2009年1月20日火曜日

感染列島

2009年1月20日 感染列島
中二病です.じゃなきゃ携帯小説.
この映画作った人間の知能指数は中二以上ではないでしょう.いえね,先日Cypressの奥さまが「医学的にどうのこうの言う以前にどうしようもない映画.ぜひ見なさい」ということなので,ポイント使ってタダで見てきました.
いやーーーーー久しぶりの星ゼロ!いわゆる「あまりにも出来が悪くてすっきりした映画」です.
ウイルス研究しているとか言うデブの車には北村敬先生訳の「医学ウイルス学」の本も見えたのに.
最初っからどう見ても新型インフルエンザじゃないって展開なのに「新型インフルエンザ」と騒ぎ出すし,鶏舎のオーナーは,まだ何にも分かってないのになぜか責任感じて首括るし,医者も看護婦も衛生観念まるでゼロで,そこで外すか?のタイミングでマスクを外すし.
で,結局インフルエンザではなく未知のウイルス病だったみたいなのだけど,なぜか東京が廃虚と化していて「病気よりライフラインの断絶のほうがやばいんじゃないでしょうか」だし,そんなライフラインがぼろぼろなのに隔離病棟と化した病院のリネンは不足しないみたいだし,そこら中患者だらけだというのに赤十字は機能しているようで,輸血する血液が不足する様子は見られないし.
医者はそろいも揃って感情的で,常識より感情を優先する不適格者だし,だからトリアージが機能しないで大騒ぎになるし,主人公の医者は,なぜかその最濃厚感染地域から簡単に海外へ調査に出かけちゃうし,平気で帰ってくるし,監督の頭に「検疫」という文字はなかったみたいだし.
もう,本当に中二病な内容です.
ま,あたくしなんかは「絶対にこんな風にならない」って自身持って言えるから.
で,この病気,エボラ並みに全身から出血するんだけど,主役クラスになると,なかなか感染しないし,感染してもほとんど出血しないで死ねます.早くは悲惨な最期を遂げます.
最後のほうで血清療法を試そうとするときに「だから血清使えって言っただろう!」と怒鳴りたくなりましたが,素人でもそれぐらい考えます.
で,血清打つと,心停止からでも数分で回復します.
すっきりするぐらいの駄作ですから,お勧めです.特に脳みそ中二以下の人には.

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