2022年2月7日月曜日

さまよえるオランダ人☆☆☆

2022年2月6日 さまよえるオランダ人☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ダーラント・・・・・・・妻屋秀和
ゼンタ・・・・・・・・・田崎尚美
エリック・・・・・・・・城 宏憲
オランダ人・・・・・・・河野鉄平

指揮・・・・・・・・・・ガエタノ・デスピノーサ
演奏・・・・・・・・・・東京交響楽団

入国規制で歌手も指揮者も総入れ替えの公演.たまたま日本に長期滞在中だったデスピノーサが指揮を,マリーに至っては演技は口パク,歌手が舞台袖で歌うということに.
歌手はみんな良かった.余裕の妻屋さん,オランダ人は長針の河野くん,.ゼンタの田崎さんも歌も良かったし見た目も良かった.日本人だけでも十分できるじゃない.

ただね,キリスト教に敵意を持つあたくしとしては,キリスト教的な「自己犠牲と救済」が胡散臭いのと,結局エリックの勘助物語じゃんなところが納得行かないの.

演出も,デュッセルドルフのラインドイツオペラで見た時「新国のもこんな感じになるんじゃ?」と予想したものに近く,極めてオーソドックス.糸繰りの歌は装置がきれいだし,と水夫の合唱は力強いし.
休憩込みでも3時間切る短さも丁度良いし.
レパートリー公演としては上出来だと思います.

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