2018年4月29日日曜日

パシフィック・リム アップライジング☆☆☆☆☆

2018年4月29日 パシフィック・リム アップライジング☆☆☆☆☆

これもまた日本ヲタクの作った映画.怪獣と対決するイェーガーと呼ばれるガンダムか?鋼鉄ジーグか?マジンガーZか?な最先端筋肉系ロボットの戦い.
前作もお「脳味噌使わない」面白い作品だったけど,今回も同じように「脳味噌使わない」楽しい作品になってます.
あの,怪獣との戦争の10年後,万が一に備えイェーガーの開発を続けていたが,中国の企業が中央コントロール可能な無人イェーガーの開発に成功し,全世界に配置するが房総,このイェーガーの顔がエイリアンっぽいのよ.
どうもこの企業に転職したアメリカ人がプリカーサーという異次元の住人の手先になって,プログラムに細工してたみたいなの.
で,東京で(文字は簡体字なんだけどあ)大乱闘して,富士山麓で倒すという内容.
まあ,血湧き肉躍る爽快なシーンの連続です.
真剣佑,殆んどセリフのない役です.

2018年4月28日土曜日

レディ・プレイヤー1☆☆☆☆☆

2018年4月28日 レディ・プレイヤー1☆☆☆☆☆

原作が発表されたのは2011年だからサマーウォーズの後.でもサマーウォーズをもっとインターナショナルにして,実写化したような作品.
著作権の関係で映画化が難しいとされておいたのだけど,なんとかクリアしての映画化.
VRのなかでアバターたちが敵と戦うのは「サマーウォーズ」と同じ.
ただし,サマーウォーズは「人工知能」に対する,「レディ・プレイヤー1」は乗っ取りを企むライバル会社が敵だし,戦いも「こいこい」と「ゲーム」.
でも似ています.もちろんスケールが違うけど.で,リヤルな世界で死人が殆ど出ないのが幸いです.
アバターや登場人物に「キティーちゃん」や「ガンダム」や「メカゴジラ(伊福部昭の音楽も)」や「スーパーマン」や「マーヴェル物」や「キングコング」「ATARIのゲーム」などが次から次へ出てくるのでこれらの版権をクリアするのが大変だったようです.
日系人トシロウ(三船敏郎へのオマージュ」)を演じる森崎ウィンくん(生粋のミャンマー人です)が日本語で「俺はガンダムで行く!!」と叫ぶところは泣かされます.
昔のSF映画にはドローンは殆ど出てきませんでしたが,本作はあっちこっちで使われてます.
まーーー血湧き肉躍る「バーフバリ」並に楽しめます.

君の名前で僕を呼んで☆☆☆

2018年4月28日 君の名前で僕を呼んで☆☆☆

組合員には評価の高い映画ですが,・・・・・・・・・微温い.
舞台は1983年(原作では1987年)この頃だとすでに「マイ・ビューティフル・ランドレット」とか「ケレル」とか「アナザ・カントリー」とか既に欧州では組合員に対してそれなりの土壌があったし,エリオの両親も非常にリベラルであった,にも関わらずオリヴァーは「自分の親なら矯正施設に放りこまれる」と結婚を選ぶ.
そして,そう言う時代のアメリカ人だから,二人の関係が微温い微温い.
二人が17才と19才ならまだ話はわかるけど,オリヴァーは「博士課程の学生」だから24才以上.幾ら何でも微温すぎます.
ちょっと時代錯誤な話です.というわけであたくしは胸キュンすらしませんでした.
ただ,エリオの家庭がインテリ家庭と言うことで英語,フランス語,イタリア語,ドイツ語が入り交じる面白い台詞回しでした.
結論「アメリカ人とは仲良くできない

2018年4月25日水曜日

変形菌 ふしぎ?かわいい!森の妖精

2018年4月25日 変形菌 ふしぎ?かわいい!森の妖精 於 茨城県自然博物館

ここには2年前10年ほど前に来ました.東京近郊でも有数の優れた博物館です.交通の便が悪いので,都内からだと「なんとか日帰りできる」距離になってしまいますが,千葉,茨城,埼玉の小中学生なら,遠足や課外授業で一度や二度は来ているようです.
で,前回の時の経路で.
つくばエクスプレスで流山おおたかの森駅に向い,東武鉄道アーパー線に乗り換え愛宕駅へ.駅前から茨城急行バスで15分,徒歩10分ほど
 ミュージアムパーク茨城県自然博物館へ
平日の午前中だから空いているかと思ったら,観光バスが10台以上停まってました.
やっていたのは「変形菌」
ビデオや模型を使った実に興味深い展示でした.
当然ながら



南方熊楠関連も沢山.
生きている変形菌の展示もありました.以前ワタリウム美術館熊楠展をやったときにも生きている菌の展示がありました.
図録も600円とお値打ち.

ここは本当に内容が充実した博物館です.
つくばエクスプレスの守谷駅なら,レンタカー店もあるようですので,車で向かうのも良いかもしれません.
常設展もとても楽しいです.

2018年4月22日日曜日

アール・デコ・リヴァイヴァル☆☆☆☆☆

2018年4月22日 アール・デコ・リヴァイヴァル☆☆☆☆☆ 於 東京都庭園美術館

要するに,旧朝香宮邸を改装した「東京都庭園美術館」から美術品を除いて,「朝香宮邸」として鑑賞してもらおうというもの.
朝香宮は,アール・デコの時代をパリで過ごしたので,自邸もアール・デコ様式に拘り,アンリ・ラパンを中心に宮内省内匠寮とともに邸宅を作りました.戦後の臣籍降下囲碁,首相官邸や迎賓館として使われましたが,その後東京都の所有になり「東京都庭園美術館」として一般に公開されています.
入り口でチケットを購入し,朝香宮邸へ
 もちろん典型的なアール・デコ様式ですが,入り口に唐獅子があるところが日本風.
下のガラスはルネ・ラリックの作品
 香水塔と呼ばれた室内噴水
 テーブルセット
 屋上のウインター・ガーデンと呼ばれる音質.日光が当たり,真冬でも暖かだったようです.
ボックスオフィスそばにはレストランが併設されています.以前は新橋,金田中が運営するカフェでしたが,2014年のリニュアール後はロアラブッシュ運営のレストランになりました.
そういえば前回この美術館に来たのって,もう10年近く前なのね
その後隣りの国立科学博物館附属自然教育園へ.




お花と森に囲まれて.

2018年4月15日日曜日

観賞魚フェア

観賞魚フェア

東京都江戸川区は,愛知県弥富市,奈良県大和郡山市と並ぶ金魚の産地です.
ま,都内にはその他に産地もあり,六本木ヒルズの場所にもかつては金魚屋さんの池がありましたし(原金魚と言ったそうです.現在はヒルズの住宅棟にお住いだとか)後楽園そばにもあったと思いました.
その後江戸城下が手狭になったため,当時一面の原っぱで,抱負な水質の良い湧き水もあったとかで,現在の江戸川区あたりに引っ越してきて一大産地になったとか.
毎年春に「観賞魚フェア」をやってます.
以前は水槽での展示でしたが「金魚は上から見るもの」なのか,今回はたらいでの展示でした.
ただしエアポンプのさざ波でよく見えないんですけど.

アイーダ☆☆☆☆

2018年4月14日 アイーダ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

アイーダ・・・・・・・・イム・セギョン
ラダメス・・・・・・・・ナジミディン・マヴリャーノフ
アムネリス・・・・・・・エカテリーナ・セメンチェク
ランフィス・・・・・・・妻屋秀和
指揮・・・・・・・・・・パオロ・カリニャーニ
演奏・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

この日はぴあ貸切公演だったので客層もいつもとは少し異なり,あたくし達が通う「オペラホリデー」だと普段着の人ばかりなのに,この日は力入ったオサレさんが多かったように思います.でも場違いな拍手やフライングブラボーも無く,マナーは良うごさいました.
市変わらずゴージャスだけどこじんまりした演奏.
この公演は紗幕が張られているので,緞前のレヴェランスしか無いのだけど,例えばメトのラ・ボエームだと紗幕の目やほつれまで見えるのに,アイーダではそれが全く見られなくて不思議だったのだけど,今日は4列目で6倍のオペラグラスだったからわかりました.
恐ろしく目が細かく細い糸で編まれている紗幕でした.

文化学園服飾博物館

目玉は越路吹雪だけれど,さすがは文化学園.ヨーロピアン・モードも面白かった.
思い切りパニエの入ったロココのドレスに始まり,エンパイア,クリノリン,バッスル,アール・ヌーヴォー,アールデコ,そして近代,現代の作品がこれでもかと展示されてます.
さあ,メインの「越路吹雪のドレス」ニナ・リッチ好きで有名だったけど,サン=ローランも愛用していたようです.ここ一番のときにはこの二人のどちらかのドレスで勝負したようです.
元が「文化服装学院」だけあって,ロビーには越路のドレスの型紙から起こしたレプリカと展開図の展示もありました.
いや,お勧めです.
今度,たばっこと塩の博物館でも面白そうな展示があるようです.

2018年4月8日日曜日

アイーダ☆☆☆☆

2018年4月8日 アイーダ☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

アイーダ・・・・・・・・イム・セギョン
ラダメス・・・・・・・・ナジミディン・マヴリャーノフ
アムネリス・・・・・・・エカテリーナ・セメンチェク
ランフィス・・・・・・・妻屋秀和
指揮・・・・・・・・・・パオロ・カリニャーニ
演奏・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

ゴージャスです.でもなんとなくこじんまり.
アイーダはよく通る強い声が魅力的だけど,歌い方が雑で特に高音のピアニシモはダメ.
アムネリスは終幕の歌は良かったけど,むしろコンチャコーヴナを歌ってほしい声.ラダメスもイタリア超えじゃない.
破綻はないけど,なんとなく小さいのよ.ま,ゼフィレッリは初演の時にしかきてないから,粟国の淳ちゃん作品なのかもしれないけど.
アイーダという作品は「スペクタクル」だけど「心理劇」なのよ.女二人が化かし合う「狐と狸」の話なの.
そういう意味では美女二人が騙し合う,良い作品には仕上がっているけど.
来週もう一度見に行きます.
ちなみにアイーダ・トランペットを現代風に改良したのは「サキソフォーン」のアドルフ・ザックスだそうです.
それ以前にも国旗や布告を吊るすトランペット(ヘラルドトランペット?つーかポストホルン?)みたいなのはありました.先日リスボンの「馬車博物館」でも見ました.