2007年8月23日木曜日

塚越孝と立川談笑

フジテレビのアナウンサー塚越孝がすごい.
ツカこと塚越はニッポン放送からフジテレビに異動してきたアナウンサーで,フジテレビのポッドキャスト「フジポッド」を仕切っている.
流石はラジオ出身だけあって,物事の描写が物凄くうまい.
それだけではなく(恐らく彼の発案で)フジポッドで「今日のきょう」と言う番組を毎日配信している.週替わりでフジテレビのアナウンサーがラジオ番組のように「声だけの番組」を配信する.
アナウンサーの力量が露骨に分かる残酷な番組です.
さらに落語好きな塚越は「お台場寄席」という落語も配信している.
先日配信された,ポッドキャストで立川談笑の「イラサリマケー」を聴いて,電車の中で大笑いして危ないおじさんになってしまった.
この落語は「居酒屋」を改作したもので,「イラサリマケー」とは店員がビルマ人だらけの居酒屋で「いらっしゃいませ」のこと.
メニューを訪ねると
「寝込みに今駄目,指くらい手さばき,チンコ舐めあげ,おめこ舐めおろし,いかないと素人大会」と???な返答.
実は
「煮込みに枝豆,海老フライ,手羽先,お新香生揚げ,ナメコおろし,烏賊納豆,白鯛貝」だったというお話.ビールは「大ナマイト,中ナマイト,小生意気」日本酒は「毒入りと大毒入り」
指くらいと手さばきは「東京と大阪の間ぐらいの臍曲がりどもが多く住む」地域の名産らしい.
この噺に限らず談笑の話には外国人が良く出てくるらしい.
今日のポッドキャストは,談笑と塚越孝の鼎談だった.談笑によると,
「昔の落語は,江戸の言葉が分からない田舎者が江戸へ出てきたり,江戸者が京へ上って言葉が分からなくてあたふたする話だった.日本全国標準語が通じるようになった今,言葉が通じなくて笑えるのは外国人である.同じように地方出身の者が苦労した相撲界も,今は外国人が主流」
なるほど.
落語って本当に楽しいものですね.あたくしは落語や素浄瑠璃,とにかく語り物が好きです.

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