2007年5月27日日曜日

ボラット☆☆☆☆☆

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習☆☆☆☆☆
都内でも上映館が少ない映画なので,豊洲のららぽーとまで行ってきました.

ららぽーと豊洲にはパイプオルガンがあって,弾き込みを兼ねて演奏してました.
イケメソの音大生みたいなオルガニストでした.

19世紀,イギリスの教会の物を移築したとかで,ストップは手で動かすようです.

さて,ボラット,あたくしが信頼する映画批評家がことごとくけなしていたので,興味津々.
で,この映画を「下品な内容だが,実はアメリカ文化の痛切な皮肉に」とか言う人もいるようですが,違うでしょ
サシャ・バロン・コーヘンは単にアメリカが嫌いなだけでしょ.でもって,この映画が好きか嫌いかは,アメリカ文化を受け入れるかどうかにかかっているのでは?
カザフスタン政府が正式に「この映画とカザフスタンとは何の関係もない」と表明したぐらいに下品です.Monty Python大好きのあたくしが見ても下品です.
オースティン・パワーズなんか純文学作品に思えます.
で,アメリカの文化を取材しに,カザフスタンのボラットが,プロデューサーのアザマートと渡米します.

ボラットの妹は売春大会で4位にはいるし,弟は精神遅滞.売春婦の妹は,精神遅滞の弟の前でマソコを見せて「お前には一生手に入らない」とはやし立てる家庭で育ちました.
ボラットは「アメリカの挨拶はホッペにキスすること」と思いこんでいるから,片っ端からキスしまくって変態扱いされます.
カザフスタンでは,女と障害者とユダヤ人には人権は無い国なので,NYのフェミニストと会談しては嫌われ,retiredした人にはretardと間違えて「身体ですか?精神ですか?」と聞く.
たまたま見たTV番組で女優パメラ・アンダーソンに惚れ込み,アザマートを騙して,パメラの住むカリフォルニアへ向かいます.
ワシントンDCではキスすると思いっきりキスで返してくれるフレンドリーな人たちに会い,意気投合.後でそれがゲイと呼ばれる人だと知り「だから私の尻にゴムの手を突っ込みたがったのか」と納得.
アトランタのB&Bはオーナーがユダヤ人だとわかり(キッパー被っとるやろ),身を守るためにペットショップで熊を買う. ( ゚д゚)ハァ?
アラバマでは良家のディナーに呼ばれ,トイレがよく分からずに,出した固形物をビニール袋に入れてダイニングルームに現れる.
レディに「この1年でペニスが7cm成長した13才の甥の写真」を見せる.これが,本当に少年の割礼された,ひこばえほどに毛の生えたチソチソの写真なのよ.
テキサスで骨董屋に入れば「瀬戸物屋に牛」状態.
風呂に入っている間にアザマートが大事なパメラの写真で抜いているので大げんか.
ゲイビデオでもここまで絡まないという組んずほぐれつの大げんか.このシーンでボラットの股間は必要以上に大きい黒塗りが.
翌日アザマートは金と熊とボラットのパスポートを持ってとんずら.
カリフォルニアでアザマートに再開するも熊の頭は冷蔵庫に.
アラバマの売春婦を連れてボラットはカザフスタンに帰る.
あーーーーーー面白かった!
DVDが出たら必ず買います.

ららぽーと豊洲にとっても感じの良いレストランがありました.つーかバーだけの利用がOKでした.ハワイアンな感じがようございました.

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