2010年7月18日日曜日

売られた花嫁☆☆☆☆☆

2010年7月18日 都響コンサートオペラ 売られた花嫁☆☆☆☆☆ 於 サントリーホール

イェニーク・・・・・・・・・・ルドヴィト・ルドゥハ
マジェンカ・・・・・・・・・・アドリアナ・コフートコヴァー
ヴァシェク・・・・・・・・・・オトカール・クライン
ケツァル・・・・・・・・・・・ヤーン・ガラ
指揮・・・・・・・・・・・・・レオシュ・スワロフスキー
演奏・・・・・・・・・・・・・東京都交響楽団

スメタナの「わが祖国」は大好きな曲だし,実際,プラハに行って「高い城」の見えるモルダウ川をクルーズしたときは本当に感激した.
でも,「売られた花嫁」は,序曲しか聴いたことがなかった.英語名がBartered brideなので,「売られた」と言うより「物々交換」のイメージがあったけど,全曲を見て,やっと意味がわかった.
で,本当に楽しいオペラです.基本的にコメディだし,音楽は美しいし,舞曲っぽい部分が多いので,聞いているだけでも楽しいし,日本でも,もう少し上演機会が多くてもよいのでは?
ただねーーー,イェーニクはマジェンカと結婚するために一計を案じて「花嫁を売り渡す」ような真似をする.それに対してマジェンカが取り乱すという「結局女は感情で生きているバカな生き物」的な内容が鬱陶しいのよ.ベルカントオペラにもよくあるけど,ほら,やたらと発狂する「清教徒」のエルヴィーラみたいに.
多少でも脳みそがある女なら「彼がこんな事をするのだから,何か理由があるに違いない.彼に聞いてみよう」と思うはずなんだけどな.バカな男たちが女にやり込められる「メリー・ウィドウ」のほうが現実的だし,すっきりするのだけど.
ま,いずれにしても最後はハッピーエンディングだし,めでたしめでたしの楽しいオペラでした.
歌手たちはみんなチェコから来ているので,こなれているし,都響もいい音出してました.
ただ,やはり,サントリーホールはオペラには響きすぎます.今回はオケ真横の席だったので,歌手の声が当たらないから,なおさらそう思いました.
民主党の前原さんが来ていたせいか,「チラシ回収ボックス」がありませんでした.「前原さんにオペラ見る趣味があったのかしら?」と思いましたが,やはり「お付き合い」だったようで,一幕終了後に消えました.ヲイヲイ林真理子かよ.チラシは終演後に,SPSのお姉ちゃんにぶすっとした顔で「チラシ回収ボックスはないんですか?」と渡したら「こちらでお預かりします」と言うので,引き取って貰いました.

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