2018年10月31日水曜日

底辺のハロウィン

渋谷でハロウィンの大騒ぎした馬鹿者共,ほとんどが上京組だったようね.おまけに底辺で金がないから,騒ぐだけでお店に入らない,だから,お店の中はガラガラだったらしいわ.


あたくしの知人が渋谷に住んでいるのよ.あの辺りは外国人比率が比較的高いから,結構前からハロウィンを楽しむ親子連れがいたらしいの.
それが,いつの間にやら,渋谷の情報を手に入れた近郊の田舎(千葉,茨城,埼玉)から仮装して紛れ込む親子が出てきたんですって.
で,見慣れない親子が当たり前のようにお菓子を貰って帰って「今の誰?」だったり,
参加する気のない家を訪問して苦情が出たり,警察が常駐するVIPの家に押しかけて怒られたりだったんですって.で,地元も子どもたちの安全を考えて「ハロウィンに参加する子供」「子どもたちが来ても良い家」それぞれにシールを配布して,「シールのないこの参加不可,シールのない家の訪問不可」で対応したら収まった,というより,だんだん田舎にも浸透していったので,地元で行うようになったらしいけど.

ハロウィンもクリスマスも,セントパトリックデーも,発祥はヨーロッパだけど,独自に進化したのはアメリカ,そしてそれを輸入したのが日本.だからジャック・オ・ランタンはカボチャだし,カナダですら行われているボクシングデーを知っている日本人は殆どいないし,アイルランド人もいないのにセントパトリックデーを楽しんだりするのよ.

2018年10月24日水曜日

行ったところ

さて,今までにどんな国に行ったのか,チェックできるアプリBeenで記録してみました.
まず全世界

ヨーロッパ
トルコは空港だけ.右真ん中にぽつんと抜けているのはスロバキア.
続いてアジア
基本的に「水道の水が衛生上の理由で飲めない国は行かないのだけど.
そしてオセアニア
この地図にはないけど,グアム,サイパンも行ってます.
ハワイ以外のアメリカはトランジットか仕事で行っただけで.観光客としてアメリカ本土に入ったことはありません.
全体像.
行きたいところにはほとんど行ったので,もう「行ってみたい」ところはありません.

2018年10月14日日曜日

魔笛

2018年10月13日 魔笛☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス
バックステージツアー込

タミーノ・・・・・・・・スティーヴ・ダヴィリスム
パミーナ・・・・・・・・林 正子
パパゲーノ・・・・・・・アンドレ・シュエン
パパゲーナ・・・・・・・九嶋香奈枝
ザラストロ・・・・・・・サヴァ・ヴェミッチ
夜の女王・・・・・・・・安井陽子

欧州各地で上演され,鳴り物入りで上演されたウイリアム・ケントリッジ演出の新制作魔笛.
とても良くできたプロダクション.特に,一面だけの舞台を,様々なプロジェクションに寄って奥行きを出したり,間口が変化するような効果をもたせたり.
思い切り楽しめなかったのは,単に魔笛といえどあたくしが馴染めないモーツアルト作品であるだけ.
夜の女王も3点Fを決めてたし.難を言えばザラストロとパパゲーノがイケメソすぎること.
今日の公演から「英語字幕」が付きましたが,LR席の前で,中央でも見にくい.
舞台辺の2つのプロンプターボックスのようなものはプロジェクターで,今回の上演ではプロンプターボックスは無いそうです.
このプロダクションが各地でもてはやされているのは,書き割だけの簡単なセットとプロジャクターだけでものすごくクリエイティヴな舞台を作れることだと思うし,同じ発想でスペクタクル大作を手軽に作ることもできるのではないかと思いました.
バックステージでは

  • 今回の装置は盆のある奥舞台に乗っていること
  • マエストロの指示で,ピットを浅くしていること.175cm
  • エクサンプロヴァンス音楽祭のプロダクションを買い取ったもの
  • ジョナサン・ミラーは,別々に制作された「薔薇の騎士」と「ファルスタッフ」を4面舞台に振り分け,同時上演が可能なように演出案を作った.
  • 新国搬入口の高さは11m,ゼフィレッリの柱はそれを考えて10m80で作られている.
  • フォルテピアノ(原曲にあったかな?)に近い音が出るシンメルのアップライトピアノを使っている
  • ジュ・ド・タンブル(鍵盤式グロッケンシュピール)を使っていることを強調していたけど,トゥーランガリラ交響曲にも使われているし,特に威張らなくても・・・
  • 英語字幕の場所は未だテスト中なので決定ではない.

2018年10月10日水曜日

被せないで

昨今,日本国内の公共交通は「日本語・英語(場合によっては中国語と朝鮮語)のアナウンスをします.行先表示も同じようです.
一部の電車車掌さんやバス運転手さんは,日本語のアナウンスが終わって英語のアナウンスが始まると,自分の声を被せる時がある.「本日は御乗車ありがとうございました.間もなく終点××空港国際線ターミナルです」
ヲイヲイ
大部分の外国人観光客にとって唯一の情報が英語アナウンスなんだよ.その大事なアナウンスをなんで日本語で邪魔をする?
あたくしもヘルシンキやウィーンでこれをやられたことがあるけど,ものすごく不安になるの.あと親切のつもりだとは思うけど,自動アナウンスの後に現地の言葉でアナウンスをされると「何かあったのか?事故?スト?」となってしまう.もちろん北欧のようにそのアナウンスも英語でやってくれるところもあるが,これは本当に安心する.

同じように行先表示も「日本語・英語・中国語・朝鮮語」で表記することがあるけど,一時期の京成線や京浜急行は「この電車どこ行き?」なことがあったけど,最近は必ず日本語かローマ字が併記されるようになった.4ヶ国語表記って日本人にとって情報量が1/4になるってことなのよ.
ローマのFCOが「イタリア語・英語・ロシア語・中国語」なの.日本人はロシア語は読めない,中国語も外国の地名はわからない.人によってはイタリア語もわからない.恐ろしく情報量が減るのよ.そんなところで英語アナウンスに日本語被せられたら,旅行者には結構ストレスフルだと思うの.
小さな親切大きなお世話
英語や各国語のアナウンスに日本語をかぶせるのはやめましょう.
空港から(空港へ)の高速バス(除くエアポートリムジン)に多いような気がする.

2018年10月9日火曜日

Sapporo Rainbow Pride 2

さて,前回の札幌に来たとき,すすきののゲイバーのママが「10月のレインボープライドはママたちも,若い子たちも張り切ってるの」と聞いたので,あたくしはすぐに予定を調べ,新国で「魔笛」を見る予定だったのですが,チケットを来週に変更してもらい,札幌に来ることにしました.
美術館後,札幌駅まで戻りランチ
駅ビルの中華料理店へ.
そして,大通り6丁目公園へ.


地方都市とは言えそれなりに大きい札幌,しかし,東京に比べると遥かに規模は小さいです.
本日のコンタミ,パレードというと紛れ込むプロ市民.薄汚い格好で「反原発,反基地,ベジタリアン」を叫んでいましたが,主催者からは無視.
(ちなみにうちの会社では「どんな美辞麗句もベジタリアン,オーガニックの一言で台無し」がデフォなので,ベジタリアンとかオーガニックというと「足りないのね」と同同情の対象になります)
東京のレインボープライドはこいつらに汚染されて「守れ憲法9条」とか「反原発」とかがパレードの先頭にたってました.LGBTと「原発」「基地」になんの関係が?
東京レイボープライドの代表が低学歴の底辺FTMだからだまされちゃったのでしょうね.
あたくしは来年からは「反東京レインボープライド」で行きます.
この次の日「反杉田水脈デモ」が東京であったようですが,「ヲカマに使うお金があったら,そのお金は子どもたちのために使って」がまともなヲカマの意見です.
あたくしが泊まったホテルは,地下鉄も市電も目の前だったので,移動は便利でした.
この日の夜はすすきののジンギスカンのお店でデナー.
店員さんがとても親切で,焼き方,食べ頃を的確に教えてくださいました.お値段もリーズナブル.お勧めです.
その後はすすきのの「7丁目のママ」で飲んだくれて,ホテルに戻りました.
さて,翌日,帰りの空港.やっぱ新千歳も制限区域はなんにも無い.


逆噴射ファンにはたまらない席で.

Sapporo Rainbow Pride

週末からの三連休,札幌に行ってきました.目的は

  • Sapporo Rainbow Pride参加
  • 本郷新記念彫刻美術館訪問
いつもの「航空券+ホテル」パックで.
いろいろあってANAとは縁切ったのでJALでしたが・・・・・
それにしても,日本の空港ってセキュリティチェック越えた,いわゆる「制限区域」本当になんにもないのね.
ヨーロッパだったら,バーはあるわ,レストランはあるわ,土産物店はあるわで結構時間潰せるのに.

やっとこさ,伊勢丹のところに「ジントニックとクラブハウスサンドイッチ」があるカヘを見つけた.経営はロイヤルみたいです.
飛行機は久しぶりのB767-300.あたくしが大好きな飛行機です.大西洋路線では結構飛んでいて,長距離でも疲れにくい,程よい大きさの飛行機です.
夜のフライトだったので,東京の夜景が綺麗でした.
新千歳からはエアポート快速と地下鉄を乗り継いでホテルへ.
翌日はまず,本郷新記念彫刻美術館へ.
見たかったのはこれ.
地下鉄東西線西28丁目駅下車.駅前のバスターミナルからJRバスに乗って5分ほど,「彫刻美術館入口」バス停から歩いて10分ほど.
 このあたりは「宮の森」と呼ばれる地区ですが,高級住宅街で,まるで軽井沢のような大きな邸宅が並んでいます.
 「どれが美術館?」と悩むほどです.
 こちらが美術館の本館.こちらで新国版「アイーダ」の衣装展が行われています.
なんでこんなところで?と思ったのですが,札幌文化芸術劇場Hitaruの柿落し公演,ローマ歌劇場との共同制作「アイーダ」が上演される記念事業のひとつのようでした.
新国の「アイーダ」はなんといってもフランコ・ゼフィレッリの大作ですし,ゼフィレッリといえば「空間恐怖症」と言われるぐらい「舞台の上に大量の人と物を置く」演出が有名です.流石に新国の装置はFRPや発泡スチロールを多用しているので,見た目ほどには重くないとか.
でも,たしか,リスボンのサン・カルルシュ劇場にレンタルする話があったものの「輸送費が高すぎる」ということでキャンセルになったのでは?
で,衣装展は流石はゼフィレッリ.細かいところまで作り込んでます.イタリアの工房で作られました.
向井が「本郷新記念館」です.嘗てはアトリエとして使ったものの,本人の死去に伴い,市に寄贈されたとか.
東京の人間にとって最も馴染み深い本郷新の作品は,六本木交差点にあるこのギターを持った「奏でる少女」でしょう.


2018年10月3日水曜日

クワイエットプレイス

2018年10月3日 クワイエットプレイス☆☆

またもや「アメリカ人とは友だちになれない」映画.
アメリカ人にとって大切なのは自分の家族のみで,後の他人は殺そうが殺されようが気にしない.
なんの説明もなく映画は始まる.どうやら人工音に反応するエイリアンが地球に侵入し,かなりの人口がアボンされた模様.音さえ立てなければなんとか生きて行かれる.夫婦と子供二人の家族.長女は聾,長男は腰抜け.
ま,子どもたちが呆れるほどに足引っ張るのだけど「お前ら死にたいのか?」
さらに,死亡フラグがあからさまで「良いですか,この奥さん,この釘で怪我しますからね〜,注意してみててね」
そして,そんな状況下で妊娠する馬鹿妻.家族の命より繁殖優先か?女の性は怖い.ま,性欲優先の夫も馬鹿なんだけど.
で,耳の不自由な長女は自分の補聴器のハウリングがエイリアンに致死的に働くことを悟る.
マイクで大音量でハウリングを流す,出産直後の母親は散弾銃もってにやり.暗転.
面白くねえ.生活音に反応するエイリアンなのに,シャワーのシーンとかトイレのシーンは全く出ないし,何故か電気は生きているし.
ま,アメリカ人にとっては「困難に立ち向かう家族の物語」で十分なんでしょうね.
エイリアンが「自然音」と「人工音」を区別する基準もわからないけど.
詰めが甘いから楽しめない.とにかく虚仮威しの音が満載なので,爆音が嫌いなら見ないほうが良いかも.その程度の映画だし.