2020年7月31日金曜日

おいしい浮世絵展☆☆☆☆

2020年7月31日おいしい浮世絵展☆☆☆☆ 於 森アーツセンターギャラリー
食べ物に特化した浮世絵展.もちろん,浮世絵だけじゃなく,「その食べ物が流行った背景」や当時のレシピなども展示されてます.
鮨や蒲焼が流行ったのも,それまでは貴重品だった「醤油」「味醂」「酒」が関東でも手に入るようになったから.その「キッコーマン」や「万上味醂」などの歴史も含めての展示,とても面白うございました.
北斎,広重,国芳など,有名所の作品もタプーリ.
そういえば10年ほど前,ここで国芳展やった時,図録には,当時新国バレエ団監督だったデヴィッド・ビントレーが寄稿していましたね.その時初演した「パゴダの王子」は国芳の妖怪を参考にしていたし,振り被せ,振り落しといった歌舞伎の手法も使っていた.
驚いたのは「味の素 食の文化センター」所蔵作品の多さ.流石は味の素,食に関する浮世絵のコレクションはすごいかも.
(バブルの時代にモネの睡蓮をボッタクリ価格で買った某酒造メーカーとは民度が違う」
日時指定チケット購入が必須ですが,払って損のないとても面白い展覧会でした.
ただし,原画の保護のため,照明を落としているので「老眼には辛い」かも.

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