2011年8月3日水曜日

川崎市民ミュージアム

というわけで,川崎市民ミュージアムも行って来ました.
発端は,川崎へ行って,次の日に多摩動物公園へ行こうと思ったのですが,多摩動物公園は水曜日が休園日という事なので,反抗して,火曜日に多摩動物公園へ,その後多摩モノレールで立川へ出て,立川泊まりして,,南武線武蔵小杉へ向かうパターンに変更です.
ここに来るのは何十年ぶりだろう?子供と縁がないヲカマは,動物園なんかそうやたらに来ませんから.なにしろ多摩丘陵です,真夏とは言え,比較的涼しい日だったので良かったものの,炎天下なら熱中症間違いなしな強行軍になりそうです.
 ライヲン.多摩動物公園と言えばライヲンバスですね.小学校の低学年の時,祖父に連れられて乗った事があります.
 「アフリカ象が好き!!パオー!」つい先日,日本最高齢だった,ここのアフリカ象が無くなりましたね.
 ライオン社にある建物は,インド風か??
 コウノトリもいます.と言うより,本来はここがコウノトリ繁殖の本拠地らしいです.
近親交配を防ぐために交配計画を立てたり,兵庫のバックアップにもなっているそうです.
繁殖期なのか,クラッタリング(嘴をカタカタ鳴らす)も見られました.
あたくしが子供の頃,日本中のいくつかの動物園で「網目模様のないキリン」が生まれた事がありましたが,ほとんどが近親交配によるものだったそうです.
現在は世界中の動物園と協力しながら,計画的に交配しています.
初めて乗る多摩モノレール.
この路線は沿線に多数の大学や高校があるため,あられもない格好をしたDDやDK多数が乗っています.ずーっと視姦してました. ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ
さて,昨日も書いたとおり,立川という町はWinsがあるので,なかなかに風流な町なのですが,街中には,趣味の良い骨董のお店,アクセサリーショップ,ブティックなどがあり,そぞろ歩きする分には楽しい町です.
特に駅ビルの本屋さんがあさの7時から開いていたり,上の階にはリブロや青山ブックセンター風な支那泥絵の,地場の本屋さんがあったり,なかなか文化の香りもします.
そういえばあたくしの父親は昔,米軍の立川基地に勤めていたわね.
さて,今日は南武線に乗って一路,武蔵小杉まで.
「実相寺昭雄展 ウルトラマンからオペラ「魔笛」まで」を見に.
行政が運営する博物館や美術館って言うのは交通アクセスを考慮しない事が多いので,内容が良いのに入場者数が伸びない事が多い.
茨城県坂東市の「茨城自然博物館」なんか実に本格的な博物館で,科博と較べても遜色ないようなところなのに,公共交通機関が無いに等しい,そして,車でないと絶対に行けないロケーション.勿体ないわね.
で,ここも,武蔵小杉の駅からバスで10分ほどの等々力緑地にあるのだけど,それなりにバスの本数はあるし,歩いて行けない距離ではないです.
たまたま「ミュージアム行き」のバスに乗れたのですぐに着きました.
で,実相寺昭雄,映画監督としては知っていても,絵も達者だったのね.ま,大体の監督さんは絵コンテも自分で描く事が多いみたいだけど.
その他にもATGの映画が流されていたり,暇つぶしに描いた絵があったり(これがまた,アウトサイダーアートみたいな絵なのよ)
実相寺の二期会魔笛は,初演時にチケットを買っていたのだけど,小劇場でレオンカヴァッロの「ザザ」があり,「実相寺昭雄の魔笛なら再演が確実だから」とチケットは友人に譲った覚えがあります.ところが,再演時に実相寺昭雄はすでに物故者になっていました.
新国のオペラパレス,プロセニアムを取っ払った巨大な間口の装置でした.
その他にも,コレクションしていたフィギュアや鉄関連など,なかなか見応えのある展示でした.
実相寺は長らく川崎に居住したので,死後寄贈されたそうです.そういえば奥さまの原知佐子さんは最近見かけませんね.

その他にも福田繁雄の所蔵作品が展示してありましたが,トポロジー系のポスターばかりで,立体作品はなかったのが残念.

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