2011年2月17日木曜日

2011年2月17日 鈴本演芸場☆☆☆☆☆

2011年2月17日 鈴本演芸場☆☆☆☆☆

林家たけ平・・・・・・・・・・ラストソング
翁家勝丸・・・・・・・・・・・太神楽
三遊亭歌奴・・・・・・・・・・初天神
古今亭菊志ん・・・・・・・・・お血脈
すず風にゃん子・金魚・・・・・漫才
橘家文左衞門・・・・・・・・・千早振る
柳家三三・・・・・・・・・・・鮑熨斗
仲入り
柳家小菊・・・・・・・・・・・粋曲
入船亭扇辰・・・・・・・・・・入船亭扇辰
三増紋之助・・・・・・・・・・曲独楽
春風亭百栄・・・・・・・・・・マザコン調べ

今日は物凄く暑い寄席でした.まず,たけ平の新作落語は,「辞世の歌専門店」の店主,あしのうらくさい(葦之宇楽斉と書いたらもっともらしい)の噺.面白かったですよ.たけ平は力あると思います.
次の勝丸,いつもながら不安定だけど,実際にそうなのか,そういう芸なのかはわかりません.
にゃん子・金魚は初めて見ました.昼席ばかりで,夜席にはほとんどでないので.
さ,文左衞門からが凄かった.出囃子がなってもなかなか出てこない.出てくるなり息が上がって「今来たばかり」で枕もなく千早振るへ.「竜田川が大関になれたのは八百長」だとか「歌武蔵はデブで邪魔くさい」とか言いたい放題.サゲは「まさか『千早の本名ってのは無しだぜ』」でいろいろのパターンを考えるけど「それは喬太郎がやった」とか落ちない.結局「この続きはウェブで」で落とした.
次の三三が「文左衞門さんはよく「それは次の三三が答える」ってやるんですよ.」と始まって.相変わらずメソメソ泣く甚兵衛さん.大家さんの家に向かい戸を叩くと「戸は開いてますよ・・・これが文左衞門さんのサゲかね」大家さんの「はい,息を吸って,吐いて,目を閉じて,開けて,あたしだよ」が実に和やかに聞こえておかしい.
扇辰は枕で「彦六は15分でも20分でもサゲまできっちり話した.実力のない噺家は『お時間のようで』とか言う」と言いながら三方一両損.立て板に水の啖呵が格好良い.間に合うかなと思ったら,奉行に訴え出るときに「お時間のようで」で終わって大笑い.
さて,最後の百栄,やっぱり面白いしこっちもママが立て板に水でカズエさんを罵る.いや,百栄も談笑並みに変な落語やるし,面白い.

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