いてはいけません.

アイーダ(デブ専版)☆☆☆

2013年3月17日 アイーダ☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

アイーダ・・・・・・・・・・ラトニア・ムーア
ラダメス・・・・・・・・・・カルロ・ヴェントレ
アムネリス・・・・・・・・・マリアンエ・コルネッティ
指揮・・・・・・・・・・・・ミヒャエル・ギュットラー
演奏・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

あのゼフィレッリのプロダクションでこの評価?
とにかく主役三人がデブ専体型.おまけにアイーダのムーアは幼児体型.声も三人ともでかいだけ.なんか入れなかった.エジプト王だけウトゥクシイ.
指揮はなんかイタリアじゃない感じだけど,東響は大谷康子さんがピットに入っていたからか,とても綺麗な弦だった.

2013年3月16日土曜日

千年の愉楽☆☆☆☆

2013年3月16日 千年の愉楽☆☆☆☆

中上健次お得意の被差別部落物ですが,東日本の人間にはピンと来ないと思います.あたくしの母親は昭和一桁に東京で生まれで,戦争中,祖父の田舎,萩に疎開していましたが,「四つ」言うのが何か全く解らなかったそうです.
あたくしもあらゆる差別はします.鮮人支那人差別は祖父母,両親から受け継ぎ,黒んぼ差別は米軍基地に勤めていた父親から受け継いでます.でも部落差別だけは身近に無かったので,全く解りません.
中学の時に「橋のない川」を見せられましたが「貧乏は嫌だ」としか思いませんでした.全く知識がないから,なぜ彼らが貧乏で嫌われているかが解らなかったのです.
高校の時に「部落解放同盟」にかぶれた同窓生がいましたが,いつの間にか赤いほうへと流れていったので,敷いて言えば「奴らに関わるとろくな事が無い」程度の発想でした.

紀伊の村落の路地」と言われる「部落」に住む中本家の男は「無駄に美しい」ので女がホイホイ寄ってきて,そしてトラブルになって早く死ぬ運命.
その死んでいく男たちを取り上げた産婆の目を通して,男たちのどうしようもない人生が語られます.
面白いのだけど,監督の若松孝二にゲイテイストが全くないので,男たちの美しさは伝わるけど,セクスィーさが伝わってこないんです.撮影監督もゲイテイストは無い人でしょう.井浦 新,高良健吾,高岡蒼甫,染谷将太,美しい男の4連チャンですよ.全くエロが出てきません.
でも,よくできた作品だとは思いました.

2013年3月14日木曜日

ジャンゴ 繋がれざる者☆☆☆☆☆

2013年3月14日 ジャンゴ 繋がれざる者☆☆☆☆☆

長すぎるから見るのためらってましたが,とんでもない,あっという間の2時間40分です.
逃亡奴隷のジャンゴが,夫婦別々に売り飛ばされて,たまたまジャンゴの素性を何となく知ってたバウンティハンターに買い取られ,賞金稼ぎしながら奥さんを探す.途中色々あるけど奥さん取り戻してハッピーエンド.
フランキー・レインに主題歌歌わせたくなる.メル・ブルックスの名作「ブレージング・サドル」も真っ青.
何しろタランティーノですから,人が死ぬ死ぬ.しかも嫌な奴がどんどん死んでいくのですっきりします.
頭の中空っぽにして,血みどろスプラッターですっきりしたい人にぴったりです.
多数のゲストスターがカメオっぽくでています.お勧めします.

2013年3月12日火曜日

キャビン☆☆☆☆

2013年3月12日 キャビン☆☆☆☆ 

いやーーー,キャッチコピーの「ここまではよくある設定」がどんでん返しですよ.
DQN大学生5人,山の中の別荘,淫乱パーティ,次から次へ襲われてと言う,まるで「死霊のはらわた」のような「よくある設定」.ところが
「死霊のはらわた」の設定で「ゾンビ」が「13日の金曜日」なんだけど,結局は「もののけ姫」なのよ.
解る?解る?解らないでしょ?見れば分かります.
「死霊のはらわた」「13日の金曜日」の部分が虚仮威し,ドキッとする音楽,悲鳴,バカ女のお約束,でイライラしますが,もののけ姫になると面白いです.「宇宙人ポール」のようにシガニー・ウィーバーが出てきます.
この後が面白そうなので,ぜひ後日譚をお願いします.
定価で無ければ(レデースデー,メンズデー,サービスデー)お勧めです.

2013年3月10日日曜日

愛,アムール☆☆☆

2013年3月10日 愛,アムール☆☆☆

ん〜〜〜〜,要は老老介護の日常を,嫌になるぐらいの長廻しと,無駄に長いカットで延々と見せつけるだけの映画.婆さんは頑なに病院を拒み,爺さんは慣れない介護をする.娘は口出しだけする.もちろん看護師やヘルパーは入るが,なんでそこまでするのか解らない.おまけにおフランスの福祉がそんなにお粗末とも思えないし.
でもって,最も悲惨な結末.タイトルバックもエンドクレジットも音楽は無し.本編も婆さんがピアノの先生だったから,その絡みで音楽が入るだけ.
巷の評判は良いみたいですけど,理系の合理的発想をするあたくしには「バカじゃないの?」な映画でした.「餅は餅屋」「介護は介護ホーム」でしょう?
ジャン・ルイ・トランティニアン,「Z」や「男と女」の頃から見てるから「年取った」の印象が.
エマニュエル・リヴェがピアノを弾くシーン,手元は映らないけど,きちんとペダルを踏んでいたのはさすがはおフランス映画.
SMAPの中居くんが「砂の器」やったときは,全くペダル踏んでいなくて「おかしくね?」だったから.最も今時のTV関係者に「ピアノはペダルで音を調節する」という知識は無いんでしょうね.

オズ はじまりの戦い☆☆☆

2013年3月9日 オズ はじまりの戦い☆☆☆

IMAX,3Dで見るには最高の作品です.頭使わないので楽しめます.川の妖精がこっちに向かって水を吹きかけるとき,思わず除けてしまいます.
映画を楽しむと言うより,映像を楽しむ作品です.映像はとても綺麗です.どんでん返しのストーリーもすっきりします.でも,中学生程度の脳みそのほうが楽しめると思います.ジェームズ・フランコ可愛いです.

2013年3月9日土曜日

公開処刑版 鬼女まつり

公開処刑板 鬼女まつり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
あたくしも書き込んだりはしませんが,情報量が多く,玉石混淆ながら,玉の質が高い鬼女板はよく読んでます.変態毎日新聞の時は面白かったですね.ですから,まー読む前からハラハラドキドキでしたが,大したことはありませんでした.
というより,鬼女板の部分は割とリアルなんですが,そのまわりの人間があまりにもお馬鹿さんで,だからこそ鬼女の生け贄になってしまうのかも知れないけど.

  • 神奈川県の某高校で苛めによる自殺があって,うやむやにされかけたので鬼女様たちが動く
  • 被害者両親は刑事告訴するも,犯人が割れると示談を条件に告訴を取り下げる.さらに遺書があったはずなのに公開しない
  • 同じような頃,別の高校を妊娠を機にやめた主人公の理沙子は某高校の担任と間違われブログに執拗に嫌がらせを書き込まれ,住所も氏名も鬼女板に晒される
    何らかの理由で自分が対象者では無いことについてはダンマリ
  • 苛め犯人の一人は自殺,一人は発狂.
  • ところが,理沙子も自身のブログで対応の悪い店を実名で晒して閉店に追い込んでいた
理沙子は全くの情弱で,情弱だからトラブルに巻き込まれたし,無言電話に対抗する手段も持ち合わせていない.(今時の電話,非通知や公衆電話は設定により,鳴ることすらない.)ブログが炎上していても呆然(ある意味正しい行動)ネットで言う半年ROMれ,ブログなど半万年早い人.
文中の鬼女板の部分はリアルだけど(縦書きなのがちょっと),必死に理沙子を叩くコテハン,鬼女板ならこっちがもっと叩かれるはず.さらにそのコテハンは,ネットや鬼女板を使いこなせる設定では無いような気がする.
つまり,鬼女板の部分はリヤルだけど,ストーリーとしては情弱ばかりのイラつく話です.
ま,たしかに鬼女板は恐ろしいけど,鬼女たちは「法に触れたりはしない」「原則として正義でしか動かない」ので,他の掲示板とは異なります.また知的レベルも情報リテラシーももの凄く高いです.変態毎日新聞の時に思い知らされました.
  • 絵のうまい奥さまがポスターを作製.
  • 語学の得意な奥さまが英語フランス語等に翻訳
  • ネットプリントを使って津々浦々の奥さまが印刷
  • 法的に微妙なポスティングは行わず「ついうっかり置き忘れ」作戦
  • 届け出の面倒なデモは行わず,集団お散歩
  • 変態毎日新聞社では無く,スポンサーに電凸
  • 毎朝朝刊の広告をチェックして,スポンサーのあぶり出し
鬼女を怒らせてはいけません.

2013年3月8日金曜日

リンデンバウムの歌


いつだったか「題名のない音楽会」で「校歌」の特集をしたとき,青島広志の作った校歌が紹介された.なんか聞き覚えのあるリズムだと思って気になってた.調べて分かった.
先日無くなった勘三郎さんが,生前ずーっと親しくしていたという大竹しのぶさんと初めて共演したというミュージカル「アルトハイデルベルグ」の「リンデンバウムの歌」だった.
こういうときに助かるのがネットの力.そして,この歌との因縁.
1964年に劇団四季が梓みちよ,中山仁主演で上演した「若きハイデルベルヒ」の主題曲だそうです.
1977年に勘三郎さんが勘九郎時代,大竹しのぶさんと再演し,そのときの舞台はテレビで見ました.大泣きした覚えがあります.
そして,このアルトハイデルベルグと同じ原作でもう一つ,ロンバーグ「学生王子」と言う作品もありました.この中のセレナーデはNHKの名曲アルバムでも流れていました.
こちらは1975年に二期会が上演しました.島田祐子,中村 健,立川清澄という当時の黄金トリオでした.こちらもNHKで放映されました.島田,中村,立川はまさに「歌える役者」でしたから.
さて,こういった情報,全てネットで取れました.便利な世の中になった物です.ネットが普及する前,とある歌のタイトルを調べて,たどり着くのに数年かかるなんて言うのは当たり前でしたけど.

それどころか,梓みちよの歌まで引っ張り出せますものね.
で,アルトハイデルベルグも学生王子も,ストーリーは「ジゼル」です.お偉い王子が身分を隠して田舎娘と恋に墜ちてという.ま,主人公二人は死なないですけど.
この曲,岩谷時子作詞,山本直純作曲だそうで.どうりで良い曲だ.
学生王子は1994年に二期会で再演されています.

2013年3月5日火曜日

ルーマニア人

吉祥寺で殺人事件ね.
ルーマニア国籍の少年が逮捕ね.なんで?
顔写真見る限りアジア人とのハーフっぽいわね.
日本は血統主義だから,日本で生まれようと,ルーマニアで生まれようと日本国籍はもてるはずよね.?
日本で生活する上で日本国籍のほうが何かと便利よね?
日本人には珍しい残忍な犯行よね?
血統主義で日本国籍を取れなくて日本に住んで犯罪
あっ!!

2013年3月3日日曜日

バックステージツアー☆☆☆☆☆

2013年3月2日 バックステージツアー☆☆☆☆☆

さて,この日は中劇場のバックステージツアーがありました.開演前の30分しか募集していなかったので,応募はそれほど多くなかったようです.
いつものように保険金200也を払ってIDカードを受け取り,客席へ.ここで恒例オーバーシューズを履きます.これは舞台上に「油」を持ち込まないためです.
今日は演出家,舞台監督,装置,照明さんまで残って色々説明して下さいました.
中劇場の緞帳はロープは吊られていませんでしたので巻き上げはできないのでしょうか?
舞台はオペラパレスより一回り小さく,盆は7間(オペラパレスは9間).回すときは時計回りだと「上出し」反対方向だと「下出し」と呼ぶのだそうです.実際に回して見せてくれました.
紗幕を下ろして,照明を落とすと,舞台から客席は見えるけど,客席から舞台は見えなくなります.それを体験して「こんな紗幕でも結構遮蔽効果があることを確認.
宝石箱の底も紗幕が張られていて,下から照明を当てて輝きを演出する.こういった物は今はLEDが使えるので,熱や電気を気にしなくて良くなったとか.
また,今回のセットは「四ノ切」のようにあっちこっち仕掛けがあったのですが,それも全て見せてくれました
各幕のオープニングには映画のクレジットのような映像が投影されましたが,それも紗幕の中から見られました.床に描かれた蛍光塗料の血糊がUVライトで輝く様子(光源を見ないよう注意有り)を見たり,スモークマシンでスモークを炊いたり,照明や装置の操作卓をみたり.
残念ながら今回の装置はジャンクされる可能性が強いけど,オペラパレスで再演キボンヌの意見は多かったです.
バックステージツアーは三度目ですが,中劇場は初めてでした.このようなツアーなら大枚はたいてでも見たいですよね.

カルディヤック☆☆☆

2013年3月2日 カルディヤック☆☆☆ 於 新国立劇場中劇場

カルディヤック・・・・・・・・・・・近藤 圭
その娘・・・・・・・・・・・・・・・今野沙知恵
士官・・・・・・・・・・・・・・・・小堀勇介
金商人・・・・・・・・・・・・・・・大塚博章
貴婦人・・・・・・・・・・・・・・・林 よう子
騎士・・・・・・・・・・・・・・・・菅野 敦
衛兵隊長・・・・・・・・・・・・・・大久保光哉
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・高橋直史
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ

何しろ初めて聴く曲なので暫定です.ストーリーも「あらすじ」にすると単純なのだけど,なんか「ルル」を思わせるような暗いストーリー.
新国立劇場オペラ研修所の公演です.盆の上に乗った装置が回転して展開するのはオペラパレスの「コジ」や「床屋」と同じような感じ.
自分の作品に祝着する金細工師カルディヤックとエネme娘.デモデモダッテな金商人.全員がダメ人間.
ただし,音楽的にはとても面白かったのと,演出が良かったのでそこそこ楽しめました.しばらく勉強してからもう一度見たらもう少し楽しめたと思います.今CDとDVDを発注中です.