2014年1月4日土曜日

新春浅草歌舞伎☆☆☆☆

2014年1月3日新春浅草歌舞伎第二部☆☆☆☆ 於 浅草公会堂

博奕十王
新口村
屋敷娘
石橋

ロビーでは早速ハンナ姉さんとCypressの奥さまを発見.幕間も話し込む.
猿之助とラブリンが出演する浅草歌舞伎,若手中心で,比較的軽めで素人でも楽しめる演目が多いので気に入ってます.
今回は,「滑稽話,人情噺,色物」と言った感じのうまい組み合わせ.
亀鶴の口上はサイコロを持って.お客様とプレゼントのやりとり.このサイコロが次の演目へと繋がります. 
博奕十王は閻魔様の出てくるお話なので,「俗名市川猿之助」以外の,長唄連中,後見,付け打ちまでが天冠付けてでてくる.
で,博奕打ちの市川猿之助が,博奕を知らない閻魔大王をそそのかして,博奕で身ぐるみ剥いで,極楽への道を聞き出すという面白い話.地獄とは言え成仏話.演技が良いでは無いですか?
次の新口村は,女身請けするために公金に手を付け,終われるも,父親が「遙か遠くの地で捕まってくれ」と逃亡を手助けするという話.橘三郎さん,台詞が覚束ないから,プロンプターの声が聞こえてました.オペラだと常設のプロンプターボックスもあるし,「プロンプターありき」だけど,歌舞伎だとあまり見かけない光景.
さて,所作の屋敷娘と石橋は,引き抜きありーの,毛振りありーのの踊りなんだけど,如何せんこういうのは若手だと「熟練」が足りないから,揃わないとか,着物が着崩れているとか,毛振りが停まってしまうとか.いつだったか,勘三郎さん一家の毛振りをテレビで見たけど,一番うまかったのは年上の勘三郎さんだった.
でも,野暮なことは言わずに,この子達の将来を楽しみにしましょう.

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