2016年8月13日土曜日

2016年8月11日 八月納涼歌舞伎☆☆☆☆ 

2016年8月11日 8月納涼歌舞伎第三部☆☆☆☆ 於 歌舞伎座

土蜘蛛
土蜘蛛の精・・・・・・・・・橋之助
源頼朝・・・・・・・・・・・七之助
平井保昌・・・・・・・・・・獅童
番卒・・・・・・・・・・・・勘九郎
  ・・・・・・・・・・・・猿之助
官九郎の次男くんが出てきました.可愛い.橋之助の息子達も立派になって.おばさま嬉しい.

廓噺山名屋浦里
酒井宗十郎・・・・・・・・・勘九郎
浦里・・・・・・・・・・・・七之助
山名屋平兵衛・・・・・・・・扇雀
山名屋奉公人友蔵・・・・・・駿河太郎

くまざわあかね作の落語を,御亭主の小佐田定雄が脚本を書いて落語にしたもの.本を正せば,ブラタモリのロケで吉原を訪ねたタモリが吉原で聞いた話を釣瓶にして「ぜひ落語にしなさい」と勧めたのが始まりとか.
小佐田定雄は「古典と思わせる新作」を書く錯誤作家でもある.枝雀のために書かれた幽霊の辻(ゆうれんのつじ)は,権太楼が「ぜひやらせてくれ」と頼み込んで了解を貰い,江戸でも話されるようになった.同じく枝雀のために書かれた雨乞い源兵衛も,まるで古典落語のような作品.
で,とある藩の江戸留守居役,堅物で知られる酒井宗十郎,他の藩の留守居役たちが寄合と称して飲めや歌えの騒ぎをするのを忌々しく思っていた所,墨田川の川開きの日の寄合で「次回は江戸の妻を連れて」と言われシオシオのパー.
ふと川を渡る船に乗る浦里太夫を見て「この人に頼むしか無い」と思い込む.
で,山名屋に乗り込んで頼むがもちろん断られる,しかし,物陰で聴いていた浦里が「引き受けましょう」と.
で留守居役たちの鼻を明かしてめでたしめでたしなのですが,歌舞伎化するにあたっておそらく詰め込んだ場面が多いと思われるのでテンポが悪い部分も.
最後に浦里の花魁道中があるのですが,花道に入ると外八文字で見事に歩いてました.七之助クン.綺麗だった.

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