2012年1月14日土曜日

イーゴリ公☆☆☆☆☆

2012年1月14日 ウクライナ国立オデッサ歌劇場 イーゴリ公☆☆☆☆☆ 於 Bunkamura オーチャードホール

イーゴリ公・・・・・・・・・アレクサンドル・ブラゴヌダールヌイ
ヤロスラーヴナ・・・・・・・アーラ・ミシャコワ
ガリツキー公・・・・・・・・セルゲイ・ザムィツキー
コンチャク汗・・・・・・・・ヴラディーミル・グラシェンコ
ヴラディーミル・・・・・・・アレクセイ・スレブニツキー
コンチャコーヴナ・・・・・・リリア・クチシェヴァ
指揮・・・・・・・・・・・・ユーリィ・ヤコヴェンコ
演奏・・・・・・・・・・・・ウクライナ国立オデッサ歌劇場管弦楽団

その前に,ヲイヲイ,本当に改装したのかよ,オーチャードホール.平坦な一階席,目障りな手摺,何も変わってないだろう?トイレがきれいになったぐらい?
2007年に見たマールイ依頼,久しぶりの「イーゴリ公」です.
ウクライナといえば日本ではキエフの歌劇場,バレエ団が有名ですが,今回はオデッサです.
マールイもそうでしたが,流石は国立歌劇場のオケ,感動的かどうかは別にして,とてもいい仕事です.ホルンもひっくり返りません.
女声二人が思い切り「スラヴ声」で,スラヴ声好きなあたくしにはたまりません.他の歌手はみんないい声出していました.
レパートリー公演として日常的に上演されているのか,完成度が高い舞台です.書割と紗幕が中心の単純な装置ですが,衣装が豪華だったので,安っぽいイメージはありません.コンチャク汗の衣装もウクライナならではの豪華な毛皮.
ニ幕仕立てで,プロローグと一幕を「一幕」,ニ幕と終幕を「ニ幕」とした,マールイと同じ,三幕を丸ごとカットした版.だから,唐突に終わってしまいますが, 三幕はボロディンの筆がほとんど入っていないらしいのでこれでいいでしょう.コンチャコーヴナの声をもっと聞きたいとは思いましたが.
こういうのを新国でレンタル上演すればいいのに.合唱の活躍が多いので新国の合唱団にも向いていると思うのだけど.
バレエ団には東洋系の顔立ちのダンサーが多くいましたが,旧ソ連にはウズベキスタンだのがあるから,何人かはわかりません.
プログラムを買おうかと思ったのですが,立ち読みしたら,二千円もするのに,中身がグレギーナと西本某ばかりだったので 辞めておきました.
追記
オーチャードは袖が狭いと言われますが,コーラスが袖で待機しているのが丸見えだったのと,バナーを持った人たちが舞台を横切って再度舞台に現れるときも,明らかにバナー丸めてバックヤード歩いて,慌てて広げている感じが丸見えでした.
カーテンコールの緞帳の上げ下げと,コールのタイミングが合わずにヒヤヒヤすること何度も.歌手たち緞帳見てないのか?

0 件のコメント: