2012年9月12日水曜日

ディクテーター☆☆☆☆☆

2012年9月12日 ディクテーター 身元不明でニューヨーク☆☆☆☆☆

ブルーノも決して悪い作品では無いけど,何しろあの時はジョニ子という強烈なライバルがいたから,現実が映画を越えていたので,インパクトに欠けていただけですね.
この作品でも,サシャ=バロン・コーエン分する将軍様は,徹底的に黒人,ユダヤ人,女性を馬鹿にします.しかも,恋に墜ちる相手はリベラルなフェミニスト.双方の本音がジョークに思えるぐらい.
で,ワディヤ共和国のアラディーン将軍は,やりたい放題の独裁者.国連で釈明の演説をするためにニューヨークへ.部下の反乱に会い身ぐるみ剥がれてニューヨークにほっぽり出される.
反乱した部下らは影武者を使い平和憲法を作ると公言.署名直前に本物のアラディーン将軍が出てきて,憲法を破り捨てる.そして「独裁政権なら金は一部の階層が独占できる,貧乏人の医療や年金は無視できる,余所の国に言いがかりをつけて戦争ができる・・・・・・・・」それってアメリカ?
いちいちむかつくリベラルな女と結婚したら,そいつはユダヤ人.妊娠したと言うから「男なら産め,女なら堕ろせ」「また冗談を」みたいに終わります.
物凄く見る人を選ぶ作品ですが,あたくしは楽しめました.

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