2014年7月26日土曜日

柳家三三独演会〜男,四十にして・・・惑う.〜

2014年7月26日 柳家三三独演会〜男,四十にして・・・惑う.〜 於 東京グローブ座
☆☆☆☆☆
お化け長屋
ハワイの雪

初めての東京グローブ座.この劇場,最近ではジャニ系の公演が多いかな?
久しぶりの三三.
舞台奥には場違いのセットが,扉がいくつか.なんと迫りで登場.お化け長屋は三三だから面白かった.さて,ハワイの雪,キョンキョン作の名作ですが,まさか三三がやるとは.
で,三三独自のくすぐりも入れてました.チーちゃんが一人でハワイに行くと決めた時「草食系だか何だか知らないが,今時の軟弱者と違い,日本男児の爺ちゃんは
・・・・・・泣いてすがった」
キョンキョン並みの自虐ネタも多かった「めぐみ,今家賃を店賃と言いそうになっただろ,個展の癖が抜けないのか」とか「お前に女子大生は無理だ」とか.
三三がハワイの雪をやると聞いて一番心配だったのは「バカ孫」をいかに演じるかでしたが,結構うまくやっていると思いました.
そして最後,扉が開いて紙吹雪が落ちてくると,三味が入ってチーちゃんが亡くなります.泣けました.何時訊いても泣ける落語です.終演後はハワイアンでお見送りです.今後も持ちネタにしてもらいたい物です.

それにしても,新大久保って,日本人率低いですね.支那,朝鮮,モスリム,白人,自分がマイノリティだと言うことがよく分かる町です.

2014年7月25日金曜日

想い出のマーニー☆☆☆

2014年7月24日 想い出のマーニー☆☆☆

きれいな映画ですよ.尺もちょうど良いですよ.でもね,あたくしぐらいのババアになると,人生経験値が高いから,オチが見えてしまうの.
映画で言うと「ある日どこかで」「いけちゃんとぼく」漫画なら萩尾望都の「マリーン」時空を越えて何かを語りかける,謎の女の怨念の話.
で,マーニーってのは喘息転地療養にきた安奈の婆さんだったわけ.
で,そのマーニーも,見かけはええとこのお嬢さまながら,ネグレクトで決して幸せでは無かった.で,安奈が孤児になって,今のお母さんに引き取られるいきさつも,マーニーの知人であった婆さんによって語られる.
安奈はコミュ障なのでかなりいらつく娘です.
見て損はないけど,感動もありません.

2014年7月20日日曜日

ジゴロ・イン・ニューヨーク☆☆☆☆

2014年7月20日 ジゴロ・イン・ニューヨーク☆☆☆☆

友人マレーの古本屋で働くフィオラヴァンテ,マレーが店をたたむことになり,花屋でバイトを.そんなときにマレーが思いついたのが,マレーを男娼にして自分はポン引きに.
ところがこれがそこそこうまく行って.
ところが,ユダヤ人の未亡人がでてくると,ちょいと面倒なことになって.
ユダヤ人に対する皮肉嫌みや,基本的にコメディなのは,かつてのウッディ・アレンと同じ,いや,むしろこういう映画を撮っている頃のほうがアレンの映画は面白かったのに.
中々良い作品ですが,狭量で排他的で選民思想なユダヤ人が大嫌いになります
あれだけヒトラーやナチを非難しながら「パレスチナ人は全滅!!」ですからね.

2014年7月19日土曜日

ルドルフ・シュタイナー展 天使の国

2014年7月19日 ルドルフ・シュタイナー展 天使の国☆☆☆☆ 於 ワタリウム美術館

ワタリウム美術館というのは,本当に興味深い展示をしてくれます.ヘンリー・ダーガーを初めて紹介したのもワタリウムでしたし,シュタイナーも何度も展示しています.
この展覧会のことを知ったのはつい最近で,7月13日までと聞いてたのですが,慌ててワタリウムのサイトを見てみると「好評につき8月23日まで会期延長」とあるじゃないですか.
で,行ってきました.あたくしは,むしろシュタイナーの思想には反対なのですが.
今回の展示は,あくまでもデザイナー,建築家としてのシュタイナーであって,教育家,思想家としてのシュタイナーは強調してません.
さて,この展示は「日瑞国交樹立150年記念」なんですが,なんでオーストリアのシュタイナーがスイス?ですが,ナチにより第一ゲーテアヌムが炎上した後,第二ゲーテアヌムはスイス,バーゼル郊外のドルナッハに作られているんですね.
で,展示そのものは,シュタイナーが黒板に書いた図画や宝飾品のデザインなど,それなりに面白かったですが,シュタイナーは「シュタイナー教育」だの「バイオダイナミック農法」だの,ほぼ全てが「机上の空論」で,実際に自分で実行したことがほとんど無い「舌先三寸男」ですからね.また,それを引き継いでいる連中がどうしょうもないですから.バイオダイナミック農法のワイン?おフランス当たりに良くありますよね?おフランス語では「ビオデュナミ」ですけど.シュタイナーは「アルコール飲料を否定」してますから,ビオデュナミのワインなんかあり得ないんですけど.
あ,シュタイナー教育を受けた斉藤工((;´Д`)ハァハァ)の子供時代のノートが展示してありました.
「千と千尋の神隠し」テーマ曲で使われた「竪琴」ライヤーも併設のミュージアムショップ,オン・サンデイズにありました.これってシュタイナー教育で使われる楽器なんですよね.

2014年7月18日金曜日

渇き

2014年7月18日 渇き ☆☆☆

それなりに良くできているとは思うけど,登場人物全部に漂う「底辺感」と「DQNフレーバー」.ストーリーも面白いけど,「お前らDQN同士で,勝手に殺し合ってください」な内容.
失踪した自分の娘を探す元警官.聞き込みを勧めるうちに自分の娘はほとんどサイコパスのキ印だと分かってくる.でもね,パパ,あんたも十分サイコパスですから.この親にしてこの子あり.
大量に人が殺されるのに警察は騒がないし,パパも何人もボコったり殺してるのに簡単に逃げおおせるし,穴あきまくりです.
もう少しみじかくていいんじゃね?