2007年6月3日日曜日

天才の育て方


子育てが一息ついて,最近は日本にいることが多い五嶋節さんの本.
本当に素晴らしい人です.
「うちの子供はアホンダラ「神童」とくそったれ「天才」」「どこが天才やねん」なお母様の子育て論.
こんな関西弁こてこてのおばさんがNYで子育てしたのに,二人のバイオリンの天才はきれいな日本語を話します.
「二人とも10才になるまでは共通語で育てた」ご立派.
「自分の子供だけを愛してください,そうすればよそのお子さんも,親御さんにとってどれだけ大事な存在か分かる」「過保護の何が悪い!過保護と甘やかしは違う」
いつかも,みどりさんには「女として必要な物は,料理裁縫全てしつけた」「龍のおしめまで替えさせた」と言ってました.
フジテレビで不定期に放送される龍くんのドキュメンタリーでもこのお母さんが凄い人と言うことは分かります.
みどりさんはジュリアードを中退してニューヨーク大学を卒業,龍くんもハーバードに進学,しかも空手の型でも世界で有数の実力と「文武両道」.
決して単なる天才ではない.
「子育てではなく,子に育てられた」「生まれてきてくれたことで親孝行は終わっている,その後はいかに子に恩返しをするか」
「二人の子供が誇れるのは(バイオリンではなく)優しさ」と胸を張る.
最近NHKで節さんを拝見したばかりだったので,面白さもひとしおでした.
とにかく素晴らしい親子です.
龍くんは可愛いし.オホホ.

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