2011年4月1日金曜日

わたしを離さないで

2011年4月1日 わたしを離さないで☆☆☆☆
演技派の主演俳優達,色を抑えた映像.淡々と進むストーリー,とても良い感じなのだけど,ここのキャラクターが書き切れていないので,感激は出来ませんでした.
隔離された寄宿学校で暮らす,キャシー,ルース,トミー.実はその学校は臓器移植のためのクローンを育てる(ほとんど培養)為の学校.18才で学校を出るとコテージというところで放し飼いにされ,必要があれば臓器を提供する.
何度も提供すれば本人は死ぬ事になる.これをcompleteと呼ぶ.
そんな過酷な運命に疑問すら持たない彼らの心境が,伝わってこない作品なの.
多分,カズオ・イシグロの原作はそんなヘタレでは無いと思うので,原作を読んでみる事にしました.
Kindleで買ったのだけど,まさか米語版じゃないでしょうね.

2 件のコメント:

Cypress さんのコメント...

ご無沙汰です。主人公たちはクローンなんだけど時代設定は70年代?その時代に生体臓器移植の技術はどこでも確立してないし生まれたのが20年前とするとクローンももっとあり得ない。その辺を意図的にぼかしてあの設定はただあの子供たちの恋の成就を困難にするための足かせとしてのみ置かれていたように思えてなんてめんどうなことを考えるんだろうと白けながら3人の子供たちの困難な状況を懸命に生きる姿には泣けました。同じく保留つき感想です。ぼくも原作どうなってるんだろうと考えました。また教えてください。

Esclarmonde さんのコメント...

パンフレットの解説には,ブラッドベリー原作,トリュフォー監督の「華氏451」に似たSFと言う事なんですけど.
イシグロが書いた動機も「ドリー」だというし.
never let me goのgoには「殺す」意味も含むみたいです.